「たこ」を漢字で書くと?意味の異なる表記が5種類もあってビックリ

2023年3月5日

60爺

漢字をコンテンツにすることをライフワークとしている60爺です!

今回の対象は「たこ」です。きっかけは単純ですね。嫁さんと買い物に行ったときに、水産物のコーナーで「たこ」を見かけたことです。

割と皆さんが知っているだろう思う漢字ですが、いっちょう、これで記事を書いてやろうと思ったわけなんですな。

ところがところが、調べていったら大変なことになっちゃいました!「たこ」には、いろいろな表記があったんですよ。しかも、海にいる「たこ」で書こうとしたのに、全然違う方向に行かざるを得なくなったんです。

タイトルにある「意味の異なる表記が5種類」もあったのでびっくりしましたが、仕方がない。頑張って表記とともに解説をしました。

是非、ご一緒に見にいってくださいませ。

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「たこ」を漢字で書くと

「たこ」を漢字で書くとどうなるでしょうか?実は、海にいる八本足のグニャグニャした生き物をイメージしていたのですが、さすが日本ですね。その他にも「たこ」を意味するモノがたくさんあったのですよ!

「たこ」を漢字で書くと?

なんと、6種類もの「たこ」が出てきました。

漢字意味
1細い竹を骨として紙をはり、糸をつけて風力によって空高く揚げる玩具
2蛸・章魚頭足類タコ目(八腕類)の軟体動物の総称
3胼胝刺激の反復、局部的圧迫を受けてできる、表皮の堅く厚くなったもの
4脊瘡馬の背にできる荷ずれの瘡
5多故むずかしい事件の多いこと
6(タクの転か)木綿・麻などで織った丈夫な仕事着

参考:広辞苑

№6は漢字がないので、ここに乗せなくとも良かったんですが、為念で・・・。

まさか、こんなに「たこ」があるとは思わなかったですな!1~3までは知ってます。まあ、3はパッと思いつかなかったんですけどね。

№4は、馬を輸送などには使わなくなったんで知らない人が多いのではなんて思います。№5も初めて知った単語ですねエ~。

それでは、それぞれの漢字表記について少し解説していきます。

まず、最初の漢字表記が「凧」です。

この凧を最初に作った人は誰なんでしょうか?

半ば伝説的だが、中国大陸で最初に凧を作った人物は、後代に工匠の祭神として祭られる魯班とされている。魯班の凧は鳥形で、3日連続で上げ続けることができたという。ほぼ同時代の墨翟が紀元前4世紀に3年がかりで特別な凧を作った記録がある。魯班、墨翟のどちらの凧も軍事目的だった。

引用 wiki 凧

凧の由来は、『紙の尾を垂らして空に揚がる姿が、「蛸(タコ)や「烏賊(イカ)」に似ていることからと考えられる』ようです。

元々は、凧の形が「イカ」に似ていることから「いかのぼり」とか「いか」と呼ばれていたそうです。江戸時代に大人気となったのですが、大きな凧が落下して様々なトラブルが起こり、喧嘩や落下した凧で死者が出たことから、幕府が「いかのぼり禁止令」を出すまでになりました。

そこで、凧あげが出来なくなるのを防ぐために、江戸の人々は「イカではなくタコだ」「俺たちはタコ揚げをしているんだ」と言い訳したことから、関東では「イカ」ではなく「タコ」と呼ばれるようになったということです。

wikiにも、こう出ています。

凧を「タコ」と呼ぶのは関東の方言で、関西の方言では「紙鳶(しえん)のぼり」、特に長崎では「ハタ」と明治初期まで呼ばれていた。

引用 wiki 凧

蛸・章魚

2番目の漢字表記は「蛸・章魚」です。wikiをみると、蛸、章魚の他に、漢字表記として、「鮹」と「鱆」も出ています。

この海に住まう独特の生き物の語源と、漢字表記の由来は次の通りです。

タコはその姿から「多股」(足が多い意)が語源だといわれている。タコは漢字で「蛸」とも書くが、「蛸」は本来クモのことで、「海に棲むクモ」という意味で「海蛸子」と表され、これが省略されたもの。また、タコは「章魚」とも書かれるが、歴史的には「鮹」が最も古く、平安時代の文献『新撰字鏡』(892年)や『延喜式』(927年)にその記載がある。

引用 「鮹」(たこ)の名前の由来
60爺

ウヘエ!「蛸」は「海に棲むクモ」なんですか!
クモは、60爺の「世の中で一番嫌いな生き物」なんですよ!そういえば、タコはクモに似ていますよね!ああ、イヤだ!

タコの語源ですが、「タコ」の「タ」は手のことで「コ」は接尾語。手が多いことにちなんで命名されたという説もあるようです。

また、手に吸盤があり、物に凝りつくから「手凝(タコ)」、手を縦横に動かす意味の古語「綰く(タク)」から来た説などもあるんですって。

ちなみに、「鮹」は、日本語だけの意味で「たこ」が載ってます。

「章魚」と書いて何故「タコ」なのか、それは、中国ではタコのことを章魚と表記するからです。それを、そのまま、日本では使っているということですな!

「章魚」の「章」がどのような意味なのかは未詳のようです。

「章魚」の「章」がどのような意味を表すのに選ばれたのかは不明です。・・・
ともあれ、タコを表す「章魚」の表記もまた、中国の文献に由来するものであることは明かです。。

引用 タコの漢字表記をめぐって -ツィッターの話題から- (6)

「鱆」なんですが、これ、まさしく「たこ」なんですよ。何と、漢字源に「章」は「あや・模様」のことで、この漢字は、体色を変える魚の意だと出ています。

胼胝

これ、例を挙げてわかりやすいのは、筆記用具を長時間使用することにより手の指にできるペンダコですね。こういう漢字を書くとは初耳というか、漢字表記があったんだという驚きです。

その他にも、胼胝が出来るこんな例があります。

  • 窮屈な靴やハイヒールを履き続けることでできる場合
  • 長時間座ることにより足や尻にできる場合(座りダコ)
  • スポーツの防具などを使用することでできる場合

参考:wiki 胼胝

この由来ですが、こんな記事を見つけました。

アイヌ語のタップコップは「小さい丸山」「盛り上がり」を意味するそうですが、もっと広い「丸い形」を意味しているようです。・・・
地形の「多古山、多古町」も「あたごやま」も、身体に出来る「たんこぶ」も海にいる「蛸」も、空に揚がる江戸時代の紙鳶の「多古=凧」も、共通して丸い形の部分があり、丸い形を意味するアイヌ語の「タップコップ」が語源となっているのではと推測されます。

引用 yahoo!知恵袋

脊瘡

60爺が調べることのできた、この漢字の意味が載っている国語辞典は、広辞苑と日本国語大辞典だけでした。

国語辞典意味
広辞苑馬の背にできる荷ずれの瘡きず。鞍傷。
日本国語大辞典牛馬の背に荷ずれなどでできる傷。鞍傷(あんしょう)。くらずれ。

上述していますが、現在は、馬を輸送などには使わなくなったんで、馬の背に荷ずれなどで傷が出来ることを知らない人が多いと思います。

上述した「胼胝」と同じで、同じ個所に刺激の反復、局部的圧迫を受けてできる傷なのでしょうか?固くはならないのか?疑問に思います。

きっと、昔は荷ずれが起きないようにする方法もあったんでしょうね。

多故

60爺が調べることのできた、この漢字の意味が載っている国語辞典は、「脊瘡」と同じで、広辞苑と日本国語大辞典の他に、学研漢和辞典にも載っておりました。

国語辞典意味
広辞苑むずかしい事件の多いこと。多事。
日本国語大辞典むずかしい事件の多いこと。困難の多いこと。多事。多難。
学研漢和辞典事件・事故が多い。ごまかしが多い。

一般の国語辞典に載っていないということは、一般的な言葉ではないということですかね。おそらく、この言葉が使われる機会はあまりないのだと思います。

記事を終わる前に、たこつながりで「たこ焼き」は漢字はどう書くか見ておきます。

たこ焼きの漢字表記は?

「たこ焼き」は「たこ焼き」だろうという方が多いと思います。

「たこ焼き」の漢字表記は?

たこ焼きの漢字表記は2つあるようです。

蛸焼き
蛸焼

但し、看板やメニューで見かけることはほとんどないようです!

wikiでみてみました。

たこ焼き(たこやき、蛸焼き・タコ焼き・たこ焼・蛸焼)は、小麦粉の生地の中にタコ(主にマダコ)と薬味を入れて直径 3-5cmほどの球形に焼き上げた郷土料理。

引用 wiki たこ焼き

なんと、5つの表記があります。

  • たこやき
  • 蛸焼き
  • タコ焼き
  • たこ焼
  • 蛸焼

しかも、「蛸焼き」「蛸焼」の漢字表記が二つありますね。一方、こんな意見があります。

殆ど全部のお店の看板やメニューでは たこ焼き と表記されてるから
たこ焼き と書いてある方が馴染みがある
蛸焼きと書いてたら あの丸いたこ焼きじゃなくて別の料理だと勘違いしそう

引用 yahoo!知恵袋

言っていることはわかります。確かに、「たこ焼き」と書かれている看板やメニューが多いですよね。一方、「蛸焼き」と書かれているモノは、ほとんど見たことはありませんね。

でも、こんな意見も出ています。

蛸焼と、書くのが正解だと思いますよ。

引用 yahoo!知恵袋

ただ、このページでは、「たこ焼き」を勧めている人もいますね。

広辞苑等の辞典では、漢字表記は「蛸焼き」が優勢でしたが、「蛸焼」もありましたね。

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最後に

「たこ」を漢字で書くとどうなるかを解説しました。

5種類の漢字表記がありましたが、3つまでは、60爺もよく知るものでした。空に揚げる「たこ(凧)」、海にいる「たこ(蛸、章魚)」、身体にできる「たこ(胼胝)」です。

あとの2つは、ほとんど使われない漢字表記(脊瘡、多故)と思われます。

いやー、単純に「たこ」についてみてみればいいやと気軽にかかったんですが、思わぬ勉強をさせてもらっちゃいました!

日本語は難しいですなあ~。

※思えば、「○○を漢字で書く」記事も増えてきましたよ

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この記事を書いた人

60爺

60路を越え、RaspberryPi と出会い、その関係でブログ開設(2017/2~)となりました。始めてみると、コツコツやるのが性に合ってしまい、漢字の記事から家の補修・将棋・windows10関係・別名・言い方などジャンルを拡大して今に至ってます。まだまだ、元気なので新たな話題を見つけて皆様に提供できればと思っています。