バルタン星人のフォッフォッフォッという笑い声はどこから来たのか

2022年11月6日2023年5月23日

先日、バルタン星人の造形について語りましたが、今回は、バルタン星人のあの独特の笑い方と言いますか、腕を上下しながら出す声について解説します。

ウルトラマンの第二話で登場したバルタン星人ですが、その造形の他に、この声にインパクトがあり、人気怪獣（宇宙人）の仲間入りを果たしたと言えそうです。

皆さんも一度は来たことがありますよね。「フォッフォッフォッ」というあれですよ！

歴代のウルトラマンにも度々登場するバルタン星人の声に特化して由来なども見ていきますので、ご一緒に見ていきましょう。

バルタン星人の笑い声について

まずは、バルタン星人の笑い声を聞いてください。

「フォッフォッフォッ」というか「フワッハッハッハッ｣と聞こえますが、皆さんはどうでしょうか？やはり、存在感のある嗤い声ですよね！

このバルタン星人の嗤い声ですが、初代、２代と続きますが、メフィラス星人の配下として登場する３代目は脇役としての登場、返ってきたウルトラマンに登場する４代目（バルタン星人Jr）も嗤いません。

そして、５代目バルタン星人は久々に嗤い声を響かせます。

それ以降のバルタン星人の嗤い声は確認できませんでした！

笑い声はどこから？

ウルトラマン第二話は「侵略者を撃て！」という表題です。この作品の監督が飯島敏宏氏なんですが、インタビューの中で、「バルタン星人は時代劇ですよ」と語っています。

何を言っているのかと言うと、『時代劇で悪人が出てくれば「うふふふ」っていう笑いとか、「わははは」って笑うあれでしょうね』と言うことです！

時代劇で、「悪じゃのう、越後屋」「お代官様こそ」「うふふふ」「わははは」って奴ですよ。

なお、腕を上下しながら嗤う姿は印象的ですが、実は、着ぐるみのハサミがとても重くて、「腕を下げていると爪が重くて大変だったから、休むために生まれたシーン。腕を上にあげて立てていると楽だった」そうです。

思わぬところから、名シーンが生まれるんですね。

これは、以前の記事でも言っています。

バルタン星人の造形はセミ？それともエビ？その答えをバッとご紹介！

突然ですが、今回はバルタン星人について記事を書きます。というのも、最近、ウルトラマンのビデオを見 ...

 https://www.mizutan.com/wordpress/?p=12890

声の元は何か？

あの独特な笑い声は、東宝の劇場用作品の「マタンゴ」のモノを流用しているそうです。

特徴的な笑い声はテープを手で引っ張りながら再生して、声に微妙な緩急をつける事で作っているそうです。
ちなみに元々はバルタンオリジナルの音声ではなく、1963年に公開された特撮映画『マタンゴ』に出てくる怪物、マタンゴの笑い声を流用しています。

引用 yahoo!知恵袋

ちなみに、ウルトラＱで出てきたケムール人の鳴き声もバルタン星人と同じ嗤い声です。

おまけ：バルタン星人の真似

おまけとして、バルタン星人を「まねの仕方」を伝授します。

バルタン星人解剖

ここでは、初代バルタン星人を解剖していきます。バルタン星人の設定内容を見ていきましょう。

目が凄くいいんですね。視力はどの位なんだろ。アフリカの平原にいる種族で視力10.0の人が出ていましたが、それ以上なんでしょうね！

手は凄く大きなハサミですよね。鉄板を切り裂くことが出来る上に、２種類の光線を出すことが出来るなんて驚異的ですね。

ミサイル攻撃も跳ね返す皮膚ってどんな硬さなんでしょう！

最後に

バルタン星人の嗤い声について解説しました。

バルタン星人は、色々な作品でも登場していますが、どこまで、あの嗤い声が使われていたか調べることが出来なかったのは残念です。

嗤い声は時代劇から連想したとはだれも思わなかったでしょうね。この時の上下にハサミを揺らすポーズも着ぐるみの重さから来ていたとは･･･。

そして、この声も以前の作品の転用だったんです！再利用を促進していたんですな～。おまけにケムール人も同じだったとは、円谷プロもうまく転用するもんですね。

この記事を書いた人

60爺

60路を越え、RaspberryPi と出会い、その関係でブログ開設（2017/2～）となりました。始めてみると、コツコツやるのが性に合ってしまい、漢字の記事から家の補修・将棋・windows10関係・別名・言い方などジャンルを拡大して今に至ってます。まだまだ、元気なので新たな話題を見つけて皆様に提供できればと思っています。「プロフィールはこちら」