パイ記号「π・Π」の出し方!ファイ記号「φ・Φ」との違い
「パイ」と聞いて、60爺が真っ先に思い浮かべるのは、円周率を表す「π」です。
「π」には大文字の「Π」もあり、数学では小文字と異なる用途で使われます。
一方、建築や製造などの分野では、直径を表す「φ」や「Φ」が「パイ」と呼ばれることがあります。
ただし、「π・Π」はパイ、「φ・Φ」はファイという異なるギリシャ文字です。
さらに、小文字のファイには形の異なる「φ」と「ϕ」があり、フォントによって見え方が変わることもあります。
本記事では、これらの記号の意味と違いを確認したうえで、コピーする方法とパソコン・スマホ・テプラでの出し方を紹介します。
π(パイ)とΦ(ファイ)の基礎知識と使い分け
「π(パイ)」や「Φ(ファイ)」といったギリシャ文字は、学生の頃にお世話になった記号です。
実は、これら、「π(パイ)」や「Φ(ファイ)」ですが、数学、科学、工学の分野で非常に重要な意味を持ちます。
まずは、それぞれの記号の意味と用途を一覧で確認しましょう。
| 記号 | 読み方 | 分類 | 主な用途・意味 |
|---|---|---|---|
| π | パイ | ギリシャ文字(小文字) | 円周率(約3.14159…)、角度のラジアン表記 |
| Π | パイ | ギリシャ文字(大文字) | 総乗(複数の項を掛け合わせる数学記号) |
| φ,ϕ | ファイ | ギリシャ文字(小文字) | 黄金比(約1.618)、角度の位相や変数 |
| Φ | ファイ | ギリシャ文字(大文字) | 磁束・光束(流れの総量)、統計学での累積分布関数 |
π(パイ)の意味と用途
ギリシャ文字の16番目である「π(パイ)」は、小文字と大文字でそれぞれ明確に役割が分かれています。
小文字 π の用途:円周率と角度
小文字の「π」は、一般的に円周率(3.14159…)を表す記号として最もよく知られています。
π = 円周の長さ ÷ 直径の長さ
これは、どんな大きさの円でも常に一定となる無理数です。
また、数学では角度の単位であるラジアン(Radian)の表記にも用いられ、πラジアンが180度に対応します。
大文字 Π の用途:総乗の記号
大文字の「Π」は、数学において、複数の項を掛け合わせる総乗(Product)を示す記号として使われます。
これは、総和を示すシグマ(Σ)の乗算版であり、特に統計学や解析学で利用されます。

Φ(ファイ)の意味と用途
ギリシャ文字の21番目である「Φ(ファイ)」もまた、小文字と大文字で異なる意味を持ちます。
小文字では、「φ」と「ϕ」の2種類があり、異なる文字コードが割り当てられています。
小文字「φ,ϕ」の用途:黄金比
小文字の「φ,ϕ」は、特に数学やデザイン分野で黄金比(Golden Ratio)を表す記号として使われます。
黄金比は、約1.618という値を持つ比率のことで、「最も美しい比率」と称され、パルテノン神殿などの建築や芸術作品に用いられてきました。
φ,ϕ≈1.61803
小文字の「φ,ϕ」は、建築や機械工学の分野における製図において、直径を示す補助記号としても広く用いられます(例:φ50 は直径 50mm を意味します)。
大文字「Φ」の用途:磁束・光束
大文字の「Φ」は、物理学や工学の分野で磁束(Wb:ウェーバ)や光束(lm:ルーメン)などの、流れの総量を示す量記号として使われます。
電気・電子工学では、コイルや回路を貫く磁力線の総量を指す場合が多く、基礎的な物理量の一つです。
※こちらでは、aの上に丸と書く「Å」の読み方から意味・出し方まで追いかけています。
ユーロ記号についても追いかけました。
⇒ ユーロ記号(€)の知識とパソコン・スマホでの出し方完全ガイド
パイ記号「π・Π」とファイ記号「φ・ϕ・Φ」をコピー
パイ記号やファイ記号は、下の表からコピーして使えます。
必要な記号のコピーボタンを押して、入力したい場所に貼り付けてください。
π
Π
φ
ϕ
Φ
また、「φ」はフォントによって大文字の「Φ」に似た形で表示されることがありますが、小文字であることに変わりはありません。
直径記号をコピーしたい場合は、次の「⌀」を使用できます。
⌀
ただし、建築や製造などの分野では、ギリシャ文字の「φ」や「Φ」が直径を表すために使われることもあります。
「パイ」という記号の出し方(パソコン)
パソコン(Windows11)で「パイ」という記号を出す方法は複数あります。
「パイ」には、円周率「π」と直径記号「Φ」がありますが、どちらとも下記の方法が使えます。
- 文字変換
- Unicode変換
以上の方法を順にご紹介します。
文字変換(円周率「π」)
文字変換による円周率「π」の出し方の手順を示します。
- メモ帳起動
- 今回はメモ帳で、円周率「π」の出し方をご紹介します。

- 「ぱい」と入力
- 「ぱい」と入力します。

- 「変換」キー押下
- 「変換」キーを何度か押してください。
変換候補に円周率「π」が見つかります。
大文字と小文字の円周率「π」がありますが、今回は、小文字(3)を選択しました。

- 「π」入力完了
- 円周率「π」が入力できました。

簡単に入力できました。
文字変換(直径記号「Φ」)
次に、文字変換による直径記号「Φ」の出し方の手順です。
- メモ帳起動
- メモ帳で、直径記号「Φ」の出し方をご紹介します。

- 「ふぁい」と入力
- 「ふぁい」と入力します。

- 「変換」キー押下
- 「変換」キーを何度か押してください。
変換候補に直径記号(大文字と小文字)が見つかりました。
大文字(1)を選択します。

- 「Φ」入力完了
- 直径記号「Φ」が入力できました。

こちらも、円周率と同様、簡単に入力できましたね。
unicode変換(円周率「π」)
今度は、unicode変換による円周率「π」の出し方の手順です。
「Π」は「03A0」、「π」は「03C0」と日本語で入力した後、F5キーを押します。
以下の手順では、小文字の「π」を入力する前提です。大文字の「Π」を入力したい場合はunicode「03A0」を入れてください。
- メモ帳起動
- メモ帳を起動します。

- 「03C0」入力
- 「03C0」と日本語で入力します。
右のように「03c0」となりますが気にしないでください。

- F5キー押下
- F5キーを押してください。
変換候補に「π」が見つかりました。

- 「π」入力完了
- 円周率「π」が入力できました。

unicodeは覚えるのが難点です。
unicode変換(直径記号「Φ」)
最後に、unicode変換による直径記号「Φ」の出し方の手順を示します。
「Φ」は「03A6」、「φ」は「03C6」と日本語で入力した後、F5キーを押します。
以下の手順では「Φ」を入力する前提です。「φ」を入力したい場合は「03C6」を入れてください。
- メモ帳起動
- メモ帳を起動します。

- 「03A6」入力
- 「03A6」と日本語で入力します。
右のように「03あ6」となりますが気にしないでください。

- F5キー押下
- F5キーを押してください。
変換候補に「Φ」が見つかりました。

- 「Φ」入力完了
- 直径記号「Φ」が入力できました。

こちらも、円周率と同様の方法で、やはり、unicodeを覚えておくのが難しいですよね。
※パソコンで「記号」や「カナ」の出し方の一覧を記事にしています。
「パイ」という記号の出し方(スマホ)
スマホでの「パイ」の出し方ですが、パソコンで行った文字変換が使えます。
円周率「π」と直径記号「Φ」、それぞれの打ち方を順にみていきましょう。
円周率「π」の出し方
パソコンと同じ「ぱい」を入れて文字変換します。
- 「ぱい」入力
- 日本語で「ぱい」と入力します。

- 変換候補をタップ
- 変換候補の中に目指すモノがないので、変換候補をタップしましょう。

- 「π」をタップ
- 変換候補に円周率が表れました。
小文字をタップしましょう。

- 「π」入力完了
- 「π」が入力されました。

「π」を入力できました。
直径記号「φ」の出し方
今度は、直径記号「φ」の出し方です。
- 「ふぁい」入力
- 日本語で「ふぁい」と入力します。

- 変換候補の「φ」をタップ
- 変換候補に「φ」があるのでタップしましょう。

- 「φ」入力完了
- 「φ」が入力されました。

直径記号「φ」は、候補が現れるので入力が楽でした。
「パイ」という記号の出し方(テプラ)
テプラでは、「π」「Φ」は、文字変換を試しましたがダメでした。
調べてみると、「π」「Φ」は記号の中のギリシャ文字に収納されていました。
さっそくその手順をご紹介します。
「記号・絵」(他機種の場合、こちらを参照)ボタンを押します。

- 「記号」を選択する
- 「記号・絵」画面となるので、「記号」を選んで
ボタンを押します。

- 「ギリシャ」を選択する
- 「記号」画面となるので、「ギリシャ」を選んで
ボタンを押します。

- 該当の記号を選択する
- ギリシャ文字が表れるので、該当の記号(右の図は抜粋版です)を選んで
ボタンを押します。

- 完了
- パイの記号を入力できました。
大文字の「Φ」と小文字の「π」を例として載せました。

TEPRAでは、文字変換でなく記号>ギリシャの中に「π」「Φ」が入っていました。
※テプラで「記号」や「カナ」の出し方の一覧を記事にしています。
⇒ テプラで「記号」「カナ」「特殊記号」の出し方!全部まとめて総特集
まとめ
パイ記号「π・Π」とファイ記号「φ・ϕ・Φ」の意味や違い、各機器での出し方を紹介しました。
円周率を表すのは小文字の「π」で、大文字の「Π」は数学で総乗などを表すために使われます。
「φ・ϕ・Φ」はパイではなくファイですが、建築や製造などの分野では、直径を示す記号として「φ」や「Φ」が使われ、「パイ」と呼ばれることがあります。
また、小文字の「φ」はフォントによって大文字の「Φ」に似た形で表示されますが、文字コードまで大文字に変わったわけではありません。
パソコンとスマホでは、「ぱい」や「ふぁい」と入力して文字変換できます。
テプラでは、記号の中にあるギリシャ文字から該当する文字を選択します。
すぐに使いたい場合は、本記事のコピー欄から必要な記号をコピーしてください。
※思えば「打ち方・出し方」の記事も増えてきました










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