コヨーテは人間を食べる?実際の死亡事故と人を襲う危険性を調査
コヨーテは、北アメリカに生息するオオカミに似た動物です。
見た目は犬にも似ていますが、野生の肉食動物だけに、人間を襲ったり、食べたりすることがあるのでしょうか。
実は、コヨーテが人間を襲い、死亡させた事件が実際に起きています。
この記事では、コヨーテが人間を食べるのかという疑問について、実際の死亡事故や普段の食べ物をもとに調べました。
あわせて、コヨーテに遭遇したときの対処方法や、日本で見ることができるのかについても紹介します。
コヨーテは人間を食べるのか?
コヨーテが人間を襲うことはあり、過去には人間が死亡した事件も起きています。
さらに、捕食を目的とした可能性が高いと考えられている襲撃事件もあります。
ただし、コヨーテが普段から人間を獲物として狙っているわけではありません。
コヨーテは雑食性で、ネズミやウサギなどの小動物を中心に、鳥や果実なども食べています。
人間への襲撃はまれで、多くの場合、コヨーテは人間との接触を避けます。
つまり、コヨーテが人間を獲物として襲う可能性はありますが、人間は通常の獲物ではないということです。
それでは、実際にどのような事件が起きたのか見ていきましょう。
※野生生物が人間を食べるのかという記事を別に書いています。
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コヨーテが人間を襲った実際の事件
コヨーテによる人間への襲撃は珍しいものの、死亡事故も記録されています。
ここでは、代表的な2件の死亡事故と、近年のロサンゼルス周辺で起きた襲撃事件を紹介します。
1981年:アメリカでの死亡事故
1981年8月、アメリカ・カリフォルニア州グレンデールで、3歳の女の子がコヨーテに襲われて死亡しました。
被害に遭ったのは、ケリー・キーンちゃんです。
自宅の前で遊んでいたところをコヨーテに襲われ、重傷を負いました。
病院に搬送されましたが、助かりませんでした。
この事件は、コヨーテによる人間の死亡事故として知られています。
2009年:カナダでの死亡事故
2009年10月、カナダのノバスコシア州にあるケープブレトン・ハイランズ国立公園で、19歳の女性がコヨーテに襲われて死亡しました。
被害者は、カナダのシンガーソングライター、テイラー・ミッチェルさんです。
公園内をハイキングしていたところ、少なくとも2頭のコヨーテに襲われ、重傷を負いました。
ほかのハイカーに発見され、病院に搬送されましたが、その日のうちに死亡しました。
都市部のコヨーテを研究するUrban Coyote Researchによると、現場の状況や負傷の状態から、捕食を目的とした襲撃だった可能性が高いと考えられています。
ただし、捕食目的の襲撃だったことと、実際に人間の体を食べたことは区別する必要があります。
この事件は、コヨーテが人間を獲物として襲う可能性を示す重要な事例です。
近年のロサンゼルス周辺での襲撃事件
コヨーテによる襲撃は、現在でもアメリカ各地で報告されています。
2026年には、カリフォルニア州カーソンで複数の子供がコヨーテに襲われる事件が発生しました。
当局はDNA検査によって、少なくとも2件の襲撃に同じコヨーテが関与したことを確認し、その個体を捕獲して安楽死処分としました。
また、ロサンゼルス郡では、2017年に庭のハンモックで寝ていた人がコヨーテに頭をかまれた事例も記録されています。
これらは人間への襲撃事例ですが、人間が食べられた事件ではありません。
コヨーテの危険性を考える際には、襲撃、死亡事故、捕食を混同しないことが大切です。
コヨーテは普段何を食べている?

コヨーテはイヌ科の動物で、北アメリカの草原や森林だけでなく、都市の周辺にも生息しています。
オオカミより小柄で、環境に応じてさまざまなものを食べる雑食性の動物です。
主な食べ物には、次のようなものがあります。
- ネズミやウサギなどの小型哺乳類
- 鳥や昆虫
- 果実などの植物質の食べ物
- 動物の死骸
都市部では、生ゴミやペットの餌など、人間の生活に由来する食べ物を利用することもあります。
また、小型の犬や猫などのペットが襲われることもあります。
人間の食べ物やゴミに慣れたコヨーテは、人間を避けなくなることがあるため、注意が必要です。
コヨーテに遭遇したらどうする?
コヨーテは基本的に人間を避ける動物ですが、近づいてきたり、逃げなかったりする場合には注意が必要です。
カリフォルニア州魚類野生生物局などの公的機関は、コヨーテに遭遇した際、次のような対応を勧めています。
- 走って逃げず、落ち着いて距離を取る。
- 大きな声を出し、腕を広げるなどして自分を大きく見せる。
- 近づいたり、餌を与えたりしない。
- 小さな子供やペットをコヨーテから離す。
コヨーテが近づいてくる場合には、大きな音を立てるなどして追い払う方法もあります。
ただし、追い詰めたり、素手で触れようとしたりしてはいけません。
特に、子供や小型のペットを連れている場合は、十分な距離を保つことが重要です。
万一、コヨーテにかまれた場合は、速やかに医療機関を受診してください。
コヨーテは日本にいるのか?
コヨーテは北アメリカに生息する動物で、日本には野生のコヨーテは生息していません。
かつては上野動物園、東山動植物園、天王寺動物園など、国内の動物園でも飼育されていました。
しかし、2026年10月現在、国内でコヨーテを飼育・展示している動物園は確認できませんでした。
そのため、日本国内で生きたコヨーテを見ることは、現在のところ難しい状況です。
まとめ
コヨーテは人間を襲うことがあり、過去には死亡事故も起きています。
2009年のカナダでの事件は、捕食目的だった可能性が高いと指摘されています。
ただし、人間への襲撃はまれで、コヨーテが日常的に人間を獲物としているわけではありません。
コヨーテは無害な動物ではありませんが、必要以上に恐れるのではなく、その習性と危険性を正しく理解することが大切です。
参考資料
California Department of Fish and Wildlife「Human-Wildlife Conflicts: Coyotes」
Urban Coyote Research「Coyotes Around the Continent」
CBS Los Angeles「Coyote that attacked three young children in Southern California euthanized」
日本動物園水族館協会「飼育動物検索」
アリエスコム「コヨーテのいる動物園は?」
※気づけば「○○ 人間 食べる」の記事も増えてきました








60爺




ディスカッション
コメント一覧
先ほどアメリカの友達と話していて、今日ロサアンゼルスでコヨーテが酔って寝ていたホームレスを食べたと言っていたので検索でたどり着きました。
Mikasa様
コメントありがとうございます。
ロサンゼルス周辺のニュースを調べてみましたが、お知らせいただいた事件については、今のところ確認できませんでした。
過去にはホームレスの方がコヨーテに襲われた事件もあったようですが、食べられたという情報は見つかっていません。
引き続き、情報を確認したいと思います。