「おみおつけ」の漢字は?「御」が重なる不思議な表記を解説
「おみおつけ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

60爺が小さい頃は、よく使っていた言葉です。最近は、余り聞かれないですね。
また、漢字で書くと「御御御付」という非常に珍しい表記になることでも有名です。
しかし、近年は、「御御御付」だけでなく、「御味御付」「御味御汁」という表記も広く紹介されています。
この記事では、おみおつけの漢字表記や意味、由来について分かりやすく解説します。
おみおつけの漢字は?
おみおつけは、主に次のような漢字で表記されます。
| 表記 | 特徴 |
|---|---|
| 御味御付 | 現在の語源説に沿った表記 |
| 御味御付け | 「付け」に送り仮名を付けた表記 |
| 御味御汁 | 辞書によって採用される表記 |
| 御御御付 | 難読漢字として有名な表記 |
| 御御御付け | 「付け」に送り仮名を付けた表記 |
| 御御御汁 | 辞書などで見られる表記 |
以前は「御御御付」と説明されることが多くありました。
しかし、近年は、「おみ」は味噌、「おつけ」は汁物を指すと考えられることから、「御味御付」「御味御汁」という表記も広く紹介されています。
なお、出典ですが、「御御御汁」以外は、次のように辞書に載っていますよ。
| 国語辞典 | 御御御付 | 御御御付け | 御味御汁 | 御味御付 | 御味御付け |
|---|---|---|---|---|---|
| 広辞苑 | ○ | ||||
| 大辞林 | ○ | ||||
| 大辞泉 | ○ | ||||
| 日本国語大辞典 | ○ | ○ | |||
| 学研国語大辞典 | ○ | ||||
| 明鏡国語辞典 | ○ | ||||
| 三省堂国語辞典 | ○ |
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おみおつけとは味噌汁のこと
おみおつけとは、味噌汁を丁寧に言った言葉です。
現在は「味噌汁」と呼ぶのが一般的ですが、以前は家庭や地域によって「おみおつけ」と呼ぶこともありました。
意味としては味噌汁と同じであり、特別な料理を指すわけではありません。
ただし、「おみおつけ」の方がやや上品で古風な響きを持っています。
現在では日常会話で使われる機会は少なく、時代劇や昔ながらの家庭表現として見聞きすることが多い言葉です。
現代では、漢字で書くよりも、ひらがなで「おみおつけ」と書く方が自然です。
なぜ「おみおつけ」と呼ぶの?

おみおつけは、「おみ」と「おつけ」に分けて考えると意味が分かりやすくなります。
| 言葉 | 意味 |
|---|---|
| おみ | 味噌を丁寧に表した言葉と考えられている |
| おつけ | ご飯に添える汁物 |
「おつけ」は、本来は食事に添える汁物を意味しました。
一方、「おみ」は味噌を丁寧に表現した言葉と考えられています。
つまり、おみおつけとは「味噌を使った汁物」を丁寧に言った言葉なのです。
「御御御付」は本当に正しいの?
「御御御付」は間違いとは言えません。
実際に、辞書によっては現在も「おみおつけ」の漢字として「御御御付」が掲載されています。
ただし近年は、この説明に疑問を示す研究者もいます。
「おみ」は味噌を表す言葉であり、「御」を三重に重ねた言葉ではないと考える方が自然だという見方が広がっているためです。
そのため、現在は、「御御御付」「御御御汁」という表記だけでなく、「御味御付」「御味御汁」という表記も広く紹介されています。
辞書によって表記が違うのはなぜ?
おみおつけの表記が辞書によって違うのは、時代によって語源の考え方が変化してきたためです。
以前は、「御」を重ねた「御御御付」という説明が広く知られていました。
しかし、その後、「おみ」は味噌、「おつけ」は汁物を意味する言葉と考えられるようになり、「御味御付」「御味御汁」の方が語源を説明しやすいという見方が強くなりました。
そのため現在でも、
- 「御御御付」を載せる辞書
- 「御味御付」を採用する辞書
- 両方を紹介する辞書
が存在しています。
どちらか一方だけが絶対に正しいというより、辞書ごとに説明の方針が異なっていると考えると分かりやすいでしょう。
なぜ近年は「御味御付」が増えたの?
以前は、「御御御付」という三重敬語説が広く知られていました。
しかし、現在は、「おみ」を味噌、「おつけ」を汁物と考える説明が有力になっています。
そのため、近年は、「御味御付」「御味御汁」を採用する辞書や記事も増えています。
まとめ
おみおつけは、現在ではあまり使われなくなった、味噌汁の古風な呼び方です。
漢字では「御御御付」が有名ですが、近年は「御味御付」「御味御汁」という表記も広く紹介されています。
現在は、「おみ」は味噌、「おつけ」は汁物を意味すると考えられることが多く、「御味御付」の方が語源を説明しやすいとされています。
普段の文章ではひらがなで「おみおつけ」と書くのが自然ですが、漢字表記の成り立ちを知ると、日本語の面白さがよく分かります。
参考資料
『おみおつけ』を漢字で書くと『御御御付』となる、というのは本当ですか?|漢字文化資料館
日本語、どうでしょう? 第377回「おみおつけ」を漢字で書くと
御味御付け|コトバンク
※思えば、「ある言葉を漢字で書くと」記事も増えてきましたよ









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