木へんに杉の漢字は「彬」!読み方はヒン・あきら|意味や名前も解説
「木へんに杉」と書くように見える漢字は「彬」です。
音読みでは「ヒン」と読み、名前では「あき」「あきら」などと読まれます。
「彬」は、外見の美しさと内面の充実が調和している様子を表す、名前にも使える漢字です。
ただし、正確には「木へん+杉」ではなく、「林」と「彡」を組み合わせた字で、部首も木へんではありません。
この記事では、「彬」の読み方や意味、漢字の成り立ち、名前での使われ方などを分かりやすく解説します。
木へんに杉の漢字は「彬」!読み方と意味
「木へんに杉」と書くように見える漢字は「彬」です。
まずは、「彬」の基本情報を確認しましょう。
彬
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 部首 | 彡(さんづくり・けかざり) |
| 画数 | 11画 |
| 音読み | ヒン |
| 訓読み | なし |
| 意味 | 外見と中身がともに優れているさま、模様や筋目がはっきりしているさま |
| 漢字の種類 | 人名用漢字 |
「彬」の基本の読み方は、音読みの「ヒン」です。
「漢字源」では訓読みは示されていませんが、名前では「あき」「あきら」「あや」「しげし」「ひで」「もり」「よし」などと読まれます。
「あきら」は一般的な訓読みではなく、名前に用いられる名のりです。
「彬」の意味
「彬」には、外見の美しさと内面の充実が調和し、どちらも優れているという意味があります。
見た目だけでなく、中身も整っている様子を表す漢字です。
また、模様や筋目がはっきりと分かれている様子も表します。
なお、中国では姓を表す文字として使われることもあります。
「彬」の書き順
「彬」は、左側の「林」を書いてから、右側の「彡」を書きます。

「林」は左の「木」、右の「木」の順に書き、最後に「彡」の3本の払いを書けば完成です。
画数は、「林」の8画と「彡」の3画を合わせた11画です。
※「きへんに○の漢字一覧」で記事を書いています。「杉」の他にも様々な漢字を用意しています。
「彬」は木へんの漢字ではない
基本情報の部首で示したように、「彬」は「木へん+杉」のように見えますが、木へんの漢字ではありません。
字の構成は「木+杉」ではなく、「林+彡」です。
部首も「木」ではなく、右側にある「彡(さんづくり・けかざり)」に分類されます。
ただし、漢字の形を人に説明するときは、「木へんに杉」といった方が伝わりやすいでしょう。
検索するときや文字を説明するときには「木へんに杉」、漢字の正確な構成を説明するときには「林に彡」と使い分けると分かりやすくなります。
「彬」の由来と漢字の成り立ち
「彬」は、「林」と「彡」を組み合わせた会意文字です。
「漢字源」によると、「林」は木が二つ並んだ形から、物が並びそろうことや、二つに分かれることを表します。
「彡」は、模様や飾りを表す部分です。
この二つを組み合わせた「彬」は、外見の美しさと内面の充実が並びそろい、どちらも優れている様子を表すようになりました。
また、「林」が持つ二つに分かれるイメージから、模様や筋目がはっきり分かれて明らかであるという意味も生まれています。
「彬」と同じく、外見と中身が調和していることを表す漢字に「斌」があります。
「彬」のつく言葉
「彬」は、日常で使われる言葉が多い漢字ではありません。
代表的なものとして、「彬彬」と「文質彬彬」があります。
| 言葉 | 読み方 | 意味 |
|---|---|---|
| 彬彬 | ひんぴん | 外見の美しさと内面の実質が、ともに備わっているさま |
| 文質彬彬 | ぶんしつひんぴん | 外面を飾る教養と、内面の素朴な本質がほどよく調和しているさま |
どちらにも、「見た目と中身が調和して優れている」という「彬」の意味が表れています。
「文質彬彬」は、中国の古典『論語』に由来する言葉です。
「彬」は名前に使える?
「彬」は人名用漢字なので、子どもの名前に使用できます。
名前では「あき」「あきら」「あや」「しげし」「ひで」「もり」「よし」などと読まれます。
特に、「彬」の一字で「あきら」と読む名前がよく知られています。
名前に込められる願い
「彬」には、外見の美しさと内面の充実が調和しているという意味があります。
そのため、名前には「内面も外面も整った人になってほしい」「知性と品格を兼ね備えた人になってほしい」といった願いを込められます。
模様や筋目が明らかであるという意味から、物事を明確に判断できる人になってほしいという思いにもつなげられるでしょう。
「彬」が名前に良くないといわれる理由
「彬」には、名前に使用するうえで問題となるような悪い意味はありません。
むしろ、内面と外面の調和を表す、名付けに適した意味を持つ漢字です。
一方で、日常ではあまり見かけないため、初対面では「あきら」などの読み方が伝わりにくいことがあります。
また、「木へんに杉」と説明されることが多いものの、実際には木へんの漢字ではないため、漢字の構成を説明しにくい点も注意点です。
読み間違えられる可能性はありますが、それだけで名前に良くない漢字とはいえません。
「彬」を使った名前の例
「彬」は一字の名前にも、ほかの漢字と組み合わせた名前にも使えます。
代表的な読み方の例を見てみましょう。
- 男の子:彬(あきら)、彬人(あきと・あきひと)、彬仁(あきひと・よしひと)
- 女の子:彬子(あきこ)、彬乃(あきの)、千彬(ちあき)
名前の読み方には複数の可能性があるため、上記に示したものは一例です。
「彬」は男女どちらの名前にも使えますが、一字で「あきら」と読む場合は男性名として使われることが多い漢字です。
皇室の「彬子女王」は何と読む?
皇室にも、「彬」を使った名前の方がいらっしゃいます。
三笠宮彬子女王の「彬子」は「あきこ」と読み、正式な呼び方は「彬子女王(あきこじょおう)」です。
彬子女王は、寬仁親王の第1女子にあたります。
「彬」を「あき」と読む、よく知られた実例の一つです。
なお、皇室に関する情報は、宮内庁の「三笠宮家」のページで確認できます(参考資料参照)。
まとめ
「木へんに杉」と書くように見える漢字は「彬」です。
音読みでは「ヒン」と読み、名前では「あき」「あきら」などと読まれます。
外見の美しさと内面の充実が調和している様子を表し、人名用漢字として名前にも使用できます。
ただし、正確な構成は「木へん+杉」ではなく「林+彡」で、部首は「彡(さんづくり・けかざり)」です。
皇室では、彬子女王の「彬」を「あき」と読みます。
「彬」は読み方が少し分かりにくいものの、内面と外面の両方が優れた人になってほしいという願いを込められる、品のある漢字です。
参考資料
上級漢和辞典 漢字源 改訂第六版(学研)
三笠宮家|宮内庁
※気づけば木へんの記事も増えてきました










60爺




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