6尺は何センチ?他単位への換算と昔の身長の関係をわかりやすく紹介
「6尺」という長さを聞いたことがありますか?
昔の日本では、長さを測る際に「尺」という単位が一般的に使われていました。
特に、身長を表すときに「○尺○寸」と表現されることが多く、歴史上の人物の身長を知る手がかりにもなります。
現代ではメートル法が主流ですが、昔の記録を読むときには尺の感覚を知っておくと便利です。
では、6尺は何センチにあたるのでしょうか?
また、他の単位に換算するとどのくらいになるのでしょうか?
本記事では、6尺の長さを現在の単位であるメートル法の各数値、合わせて外国の単位にも換算するとともに、昔の日本人の身長との関係についてもご紹介します。
あなたの身長はどの位になるのか、それらも気にしながら記事をご覧ください。
6尺は何センチ?
始めに、6尺は何センチかを示します。
6尺 ⇒ 181.818センチ
6尺は約182センチです。
元々、1尺は30.303センチですが、6倍すると尺貫法の「間(けん)」になるんです。
ここで、6尺は高身長のイケメン俳優くらいと言っていますが、最近は、6尺越えの背の高い人もいっぱい見かけますよね!
6尺の半分の3尺でも記事を書いています。
⇒ 3尺は何センチかチェック!他単位換算とこの数値のある風景を見ていく
1間の記事を書きました。こちらもご覧ください。
⇒ 1間の長さとは何センチ・何メートル?計算フォームや他の単位も提供
6尺の計算方法
6尺の計算方法を確認します。
6尺は1尺の6倍です。1尺は上述したように30.303センチですから…
6尺 = 6 × 30.303 = 181.818センチ
1尺=30.303センチも覚えにくいですが、6尺=181.818センチも変わらず覚えにくい数字です。
※1尺が何センチかの記事については下記にありますのでご確認ください。
計算フォームや、主だった尺が何センチかの一覧表も入っています。
※長さの単位を一覧表にした記事を作りました。
他の単位への換算
ここでは、6尺をセンチも含めたいろいろな長さの単位へ換算しましょう。
その結果が次の表です。
単位 | 単位の読み | 6尺の換算値 |
---|---|---|
mm | ミリ | 1818.18 |
cm | センチ | 181.818 |
m | メートル | 1.81818 |
in | インチ | 71.581884 |
ft | フィート | 5.965157 |
yd | ヤード | 1.988386 |
間 | けん | 1 |
寸 | すん | 60 |
分 | ぶ | 600 |
厘 | りん | 6,000 |
それぞれ、6尺を下記の単位に換算しました。
- 日本の長さの単位:ミリ、センチ、メートル、キロメートル
- 外国の長さの単位:インチ、フィート、ヤード
- 昔の日本の長さの単位:間、尺、寸、部、厘
上記の記事「1尺は何センチ」にある換算表の6倍の数値ですね。
見て、気が付いたんですが、6尺って、ほぼ「6フィート」に等しいんですよ!
※外国の長さの単位(ヤード、インチ)をセンチになるとどうなるかの記事を書いています。
鯨尺だと何センチ
尺には、「鯨尺」という単位もあります。
この鯨尺、上記で紹介した通常の「尺」の1.25倍となります。
ですから、6鯨尺は「227.2725(6×30.303×1.25)」センチとなります。
ここから、1鯨尺は次の計算式で求めることができます!
37.87875 × 鯨尺の数値 = センチの数値
6尺と身長の関係
冒頭で、この6尺が「高身長のイケメン俳優くらい」と述べましたが、日本人の身長として5尺から6尺6寸までの一覧表をご覧に入れます。
尺寸 | センチメートル |
---|---|
5尺 | 151.5cm |
5尺1寸 | 154.5cm |
5尺2寸 | 157.6cm |
5尺3寸 | 160.6cm |
5尺4寸 | 163.6cm |
5尺5寸 | 166.7cm |
5尺6寸 | 169.7cm |
5尺7寸 | 172.7cm |
5尺8寸 | 175.8cm |
5尺9寸 | 178.8cm |
6尺 | 181.8cm |
6尺1寸 | 184.8cm |
6尺2寸 | 187.9cm |
6尺3寸 | 190.9cm |
6尺4寸 | 193.9cm |
6尺5寸 | 197.0cm |
6尺6寸 | 200.0cm |
5尺=151.5cmから6尺6寸=200cmまでの身長を一覧にしてあります。
1尺=10寸ですから、5フィート12インチ=6フィートになる訳です。

私は、大体173センチですので、尺貫法では5尺7寸に当たる訳ですね
5尺より小さな方は、この一覧には現れませんね。
そこで、換算表を用意しました。
1尺=30.303センチ、1寸=3.0303センチですので、次の換算表で確認ください。
あなたの身長は何尺何寸
「身長」の枠に、あなたの身長を入れると「尺」「寸」に換算されたされた数字が出てきますよ。
戦国時代の人物の身長
サイトを巡って戦国時代の武将の身長を尺貫法で記載されている人物を取出しました。
氏名 | 身長(センチ) | 身長(尺貫法) | 備考 |
---|---|---|---|
織田信長 | 166.7cm~169.7cm | 5尺5,6寸 | 大徳寺に残された等身大の木像から |
徳川家康 | 154.5cm~176.5cm | 5尺1,2寸 | |
斎藤義龍 | 197cm | 6尺5寸 | |
弥助 | 182.1cm | 6尺2分 | 家忠日記 |
前田利家 | 181.8cm | 6尺 | |
加藤清正 | 190.9cm | 6尺3寸 | |
豊臣秀頼 | 197cm | 6尺5寸 | |
深芳野 | 187.9cm | 6尺2寸 | 斎藤義龍の母 |
本田忠勝 | 197cm | 6尺5寸 |
サイトに「尺貫法」の数値が載っている戦国時代の武将を中心に抽出しています。
豊臣秀吉については、尺貫法の数値を見つけることが出来ませんでした。
小男と書いてある文献が多く、息子の豊臣秀頼が6尺5寸の大男ですので、さすがに本当の息子ではない?んではないかとも思えます。
斎藤義龍、加藤清正、豊臣秀頼、本田忠勝は190cm越えの大男ですね。
弥助は織田信長に献上された黒人ですが、6尺2分と「寸」ではなく「分(=0.30303cm)」が付いているところはまゆつばくさいですな^^;
最後に
6尺は約182センチに相当し、現代の基準でも比較的高身長といえます。
昔の日本では「尺」という単位が広く使われ、特に身長の表現には欠かせないものでした。
現在のメートル法に換算することで、歴史上の人物の身長をイメージしやすくなります。
また、6尺はフィートやインチにすると約6フィート(約72インチ)となり、西洋の単位とも比較可能です。
昔の日本人の平均身長は現代よりも低めでしたが、6尺の人物も存在し、武士や力士のように体格が重要視される職業では特に目立ちました。
こうした長さの単位を理解することで、歴史的な人物像がより身近に感じられるでしょう。
※気づけば数値換算の記事も増えてきました
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