読書の部屋、今日読む本はこれ!北条早雲 明鏡止水篇 富樫倫太郎/著

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富樫倫太郎の北条早雲4巻目明鏡止水篇です。

北条早雲の伊豆統一から小田原城再奪取、そこから東相模への進攻を始めるところで終わります。

屍が導く、関東への道!宿敵・足利茶々丸との最終戦と悲願の伊豆統一、再び
の小田原城攻め、そして長享の乱の終結…己の理想のため鬼と化した男に、
はや安息はない。

北条早雲 – 明鏡止水篇

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本書では、北条早雲は当時として非常に稀有な大名に描かれています。

普通、支配地での年貢は6公4民、ひどいときは8公2民となるところを本小説では4公6民で支配したとかかれています。このため、始め、農民はその数字を信じず、裏があるのだと疑い、それが事実とわかると驚愕するそうです。

そうして、この領主の支配を望むようになっていきます。

今回、瀕死の重傷を負った茶々丸は生きていたことがわかります。彼を滅ぼさない限り、伊豆の安定を図れないことを知っている早雲は、東伊豆の大見三人衆を味方に引き入れ、茶々丸を追って、宗瑞は下田・深根城を攻め滅ぼします。

しかし、どこまでも狡猾な茶々丸は、死に際しても早雲に対し、呪いのごとき言葉を吐きます。そのため、早雲は不本意ながらも、この先の統治のために、上記のような慈悲深い顔だけでなく、戦国大名としての厳しい側面も見せ、深根城にいた人々を皆殺しにしてしまいます。

今回は、相模湾で大地震があり、北条早雲が蓄えた物資を全て取り出し、被災した農民に施す場面が出てきます。史実かどうか60爺は知りませんが、なかなか出来ることではないことはわかります。

このようなことが他国に伝わると、その国の過酷な状況の百姓たちは、早雲の治世を望むようになるのは明らかです。

突然、現れた北条氏という家が関東を席巻したのも、このあたりが影響していると思われます。

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これが下敷きとなり、小田原城再奪取につながっていくことが書かれています。

また、早雲にとって良いことだけではなく、片腕とも頼んでいた弟の死に直面します。この時代は、身体を使って戦っているので、運が悪いと、すぐ隣に死が待ち構えています。現代では想像もつかない厳しい時代だったのですね。

これからの敵は三浦一族で、その跡取りとなる怪物のような若者が登場します。次巻は、彼らとの戦いが中心となるでしょう。

60爺は、読みやすく面白いこの人の小説も好きです。

是非、ご一読を。

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