辻の点一つの出し方をパソコンでどのようにやるか手順付きで解説

2023年11月28日

辻という漢字ですが、恐らく、どこかで見たことがあると思います。

この辻の「しんにょう」が点二つであることをご存知でしたか?

60爺

余り意識していませんでしたが、点は一つだと思ってましたよ!

ちょっと驚きですが、嫁さんに聞いたら、「知ってる。だけど、昔は一つだったよね。」と言われて一安心。

でも、パソコンで「つじ」変換とすると、表示されるのは「辻」という点二つの漢字です。

そこで、変換候補を見ても辻󠄀の点一つの漢字は無いんです。

今回の記事では、辻の点一つの出し方をパソコンでどうやるかを解説したいと思います。ある方法を使えば簡単に表示できますよ。

それでは、どうか最後までご覧になってくださいね。

辻の点一つの出し方をパソコンでどうやるか

さて、辻の点一つの出し方をパソコンでどうやるかを紹介します。

辻の点一つの出し方をパソコンでどうやるか

やり方は、おまけの「異体字セレクタ」を含め、4つあります。

一番簡単なのはコピーでしょうね!
それに続くのが、IME設定を変更して「つじ」と変換する方法です。
一度設定すれば、以後は通常変換だけで「辻󠄀」を入力できます。

お急ぎの方は、次の表を見てご確認ください。

方法おすすめ
コピー★★★★★
IME設定★★★★☆
IMEパッド★★★☆☆
異体字セレクタ★☆☆☆☆

1.コピーした「辻󠄀」を貼り付ける
2.IMEを設定することで検索窓に「辻󠄀」を変換候補に出す
3.IME パッドから異体字を挿入する

1.の方法は、環境設定したり、IMEパッド立ち上げは面倒くさい方向け。
どうせ、そんなに使わないから1回出来ればいいやという方も、この方法が向いています。

2.の方法は、IMEの設定を変更することで、今まで変換候補になかった「辻󠄀」を変換候補に追加できます。あとは、この「辻󠄀」を選択するだけ。

3.の方法は、IME パッドから手書きで辻󠄀を書いた後に、異体字を挿入することで「辻󠄀」を出します。

「髙」「㐂」や「𠮷」などと比べると、点一つの「辻󠄀」は通常の文字変換では出しにくく、少し手間がかかります。

ただし、IMEの設定を一度変更しておけば、以降は「つじ」と入力して変換候補から選べるようになります。

※難しい漢字の出し方・打ち方を紹介した記事が複数あります。

それでは、上記に示した辻の点一つの出し方をパソコンでどうやるかを解説します。

なぜ「辻」は点一つと点二つの両方があるの?

「辻」という漢字には、しんにょうの点が二つの「辻」と、点が一つの「辻󠄀」の二つの表記があります。

現在、人名用漢字として使われている標準的な字体は、点二つの「辻」です。

一方、点一つの「辻󠄀」は異体字(同じ漢字の別の字形)として扱われています。

ただし、名字では昔から点一つの「辻󠄀」を使用しているケースも少なくありません。

そのため、戸籍上の氏として現在も使われています。

「点一つは間違いなのでは?」と思われることがありますが、そうではありません。

一般的な文章では点二つの「辻」を使い、姓などでは点一つの「辻󠄀」が使われることがある、と理解しておくとよいでしょう。

※「辻」の点一つと点二つの違いや、なぜ二つの表記が存在するのかについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
⇒ 辻は点一つでも間違いじゃない!その理由から出し方まで大特集

辻󠄀を入力するパソコンの手順

それでは、辻の点一つの出し方をパソコンでどうやるか、その手順をみていきましょう。

上述しましたが、次の3つの方法を順に解説します。

  1. 「辻󠄀」をコピー&ペースト
  2. IMEを設定することで検索窓に「辻󠄀」を変換候補に出す
  3. IME パッドから異体字を挿入する

それでは、個別の手順を解説していきます。

トップは、『「辻󠄀」をコピー&ペースト』です。

「辻󠄀」をコピー&ペースト

まずは、以下の「辻󠄀」をコピーしてください。

辻󠄀

「辻󠄀」を貼り付け
あとは、メモ帳など、「辻󠄀」を入力したい場所に「貼り付け」を行います。
「Ctrl+V」でもOKです。
「辻󠄀」入力完
「辻󠄀」の入力が完了!

あっという間に、一点しんにょうの「辻󠄀」が入力できます。

もし、上記コピー内の「辻󠄀」が二点しんにょうの場合、以下の章の1.環境変更を試してください。

IMEを設定することで検索窓に「辻󠄀」を変換候補に出す

この方法は、以下の2つの手順を踏んで実現します。

  1. 環境変更
  2. 一点しんにょうの「辻󠄀」を入力

それでは、環境変更から解説します。

環境変更

IME起動
デスクトップの右下のタスクバー「あ」もしくは「A」にカーソル合わせて右クリックします。
「設定(S)」クリック
表示されたメニューから「設定(S)」をクリックします。
「全般」クリック辻󠄀
表示されたメニューから「全般」をクリックします。
「…文字セットの選択…」変更
画面の中ほどにある「変換候補の一覧に含める文字セットを選択する」内の「すべて」を選択します。

以上で、環境の設定は終了です。

引き続き、『一点しんにょうの「辻󠄀」を入力』の手順を示します。

一点しんにょうの「辻󠄀」を入力

エディタを起動
初めに、テキストエディタ(メモ帳)を起動します。
「つじ」と入力
「つじ」と入力します。すると、候補が一覧で出てきます。
「辻󠄀」を押下
候補から「辻󠄀」を選択します。
「辻󠄀」入力
こうすることで、「辻󠄀」を入力できました。

以上で、『IMEを設定することで検索窓に「辻󠄀」を変換候補に出す』やり方で、「辻󠄀」の入力が出来ました。

次に、『IMEパッドから一点しんにょうの「辻󠄀」を入力』する手順を解説します。

IMEパッドから一点しんにょうの「辻󠄀」を入力

エディタを起動
初めに、テキストエディタ(メモ帳)を起動します。
IME起動
デスクトップの右下のタスクバー「あ」もしくは「A」にカーソル合わせて右クリックします。
「IMEパッド」クリック
表示されたメニューから「IMEパッド」をクリックします。
マウスで「辻󠄀」を書く
「IMEパッド-手書き」画面が表示されるので、赤矢印に示したようにマウスで「辻󠄀」を書きます。
すると、右側に候補となる漢字が表示されます。二点しんにょうの「辻」が表示されます。
「辻」右クリック
二点しんにょうの「辻」を右クリックします。
メニューが表示されるので「異体字の挿入」をクリックすると、しんにょうの「辻󠄀」が表示されますのでクリックしましょう。
「辻󠄀」入力
こうすることで、「辻󠄀」を入力できました。

※葛の下がヒの漢字を同様の方法で出してみました。
⇒ 葛の下がヒの漢字の出し方!必要なセッティングで一発解決

※IMEパッドは、いちいちメニューを出さなくても簡単に開く方法があります。
⇒ IMEパッドの出し方!標準とショートカットの実施手順・注意点を紹介

一点しんにょうの「辻󠄀」をパソコンで入力する三つの手順を示しました。

おまけ:異体字セレクタ使用

おまけとして、「異体字セレクタ」を使う方法があります。

この方法は、「辻」をUnicode:8FBBで打ち込んだ後、異体字セレクタなるものを打ち込んで、点一つの辻󠄀に変更するやり方です。

手順を示しますので、ご覧ください。

「8FBB」入力とF5キー押下
日本語で「8FBB」と打ち、F5キーを押すと「辻」が表示されます。
「E0100」入力とF5キー押下
続けて、日本語で「E0100」と打ち、F5キーを押すと、「辻」が「辻󠄀」に置き換わります。
点一つの「辻󠄀」入力完了
点一つの「辻󠄀」の入力が完了しました。

魔法のようなやり方ですが、あっという間に、点一つの「辻󠄀」が入力できました。

ただ、ちょっと注意が必要です。

60爺が試したのは、Libre Office Writerで、フォントが「Note Serif JP」ではうまくいきました。

また、Firefox、Chrome、Edgeの各ブラウザでも、うまくいきました。

しかし、Excel 2021、秀丸では、同じフォントでも「辻󠄀」が表示されませんでした。

環境によって、うまくいったり、いかなかったりするので、参考程度にした方が良いと思います。

邦という漢字の突き抜けない字形を出すために、異体字セレクタを使いました。

※樋の点一つの漢字について追いかけました。
⇒ 樋の点一つの漢字は出せる?パソコン・スマホ・テプラで試してみた

今回のように、パソコンやスマホでは入力しにくい漢字は少なくありません。「海」の旧字の出し方についても、別の記事で詳しく解説しています。

記事を完了する前に、注意事項述べておきます。

注意事項

さて、無事に「辻󠄀」を入力できてホッとしました。そんなホッとしたところで、水を差すのは恐縮なんですが、注意点をいくつか述べておきます。

その注意点は次の2つです。

  • 環境依存文字
  • フォントによる表示の有無

これらについて、ひとつずつ見ていきましょう。

環境依存文字

辻󠄀を出す際に、変換候補には次のような表示が出ていませんでしたか?

環境依存と出ています。これ、環境依存文字(=機種依存文字)のことなんですね。

機種依存文字とは、電子的に扱う文字データのうち、利用するパソコンやスマートフォン等の環境によって文字化けや全く表示できなくなるものをいいます。

引用 機種依存文字について

Windows11で、この記事は書いていますので、もし、「辻󠄀」が壊れていたりしたら、この漢字が環境依存文字だからなんです。

フォントによる表示の有無

もう一つの注意点が、フォントの問題です。

フォントにその文字の「字の形(グリフ)」が登録されていない場合、ミッシンググリフとなり、正常に表示しません。

上記の「辻󠄀」を見てください。

同じ「辻󠄀」を出しても、遊明朝では正しく表示されますが、ARP丸ゴシック体Eでは、ご覧のように「辻」が表示されてしまいます。

フォントによっては、全く文字が出なかったりしますので注意しましょう。

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まとめ

辻の点一つの出し方をパソコンでどうやるかを解説してきました。

辻の点一つの漢字表記については、その由来を含め、こちらの記事に詳しいです。

基本的に、辻は「しんにょう」に点二つが標準字体で、点一つの辻󠄀は異体字なんですよね。

この異体字を出すには環境をいじる必要がありました。あるいは、IMEパッドを使用して異体字を指定する手間がありますね。それだけ、特異な文字であるということです。

何とか出すことは出来ましたが、点一つの「辻󠄀」さんは大変な思いをしているんですな。60爺も、未だに点二つの辻󠄀には違和感を感じますね。

※思えば「打ち方・出し方」の記事も増えてきました

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この記事を書いた人

60爺

60路を越え、RaspberryPi と出会い、その関係でブログ開設(2017/2~)となりました。始めてみると、コツコツやるのが性に合ってしまい、漢字の記事から家の補修・将棋・windows10関係・別名・言い方などジャンルを拡大して今に至ってます。まだまだ、元気なので新たな話題を見つけて皆様に提供できればと思っています。「プロフィールはこちら」