国みたいな漢字は何?右側が開いた「匡」など似た漢字を紹介
「国」に似た漢字を見かけたけれど、何という漢字なのか分からないことはありませんか。
「国」の右側が開いていたり、囲いの中に「王」が入っていたりと、少し形が違うだけで別の漢字になることがあります。
国に似た漢字には「匡」「囯」「匤」「國」などがあり、それぞれ読み方や意味、字形に違いがあります。
この記事では、国に似た漢字を一覧で紹介し、それぞれの読み方と形の違いを解説します。
国みたいな漢字を一覧で紹介

国に似た漢字には、囲いの形や中に入っている文字が異なるものがあります。
まずは、次の一覧で確認してみましょう。
| 漢字 | 読み方 | 国との形の違い |
|---|---|---|
| 匡 | キョウ・ただす・すくう | 右側が開き、中に王がある |
| 囯 | コク・くに | 囲いの中が玉ではなく王 |
| 匤 | キョク・コク | 右側が開き、中に玉がある |
| 國 | コク・くに | 囲いの中に或がある |
「匡」と「匤」は右側が開いた形をしていますが、「囯」と「國」は四方を囲む形です。
また、「囯」と「國」は「国」と同じ意味を持つ漢字ですが、「匡」と「匤」は別の意味を持ちます。
それぞれの特徴を、もう少し詳しく見ていきましょう。
国に似た漢字の読み方と違い
ここでは、上記一覧で紹介した「匡」「囯」「匤」「國」のここについて、少し細かくみて行きます。
匡|国の右側が開いたような漢字

「匡」は、音読みで「キョウ」、訓読みで「ただす」「すくう」と読む6画の漢字です。
部首は「匚(はこがまえ)」で、間違いを正す、困っている人を助けるといった意味があります。
「国」との違いは、囲いの右側が開いていることと、中の文字が「玉」ではなく「王」であることです。
「国」は四方を囲む「くにがまえ」ですが、「匡」は右側が開いた「はこがまえ」なので、部首も異なります。
「匡」の詳しい意味や成り立ち、名前での使われ方については、別記事「はこがまえに王で匡!読み方から意味・名前での使われ方まで総特集」で紹介しています。
囯|国の中に「王」がある漢字

「囯」は「コク」「くに」と読み、「国」の異体字に当たる7画の漢字です。
「国」と同じ意味を持ちますが、囲いの中の文字が異なります。
「国」は「玉」が入っているため点がありますが、「囯」は「王」が入っているため点がありません。
どちらも部首は「囗(くにがまえ)」で、四方を囲む形をしています。
現在の一般的な文章では「国」が使われるため、「囯」を見かける機会は多くありません。
匤|匡の中に「玉」がある漢字

「匤」は、音読みで「キョク」「コク」と読む7画の漢字です。
部首は「匚(はこがまえ)」で、箱や小箱を意味します。
「匡」と同じように右側が開いた形をしていますが、中に入っている文字が異なります。
「匡」は中に「王」があり、「匤」は「玉」があるため、点が一つ多くなっています。
この違いに注目すると、「匡」と「匤」を見分けやすくなります。
國|国の旧字体

「國」は「コク」「くに」と読む11画の漢字で、「国」の旧字体です。
部首は「囗(くにがまえ)」で、現在の「国」と同じ意味を持ちます。
「国」との違いは、囲いの中に「或」という文字が入っていることです。
現在は新字体の「国」が一般的に使われていますが、古い文献や人名、固有名詞などでは「國」を見かけることがあります。
「國」は「国」と同じ字種に属する旧字体であり、「匡」や「匤」のような別の意味を持つ漢字とは異なります。
匡・匤を含む漢字「筐」「筺」

「匡」と「匤」は、それぞれ竹冠を付けた形の漢字にも使われています。
竹冠の下に「匡」がある漢字は「筐」、竹冠の下に「匤」がある漢字は「筺」です。
「筐」は音読みで「キョウ」、訓読みで「かご」「かたみ」などと読み、物を入れるかごや箱を意味します。
一方、「筺」は「筐」の異体字で、同じ意味を持ちます。
両者の違いは、竹冠の下にある「王」に点が付いているかどうかです。
「筐」は点がなく、「筺」は点が一つ付いています。
なお、これらは「国」に直接似た漢字というよりも、「匡」「匤」を構成要素に持つ関連漢字です。
まとめ
今回は、「国」に似た漢字として「匡」「囯」「匤」「國」を紹介しました。
見分ける際のポイントは、囲いの右側が開いているかどうか、そして中の文字が「王」「玉」「或」のどれになっているかです。
似た形の漢字でも、同じ意味を持つものと、まったく異なる意味を持つものがあります。
迷ったときは、囲いの形と中の文字を確認してみてください。
参考資料
漢字ペディア「匡」
漢字辞典オンライン「囯」
漢字辞典オンライン「匤」
漢字ペディア(筐・筺の確認)







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