メガとギガのどっちが大きい?SI接頭語をキロからクエタまでご紹介
私たちが日常的に使うスマートフォンやパソコンのデータ容量には、「メガバイト(MB)」や「ギガバイト(GB)」といった単位が使われています。
でも、「メガとギガってどっちが大きいの?」と聞かれると、ちょっと迷ってしまうことはありませんか?
さらに、「キロ(K)」「テラ(T)」といった単位も登場すると、どの順番で大きくなるのか混乱してしまうことも……。
実は、これらのSI接頭語にはしっかりとした規則があり、一度理解すれば一目瞭然なのです。
本記事では、データ容量の接頭語を分かりやすく紹介し、キロからクエタまで、それぞれの関係をスッキリ整理します。
これを読めば、もうSI接頭語で迷うことはなくなるはず!
ぜひ最後までチェックしてください。
メガとギガのどっちが大きい

もう、ほとんどの人が使っているスマートフォン、そして、ビジネスでは欠かせないパソコンの世界では、日常的に「メガ」や「ギガ」という言葉が使われます。
さて、この「メガ」や「ギガ」ですが、どっちが大きいかご存知ですよね。
そうです!「ギガ > メガ」なんです。
ギガがメガよりも大きいのです。
下記の記事も書いていますが、1ギガ=1,000メガなんですよ。
なんと、1メガの千倍が1ギガなんです。
このメガやギガですが、インターネットの速度に出てきますが、ネットで通信をする際の情報量(通信速度)を表しています。
最近では、食品(ハンバーガー)などで量が多い商品を「ギガ」や「メガ」を付けて呼んだりしますよね。
キロとテラを加えて大小を確認
メガとギガの他にもキロとテラというSI接頭語があります。
SI接頭語とは、今回のような大きな量や、あるいは小さな量を簡潔に記述するため、SI単位と共に用いられるものです。
これらの大小関係を示します。
テラ > ギガ > メガ > キロ
ご覧の通り、この中では、テラが一番大きく、キロが一番小さい接頭語です。
それぞれの関係を、もう少し、詳しく示すと次のようになります。

キロを千倍してメガ、さらに千倍するとギガ、さらに千倍するとテラになるんですね。
テラは10の12乗で、日本の単位で言うと「1兆」ということですな。
※キロ10³は「千」、テラ10¹²は「兆」という単位ですね。これに関しては、こちらの記事に詳しいです。
テラの上のSI接頭語を教えて
テラからキロまでの関係をしましましたが、それでは、さらに、この上に同じような関係があるんでしょうか?
その通り、まだまだ上があるんですよ。
それが、こちらの一覧です。
名称 | 接頭語 | 10の何乗 |
---|---|---|
クエタ | Q | 10³⁰ |
ロナ | R | 10²⁷ |
ヨタ | Y | 10²⁴ |
ゼタ | Z | 10²¹ |
エクサ | E | 10¹⁸ |
ペタ | P | 10¹⁵ |
ご覧のように余り聞かない名前ですけど、「 クエタ > ロナ > ヨタ > ゼタ > エクサ > ペタ」の大小関係となっています。
クエタは10の30乗で、1の後ろに0が30個も続く膨大な値です!
「ペタ ⇒ エクサ ⇒ ゼタ ⇒ ヨタ ⇒ ロナ ⇒ クエタ」とそれぞれ千倍ごとに接頭語が変わっていきます。
このうち、上位の2つの接頭語、クエタ(Q)、ロナ(R)は、2022年に新たに追加されたSI接頭語です。
これらは、小さい量を示すr(ロント):10−27、q(クエクト):10−30と共に、1991年以来、31年ぶりにSI接頭語の範囲が拡張されたのです。
これにより、SI接頭語は20から24に増加しました。
※「雑談の部屋」の最新記事のため次の記事はないので、トップの記事を挙げておきます。
※「雑談の部屋」の一つ前の記事です。
最後に
データ容量の単位には、「キロ(K)」「メガ(M)」「ギガ(G)」「テラ(T)」などがあり、それぞれ1000倍(または1024倍)の関係で大きくなります。
具体的には、1キロバイト(KB)は千バイト、1メガバイト(MB)は千KB、1ギガバイト(GB)は千MB、1テラバイト(TB)は千GBです。
つまり、メガよりギガのほうが大きく、ギガよりテラのほうがさらに大きいということになります。
スマホやPCのデータ容量を理解するうえで、これらの関係を知っておくと便利です。
本記事を通じて、データ単位の基礎を整理し、迷うことなく使えるようになったのではないでしょうか?
※「雑談の部屋」の記事はすごい大所帯です!
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