1月の別名を探すと膨大な数に!由来探しも手馴れてササッとご紹介

2023年11月6日

さて、月に一回ご紹介している「月の別名」のシリーズですが、今回は1月の別名ですな。6月から始めて7,8,9…,12月まで終了し、残るは5ヶ月分になりました。

1月は年の初めの月です。1年の最初の月ですネ。

60爺

1月の別名も膨大な数と言いましたが87個もありました。

月の異名の記事の中で紹介している「1月の異名」では別名に9つの名称を載せていますなあ。

今回の記事は、先月までやってきたように、参考記事に載っている膨大な別名をベースに由来等を探してご紹介していきます。

どうか、ごゆっくりお楽しみください。

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1月の異名は

別名に行く前に、1月の異名という和風月名(旧暦の月の和風の呼び名)を、まず、見ていただきましょうか。恐らく、こちらの名称を思い浮かべる方がほとんどでしょう。

1月の和風月名は次の通りです。

1月の異名(和風月名)は?

睦月 むつき

1月の異名をご存知の方はどの位ですかねエ?それほど有名でもないと思います。この月を知っている割合を調べるアンケートなんかないんですね。

それでは、この「睦月」の由来を見てください。2つあります。

  • 正月に一家がなごやかに「むつみあう」日を送るところから。
  • 「生む月」の説もある。

「むつみあう」⇒「むつき」、「うむつき」⇒「むつき」、ふむふむ、共にありえそうですな。

その他にも、『大言海』では、月名は全て稲作に関連する立場から「実月(むつき)の義、稲の実を、始めて水に浸す月なりと云ふ」とあります。

参考:月の異名を一覧で確認する!それらの由来・別名・覚え方などを大特集

1月の別名は?

それでは、1月の別名(睦月は除きます)を見ていきましょう。

1月の別名は?

冒頭でいったように、別名の数は87もありました!

夷鐘、寅月、祝月、王春、開春、開端、解凍、嘉月、華歳、花晨、初、霞初月、規春、暮新月、建寅月、元会、元月、献歳、献春、歳始、歳首、歳初、早緑月、三微月、三陽、始月、始和、主月歳、首歳、首春、修正、春王、春浅、正月、上月、肇歳、肇春、上春、肇年、条風、初春、初節、初陽、始和、新春、新暦、陬、陬月、青歳、歳首、青春、青達、正陽、青陽、早春、泰月、大簇・太簇、太郎月、端月、端春、端正、肇月、肇歳、肇春、肇年、桐月、年初月、年端月、寅の月、子日月、年初、初春、初空月、発歳、発春、発月、初月、初年、初春、初春月、初見月、芳春、甫月、暮冬、甫年、正月、陬、陬月、孟陬、睦月、親月、眤月、孟春、孟陬、孟陽、陽春、履端、律月、良節

12月は81でしたから、さらに6増加しましたよ。

参考:月睦月(むつき)

前回は、「歳の末のせいなのか、12月の別名は81個という莫大な数」と言いましたが、今回は「歳の始めのせいなのか、1月の別名は87個という膨大な数」ですよ。

それでは、次の章で、これらの膨大な別名の由来ないし、辞書等に載っているか、調査した結果をご報告します。


「1月の別名」の由来等が判明したモノ

最初に、1月の別名である、ないしは、それなりの確認ができた別名を一覧にしましたので、ご紹介しましょう。

寅月いんげつ陰暦1月の異名。
寅の月(とらのつき)。古代中国では冬至を含む月に、北斗七星の取っ手の先が真下(北の方角)を指すため、この月を十二支の最初である「子月(しげつ)」とした。以下、12月は「丑月(ちゅうげつ)」、翌1月は「寅月(いんげつ)」と呼ばれた。
祝月いわいづき1月・5月・9月の称。

《特に斎(い)み慎む月と考えられたところから》
その月の1日には、身なりを整えて祝ったり、社寺へ参ったりした。「とりわけ—、鬢付け、元結をととのへ、人交りもしたからう」〈浄・油地獄〉
王春おうしゅん「しょうがつ(正月)」の異名。

(古代中国では、王朝ごとに暦法を異にしていたので、孔子がその天下一統の理想を「春秋」に示すにあたって、周王朝の暦を用い、これを「春、王の正月」と表現したと考えられていることによる) 「しょうがつ(正月)」の異名。王春月。王月(おうげつ)。
開春かいしゅん春の初め。はつはる。
開端かいたん始める。
解凍かいとう陰暦正月の異称。
嘉月かげつ[三月とする文献も]陰暦3月の異称。
華歳かさい正月。
花晨かしん陰暦の二月十五日
花咲く朝。陰暦の二月十五日を「花晨」八月十五日を「月夕」といいます。 「花朝」・「花晨」は花の咲いた朝、「月夕」は月の出ている夕べのこと。 そのまま、花の咲いた朝と月の出ている夜という意味です。
霞初月かすみそめづき陰暦正月の異称。
規春きしゅん一年の最初の月。陰暦では陽春の始めもさす
暮新月くれしづき陰暦正月の異称。

「暮新月(くれしづき)」には、「年末」を意味する「暮」の字が入っていますので、「日付が新年に変わったばかり」のころを表現する日本語です。
建寅月けんいんげつ陰暦1月の異名。
元会げんかい元・会・運・世は儒学における世界(時間)のサイクルで、「1元(12万9600年)経つと天地の寿が終わり、再び1元が始まる」とするもの。 1元は12会で、1会は1万800年(30運)。
元月げんげつ(旧暦・新暦の)1月,正月.
献歳けんさい(「献」は進む意。新しい年が進み来ることから) 新年、正月をいう。
献春けんしゅん一年の最初の月。陰暦では陽春の始めもさす
歳始さいし年始の別称 一年の最初の月 季節 新年
歳首さいしゅ・せいしゅ年の始め。年始。年頭。年首。
歳初さいしょ一年のはじめ。 一年の最初の月 季節 新年
早緑月さみどりづき陰暦正月の異称。この月からしだいに緑が木や草に添えられるからという。〔古今打聞(1438頃)〕
三微月さんびづき正月の異称 季節 新年
始和しか・しわ一年の最初の月 季節 新年
主月歳しゅげつさい年始の美称 季節 新年
首歳しゅさい年の始め。 年頭。 歳首。
首春しゅしゅん春の初め。 初春。 また、年始。
修正しゅしょう「修正会 (しゅしょうえ) 」の略。
正月の初め、社会の平和と人々の幸福を祈る、 法会(ほうえ)
春王しゅんおう正月。 また、春の季節。
春浅しゅんせんまだ寒さの残る春のはじめ。早春。
正月しょうがつ各暦の年始め(新年を迎える月)のこと
上月じょうげつ新年 時候. 正月の別称.
肇歳じょうさい・ちょうさい年の始め。また、正月。
肇春じょうしゅん・ちょうしゅん春のはじめ。陰暦二月のころ。
上春じょうしゅん春のはじめ。または陰暦の正月のこと季節 春、新年分類 時候.
肇年じょうねん・ちょうねん年の始め。また、正月。
条風じょうふう東北または東から吹く春風のこと。
初節しょせつ一年の最初の月季節 新年分類 時候.
初陽しょよう1 朝日。日の出。 2 春のはじめ。また、陰暦正月の異称。
新春しんしゅん新年。はつはる 、正月
新暦しんれき太陽暦(グレゴリオ暦)

改暦が行われた場合の改暦後の暦法のことである。 改暦前の暦は旧暦という。 日本ほか東アジアの諸国においては太陰太陽暦から改暦した太陽暦(グレゴリオ暦)のことを言う。
すう、むつき①すみ。かたすみ。かたいなか。「陬遠」「辺陬」 ②くま。湾曲して入りくんだ所。
陬月すうげつ正月の異称。
青歳せいさい年始の美称季節 新年分類 時候.
青春せいしゅん季節の「春」を示す言葉である。転じて、生涯において若く元気な時代、主に青年時代を指す言葉として用いられる。
正陽せいよう陰暦4月の異称。
青陽せいよう1 春の異称。特に、初春をいう。《季 春》 · 2 春の光。 · 3 春の景色。
早春そうしゅん春の初めごろ。初春。浅春。
泰月たいげつ正月の美称季節 新年分類 時候.
大簇・太簇たいそう・たいぞく① 中国音楽十二律の第三律。日本十二律の平調(ひょうじょう)に相当する。〔礼記‐月令〕② 陰暦一月の異称。
太郎月たろうづき1月の異称
端月たんげつ(「端」ははじめの意) 正月の異称。
端正たんせい人の行状や容姿が、正しくきちんと、ととのっていること。 また、そのさま。 たんじょう。
年初月としはづき一年の最初の月. 季節 新年. 分類 時候.
年端月としはづき陰暦正月の異称。
寅の月とらのつき旧暦1月のこと。
子日月ねのひづき・ねのびつき陰暦正月の異称。
年初ねんしょ年の初め。年始。
初春はじめのはる・はつはる・しょしゅん春(はる)の初めの頃。 立春過ぎから3月中旬あたりを指すことが多いが、晩冬の時期とも重複することも多い。 春の季語。 (はつはる)新年。
初空月はつそらづき陰暦の一月のこと
発歳はっさい・はっせい新年 時候. 年始の別称.
発春はっしゅん春の始め季節 新年、春分類 時候.
初月はつつき1 初めの月。1月。正月。 · 2 第1回の月。 · 3 陰暦で、その月に初めて出る月。新月。みかづき。
初年はつとし1 物事の初めの1年。第1年。2 ある年代の初めのころ。
初春月はつはるづき陰暦正月の異称。
初見月はつみづき陰暦正月の異称。
芳春ほうしゅん花の盛りの春。 春の美称。
暮冬ぼとう陰暦十二月の別称。冬を初冬、仲冬、季冬(晩冬・暮冬)と三分する。
甫年ほねん一年の始め. 季節 新年. 分類 時候.
孟陬むつき・もうすう旧正月。
親月むつき陰暦7月の異称。 盂蘭盆会 (うらぼんえ) の行われる月で、「親の墓参りに行く月」の意。
孟春もうしゅん春の初めの一か月。初春。陰暦一月。
孟陽もうよう旧正月。
陽春ようしゅん陽気が満ちあふれた春。また、陰暦正月の異称。
履端りたん暦の始め。正月元旦のこと。

1月の別名は74個の内容を確認できましたぜ!12月に比べて9増えました!

但し、次の別名のように、1月の陰暦とは関係ない意味が入っているモノもありますので、ご容赦を!

嘉月(かげつ):三月とする文献も
花晨(かしん):陰暦の二月十五日
元会(げんかい):元・会・運・世は儒学における世界(時間)のサイクル
条風(じょうふう):東北または東から吹く春風のこと。
・・・

由来も不明、辞書にもない別名

由来も不明、辞書、ネットからも情報を取れなかった別名が13ありました。残念!

夷鐘(いしょう)、霞初(かすみそめ)、三陽(さんよう)、始月(しげつ)、青達(せいたつ・せいだつ)、端春(たんしゅん)、肇月(ちょうげつ)、桐月(とうげつ)、発月(はつつき・はつげつ)、甫月(ほげつ・ほづき)、眤月(むつき)、律月(りつげつ)、良節(りょうせつ)

それでも、12月の16に比べて3減少しました。

月の異名について

1月睦月(むつき)の別名をご紹介しました。

上記で出したように87もの膨大な別名の数でした。違う名称を、よくぞ、集められたものですな。感心します。

ここでは、「和風月名(月の異名)」を1年分見ていただきます。月の異名の一覧です。

異名読み方由来
1月睦月むつき■正月に一家がなごやかに「むつみあう」日を送るところから。
■「生む月」の説もある。
2月如月きさらぎ■寒さが厳しく、着物の上にさらに重ねて着るので、「衣更着(きさらぎ)」。
■「草木張月(くさきはりづき)」が転じたなども。
3月弥生やよい■春の暖かい陽気に恵まれて、全ての草木が「彌生(いやお)い」茂る月の意で、これが詰まって「やよい」になったとされる。
4月卯月うづき■旧暦四月頃に卯の花が盛りになることから。
■稲種を植える月から、「植月(うづき)」
■十二支の4番目の卯の説
5月皐月さつき■早苗を植える月であることから。「早苗月」と称したのを略して「さつき」になったとされる
6月水無月みなづき■酷暑で日照りが続き、深山の水まで枯れ尽くすことから。
■水を田に注ぐ月の意から「水張り月」「水月(みなづき)」が転じた。
7月文月ふみづき■七夕の織姫に書文(ふみ)を供えることから。
■稲穂のふくらむ月ということで、「ふくみ月」が転訛したという説
8月葉月はづき■葉の落ちる月、「葉落月」から。
■初めて雁が飛来するので、「初来月(はつきづき)」から
■稲の穂の張る月で「稲張月(ほはりづき)」を略した説。
9月長月ながつき■「夜長月」の略が一般的。
■「稲刈り月」の転訛。
■九月は長雨の季節なので「長雨月」を略した。
10月神無月かんなづき■諸神が出雲大社に集まり、諸国の神々が留守になることから「神なき月」が転訛したもの。
■「神嘗月」や「神の月」が転訛した。
11月霜月しもつき■『奥義抄』にある「霜しきりにふるゆえに、霜降月(しもふりつき)といふを誤れり」が定説となっている。
12月師走しわす■12月は僧(師)を迎えて経を読ませるため、「師が走る」ことからが定説。
■「歳極(としはつ)月」または「成し終わる月」が転訛した。

上記の一覧は次の記事から抜粋したものです。他にも、「和風月名(月の異名)」の別名や、60爺考案の月の異名の覚え方などを紹介していますので、ポチッとしてください。

月の異名を覚えたい方には、こちらの記事がお勧めです。月の異名の覚え方を多数まとめて紹介しています。覚え方は人ぞれぞれですが、あなたに合った覚え方がきっと見つかります!

是非、覗いてくださることを、お待ちしています。

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最後に

1月の別名をたくさん見てきました。

60爺

1月は12月を上回る87もの膨大な別名がありました。

そして、74もの別名の由来及び説明等を見つけることができました。

残るは、2~5月の別名です。ここまで来たら、絶対にコンプリートしなきゃなりませんな。

それでは、2月如月の別名でお会いしましょう。

■思えば月の別名も増えたものです。

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この記事を書いた人

60爺

60路を越え、RaspberryPi と出会い、その関係でブログ開設(2017/2~)となりました。始めてみると、コツコツやるのが性に合ってしまい、漢字の記事から家の補修・将棋・windows10関係・別名・言い方などジャンルを拡大して今に至ってます。まだまだ、元気なので新たな話題を見つけて皆様に提供できればと思っています。

月の別名

Posted by 60爺