将棋朝日杯将棋オープン戦の参加棋士と賞金及びシステムや過去の優勝者など

  • 2019年1月30日
  • 2020年8月7日
  • 将棋

本棋戦の2017年(第11期)2018年度開催(第12期)と、藤井聡太五段(2017年)、七段(2018年)が、羽生善治九段以来の連覇を遂げて話題になりました。

本件が新聞やニュースで大きく報じられたことは記憶に新しいと思います。

1.朝日杯将棋オープン戦とは

朝日杯将棋オープン戦(あさひはいしょうぎオープンせん)は、朝日新聞社主催の将棋の棋戦です。

2006年度で終了した朝日オープン将棋選手権の後継棋戦として2007年に創設され、その際、回次も第1回と改められました。

この棋戦は、早指棋戦(持ち時間40分)で、棋士が1日に2回対局することが珍しくありません。日本将棋連盟の対局予定では、この棋戦の結果が次のようになっています。

日本将棋連盟 週間対局予定2月16日分より抜粋:渡辺-千田の勝者と、行方-藤井の勝者が決方で顔を合わせます。勝者は、1日に2局指すことになるのがわかります。

2.参加棋士と賞金

(1) 参加棋士

棋戦概要を見ますと、全棋士、アマチュア10名、女流棋士3人が参加します。

女流棋士は、主催者推薦3名を選抜します。アマチュアは、朝日アマ名人、朝日アマ名人戦全国大会のベスト8及び学生名人の10名が参加します。

(2) 賞金

現在の賞金額は公開されており、750万円(2017年の第11回から)です。それ以前は1,000万円だったのですが、減額となっています。

3.朝日杯将棋オープン戦のシステム

一次予選、二次予選、本戦を行って優勝者を決定します。

本棋戦は、一次予選、二次予選、本戦の決勝戦も含めた全てが一番勝負でのトーナメント棋戦です。

※前身の朝日オープン将棋選手権では、タイトル戦と同じく挑戦手合制の五番勝負が採用されていました。

上記でも述べたとおり、早指棋戦のため持ち時間は40分と短く、1人が1日に2局対局することが多いです。

本戦は基本的にすべて1日2局であり、準決勝と決勝においても同じ日に行われます。

◆ シード棋士について

本戦シードは8名、二次予選シードは16名です。シード棋士の順位は以下のように定められています。

  • 前回ベスト4
  • タイトル保持者
  • 永世称号者
  • 全棋士参加棋戦(NHK杯と銀河戦)優勝者
  • 前回本戦出場者

(1) 一次予選

16ブロックに分かれ、トーナメント方式で二次予選への進出者16名を決定します。アマと女流棋士は一次予選の各ブロックに1人ずつ割り振られます。彼(彼女)の対局は、必ず1回戦となります。

アマの対局は10局とも同日に開催されます。関東では朝日新聞東京本社、関西では大阪本社もしくは関西将棋会館、で午前と午後に分けて5局ずつ、公開対局で行われます。

アマ枠に対するプロの対局者は、新人即ち棋士番号の大きい方から10人が選ばれます。この際、シード者は除かれます。

棋士の対局は、ほとんどが2回戦からですが、数名の棋士は棋士同士で1回戦を戦うことがあります。

1回戦がある棋士は4連勝、2回戦から出場の棋士は3勝で2次予選に進出できます。

(2) 二次予選

一次予選からの勝ち抜き者(16名)と二次予選からのシード者(16名)が8つのブロックに分かれ、トーナメントで本戦出場者8名を決定します。

トーナメント表は二次予選進出者とシード者が1回戦で対戦するように組まれます。

32名中8名が本戦に進出しますので、2回勝利すれば良いことになります。

(3) 本戦

二次予選の勝ち抜き者(8名)と本戦シード者(8名)がトーナメント方式で優勝を争います。本戦進出者とシード者は1回戦で対戦するように組まれます。

準決勝と決勝は東京・有楽町マリオン内有楽町朝日ホールにて公開対局で行われることが恒例となっています。

4.歴代優勝者

2007 2008年2月9日 行方尚史八段
2008 2009年2月14日 阿久津主税六段
2009 2010年2月13日 羽生善治名人
2010 2011年2月12日 木村一基八段
2011 2012年2月11日 羽生善治二冠
2012 2013年2月9日 渡辺明竜王
2013 2014年2月8日 羽生善治三冠
2014 2015年2月14日 羽生善治名人
2015 2016年2月13日 羽生善治名人
2016 2017年2月11日 八代弥五段
2017 2018年2月17日 藤井聡太五段
2018 2019年2月16日 藤井聡太七段
2019 2020年2月11日 千田翔太七段

複数回優勝を遂げたのは、羽生善治九段しかいなかったのですが、2017年、2018年と藤井棋聖が連覇を遂げました。