メガとギガのどっちが大きい?SI接頭語をキロからクエタまでご紹介

2025年3月17日

私たちが日常的に使うスマートフォンやパソコンのデータ容量には、「メガバイト(MB)」や「ギガバイト(GB)」といった単位が使われています。

でも、「メガとギガってどっちが大きいの?」と聞かれると、ちょっと迷ってしまうことはありませんか?

さらに、「キロ(K)」「テラ(T)」といった単位も登場すると、どの順番で大きくなるのか混乱してしまうことも……。

実は、これらのSI接頭語にはしっかりとした規則があり、一度理解すれば一目瞭然なのです。

本記事では、データ容量の接頭語を分かりやすく紹介し、キロからクエタまで、それぞれの関係をスッキリ整理します。

これを読めば、もうSI接頭語で迷うことはなくなるはず!

ぜひ最後までチェックしてください。

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メガとギガのどっちが大きい

テラギガメガ頭文字

もう、ほとんどの人が使っているスマートフォン、そして、ビジネスでは欠かせないパソコンの世界では、日常的に「メガ」や「ギガ」という言葉が使われます。

さて、この「メガ」や「ギガ」ですが、どっちが大きいかご存知ですよね。

そうです!「ギガ > メガ」なんです。

ギガがメガよりも大きいのです。

下記の記事も書いていますが、1ギガ=1,000メガなんですよ。

なんと、1メガの千倍が1ギガなんです。

このメガやギガですが、インターネットの速度に出てきますが、ネットで通信をする際の情報量(通信速度)を表しています。

最近では、食品(ハンバーガー)などで量が多い商品を「ギガ」や「メガ」を付けて呼んだりしますよね。

キロとテラを加えて大小を確認

メガとギガの他にもキロとテラというSI接頭語があります。

SI接頭語とは、今回のような大きな量や、あるいは小さな量を簡潔に記述するため、SI単位と共に用いられるものです。

これらの大小関係を示します。

テラ > ギガ > メガ > キロ

ご覧の通り、この中では、テラが一番大きく、キロが一番小さい接頭語です。

それぞれの関係を、もう少し、詳しく示すと次のようになります。

キロを千倍してメガ、さらに千倍するとギガ、さらに千倍するとテラになるんですね。

テラは10の12乗で、日本の単位で言うと「1兆」ということですな。


※キロ10³は「千」、テラ10¹²は「兆」という単位ですね。これに関しては、こちらの記事に詳しいです。

テラの上のSI接頭語を教えて

テラからキロまでの関係をしましましたが、それでは、さらに、この上に同じような関係があるんでしょうか?

その通り、まだまだ上があるんですよ。

それが、こちらの一覧です。

名称接頭語10の何乗
クエタQ10³⁰
ロナR10²⁷
ヨタY10²⁴
ゼタZ10²¹
エクサE10¹⁸
ペタP10¹⁵

ご覧のように余り聞かない名前ですけど、「 クエタ > ロナ > ヨタ > ゼタ > エクサ > ペタ」の大小関係となっています。

クエタは10の30乗で、1の後ろに0が30個も続く膨大な値です!

「ペタ ⇒ エクサ ⇒ ゼタ ⇒ ヨタ ⇒ ロナ ⇒ クエタ」とそれぞれ千倍ごとに接頭語が変わっていきます。

このうち、上位の2つの接頭語、クエタ(Q)、ロナ(R)は、2022年に新たに追加されたSI接頭語です。

これらは、小さい量を示すr(ロント):10−27、q(クエクト):10−30と共に、1991年以来、31年ぶりにSI接頭語の範囲が拡張されたのです。

これにより、SI接頭語は20から24に増加しました。

※「雑談の部屋」の最新記事のため次の記事はないので、トップの記事を挙げておきます。

※「雑談の部屋」の一つ前の記事です。

最後に

データ容量の単位には、「キロ(K)」「メガ(M)」「ギガ(G)」「テラ(T)」などがあり、それぞれ1000倍(または1024倍)の関係で大きくなります。

具体的には、1キロバイト(KB)は千バイト、1メガバイト(MB)は千KB、1ギガバイト(GB)は千MB、1テラバイト(TB)は千GBです。

つまり、メガよりギガのほうが大きく、ギガよりテラのほうがさらに大きいということになります。

スマホやPCのデータ容量を理解するうえで、これらの関係を知っておくと便利です。

本記事を通じて、データ単位の基礎を整理し、迷うことなく使えるようになったのではないでしょうか?

※「雑談の部屋」の記事はすごい大所帯です!

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この記事を書いた人

60爺

60路を越え、RaspberryPi と出会い、その関係でブログ開設(2017/2~)となりました。始めてみると、コツコツやるのが性に合ってしまい、漢字の記事から家の補修・将棋・windows10関係・別名・言い方などジャンルを拡大して今に至ってます。まだまだ、元気なので新たな話題を見つけて皆様に提供できればと思っています。「プロフィールはこちら

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Posted by 60爺