1.開花と満開
だいぶ暖かくなってきました。暑さ寒さも彼岸までという言葉が実感できますよね。
温暖化の関係か、暖かくなったというか、急に暑くなったりしまして、桜の開花情報がちらほらと聞かれるようになりました。もう咲いて、来週末には満開になるなんて話しも出てきました。
さてさて、そこで、桜の開花について調べてみましょう。「桜 開花」でググルと、たくさんの情報が出てきます。この時期では、当然のことながら、桜の開花予想がほとんどですね。
さて、開花と満開を調べると次のように出ています。
- 開花(かいか、英: anthesis)とは、植物の花が咲く(花の蕾が開く)ことである。 ウィキペディア
- 満開(まんかい)とは、花が十分に開くこと。また、すべての花が開くこと。はなざかり。 デジタル大辞泉
2.開花と満開の時期
それでは、昨年までの桜の開花と満開の期日を調べてみましょう。2011-2017年までの2011-2017年のさくらの開花日とさくらの満開日が気象庁のページに出ています。
7年間(2011-2017年)の横浜の開花日と満開日の天気と気温を合わせて載せておきます。

気温を見てみるとどうでしょう。穏やかに暖かい日が続いているのでしょうか?開花日を見ると、昨年は少し寒かったようですが、その他は、16℃以上で落ち着いています。満開日は、一昨年を除き、20℃前後で暖かいですね。
さて、開花から満開の間の日数を見てみると最短で4日(2013年)、最長で12日(2017年)です。その間の気温はこんなものでした。何か関連があるのでしょうか?

色々見てみましたが、簡単に見つかる関連はないようです。20℃を越える日が続くと満開になるのだとは言えそうです。
3.開花日の予想
こんな記事を見つけました。
過去のお天気帖を見ながら、この記事の中身を検証してみましょう。
(1) 15℃の日数を数える
初めの方法は、以下の条件で日数を数えるものです。
- 2月1日を開始日にします。
- 15℃以上の日を1日
- 合計で23日~24日
(2) 1日の最高気温の合計が600℃
最高気温を合計していって、600℃に達したら開花するというものです。
- 2月1日を開始日にします。
- 1日の最高気温を毎日足していきます。
- 600℃が近づけば、かなり正確に開花になる日が分かります。
(3) 計測結果
2011年から2017年までの7年間で試したんですが、(1)の方法では全く成り立たなかったです。何ででしょう?
2月1日から3月31日までの15℃越えの日数は、順に、11、5、20、16、12、21、7日で該当する年がありませんでした。
60爺が何か間違えている可能性が高いです。
ですので、(1)の方法はパスします^^;
(2)の方法ですが、こちらは概ね、良い値になったようです。
- 2011年 開花日:3月30日 計算:3月24日 6日早い
- 2012年 開花日:4月2日 計算:3月29日 4日早い
- 2013年 開花日:3月18日 計算:3月19日 1日遅い
- 2014年 開花日:3月25日 計算:3月25日 バッチリ!合いました!
- 2015年 開花日:3月23日 計算:3月23日 バッチリ!合いました!
- 2016年 開花日:3月23日 計算:3月19日 4日早い
- 2017年 開花日:3月25日 計算:3月21日 4日早い
ご覧の通り、全て、一週間以内の誤差で済んでいます。2014年、2015年はバッチリと合っていました。
素晴らしい!
これを使用して今年2018年の開花日を見てみましょう。
20日の時点で開花日に達していますね。もう、いつ開花してもおかしくない状況にありますね。今日も寒いみたいなので、暖かくなる明日、明後日が開花日と思ってよさそうです。