にんべんに衣の漢字は「依」!読み方・意味・由来・入力方法まで解説
「にんべんに衣」の漢字が何だったか思い出せず、気になったことはありませんか。
この漢字は「依」で、「依頼」や「依存」など、日常でもよく使われる漢字です。
しかし、読み方や意味は知っていても、なぜ「頼る」という意味になったのか、その由来まで知っている人は多くありません。
この記事では、「にんべんに衣」の漢字「依」の読み方や意味、漢字源をもとにした由来について分かりやすく解説します。
にんべんに衣の漢字は「依」

にんべんに衣の漢字は「依」です。
「依」は、「依頼(いらい)」や「依存(いぞん)」などの熟語に使われる漢字です。
まずは、読み方と意味を確認してみましょう。
| 漢字 | 音読み | 訓読み | 意味 |
|---|---|---|---|
| 依 | イ・エ | よ(る) | 頼る、寄り添う、よりどころにする |
音読みには「イ」と「エ」があります。
現在は「イ」が一般的で、「依頼(いらい)」「依存(いぞん)」「依然(いぜん)」など、多くの熟語で使われています。
一方、「エ」は「帰依(きえ)」のような熟語で使われる読み方です。
ただし、使用例は「イ」より少なく、日常では「イ」の読みを目にする機会がほとんどです。
一方、訓読みの「よ(る)」は、「人に頼る」「支えにする」という意味で用いられます。
漢字源では、「依」の意味として「頼る」「寄り添う」「よりどころにする」などが挙げられています。
この章の最後に、「依」の書き順を見ておきましょう。

にんべんと、衣を続けて書くだけですので簡単ですね。
この、「依」は人偏(にんべん)の漢字の一つです。
ほかの人偏の漢字について知りたい方は、人偏(にんべん)の漢字一覧も参考にしてください。
「依」の由来
この章では、「依」の由来を見ていきます。
「依」は「人」と「衣」を組み合わせた漢字
漢字源では、「依」は「人(亻)」と「衣」を組み合わせた形声文字とされています。
「衣」には、古くから「肌や体を隠す」という意味があり、古典には「衣は隠なり」という考え方も見られます。
つまり、「依」は「衣」の持つ「隠す」というイメージを取り入れて作られた漢字です。
「頼る」という意味になった理由
漢字源によると、「依」の初めの意味は、人や物の陰に身を寄せて隠れることでした。
そこから、「寄り添う」「身を寄せる」という意味が生まれ、さらに「相手を頼りにする」という意味へ発展したと考えられています。
現在使われている「依頼」「依存」などの熟語にも、この「頼る」という意味が受け継がれています。
「依」を使った熟語
「依」は、「頼る」「よりどころにする」という意味を持つことから、多くの熟語に使われています。
代表的な熟語を見てみましょう。
| 熟語 | 意味 |
|---|---|
| 依頼 | 人に物事を頼んで任せること。 |
| 依存 | 他人や物に頼って成り立つこと。 |
| 依拠 | よりどころとして従うこと。 |
| 依然 | 以前と変わらない様子。 |
特に「依頼」や「依存」は日常生活でもよく使われるため、「依」の意味を理解するのに役立ちます。
パソコン・スマホ・テプラで「依」を入力する方法
「依」は常用漢字のため、一般的な日本語入力システムで簡単に入力できます。
Windows(Microsoft IME)の場合
「い」と入力して漢字変換して「依」をクリックします。

ですが、候補がたくさんあるので、むしろ、「いらい」または「いぞん」と打って、「依頼」「依存」を出してから「頼」「存」を削除する方法が手軽でお勧めです。

スマホ(Android)の場合
Google日本語入力やGboardでは、「い」と入力して変換候補から「依」をタップします。

スマホ(Android)でも、「い」の候補がたくさんあるので、パソコンと同様、「いらい」または「いぞん」と打ち、「依頼」「依存」をタップしてから「頼」「存」を削除する方法が早いでしょう。

スマホ(iPhone)の場合
iPhoneでも、Androidと同様で、「い」でも出せますが、文字削除の手間があっても、「いぞん」を使った方が早いと思います。
テプラの場合
テプラでも、「い」と入力して漢字変換すれば「依」を入力できますが、「変換」ボタンを12回押さねばなりません。

「いぞん」なら、「変換」ボタンを1回押すだけです。「存」を消せばOKです。

まとめ
「にんべんに衣」の漢字は「依」です。
「依」は「頼る」「寄り添う」という意味を持ち、「依頼」「依存」などの身近な熟語にも使われています。
漢字源では、「依」は「人」と「衣」を組み合わせた形声文字とされ、「衣」の持つ「隠す」というイメージから、人や物の陰に身を寄せる様子を表した漢字と説明されています。
そこから、「寄り添う」「頼る」という意味へ発展し、現在の使われ方につながりました。
「依」の意味や由来を知ることで、普段何気なく使っている漢字への理解も深まるでしょう。
参考資料
上級漢和辞典 漢字源 改訂第六版(学研)
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