ラズパイで電光掲示板part10!環境設定で大苦戦に陥るも何とか再生

2018年5月2日

先日、電光掲示板の見直し作業を行いました。

といっても、記事(ラズパイで電光掲示板part9)にありますように、電源コードを変更しただけでしたが・・(^^;)。

そこで、電光掲示板を再生したのに続き、電光掲示板上段向けのラズパイ設定を行ってしまおうと考えました。

ラズパイは、新しい「ラズパイ3」を使用します。そして、環境設定から始めました。

60爺の行う作業は常にエラーと背中合わせの状況です。

今回も、そんな状況に陥りました。そんな状況を一緒にご覧くださいませ。

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上段向け電光掲示板の設定

実は、以前にも設定を行おうとしたのですが、何の準備もせず、デモプログラムを使ってニュースを出そうとしましたが、当たり前のようにエラーとなってしまいました。

その途端に、60爺の悪い癖が出て、別の作業に行ったきり設定作業はお蔵入りになっていたんです。

今回、設定を行うつもりの上段向け電光掲示板に使用するラズパイですが、骨董品並みのラズパイAではなく、最新のラズパイ3を使用します。

その作業は次の通りです。

  1. imagemagic・日本語フォントインストール
  2. PHPインストール

imagemagic・日本語フォントインストール

まずは、制御ライブラリ「rpi-rgb-led-matrix」をダウンロードします。

pi@raspberrypi:~ $ git clone https://github.com/hzeller/rpi-rgb-led-matrix/

参照:電光掲示板の配線とデモプログラムの実施!ラズパイで電光掲示板part1

そして、下段の電光掲示板を再生した際、過去の記事をつらつら読んでいくと、次の作業が必須であることが分かり、即実行しました。

  • imagemagicのインストール
  • 日本語フォントのインストール

次に、imagemagicのインストールも行いました。(電光掲示板part3

pi@raspberrypi:~ $ sudo apt-get install imagemagick

日本語フォントのインストールです(おもいたったがきちじつ 日本語化)。
====> 60爺の記事には、これが欠けていた(ただ、インストールとなっていた)ので追記します。

pi@raspberrypi:~ $ sudo apt-get install fonts-ipaexfont

さて、それでは、設定を紹介しましょう。

その後、電光掲示板の配線とデモプログラムの実施!ラズパイで電光掲示板part1に従い、デモプログラムを動かしてひとつずつ確認していきましょう。


PHPインストール

インストールのコマンドがこちらでやらないと、ラズパイではインストールできません。

pi@raspberrypi:~ $ sudo apt-get install php5

Debianだとapt-get install php5としなくてはならないんですね.

さて、PHPのバージョンをみてみます。

pi@raspberrypi:~ $ php -v
PHP 5.6.33-0+deb8u1 (cli) (built: Jan 9 2018 05:01:31)
Copyright (c) 1997-2016 The PHP Group
Zend Engine v2.6.0, Copyright (c) 1998-2016 Zend Technologies
with Zend OPcache v7.0.6-dev, Copyright (c) 1999-2016, by Zend Technologies 

デモプログラムの稼働

どうにか設定が終わりましたので、、デモプログラムを動かして環境の最終確認をします。

環境設定にミス

さっそく動かしてみました。ところが、最初は動きますが、表示が長続きせずに壊れるんですよ。

<strong>sudo ./demo -D 1 -t 10 runtext16.ppm --led-rows=16 --led-no-hardware-pulse</strong>

なんだろう、これ。配線を疑いまして、実際、Groundとstが入れ違いになっていたことに気づきまして直しました。

しかし、現象が好転しません。

先ほどのページをみていましたら、Troubleshootingに、以下のような記事が載っていました。

I have also seen reports that on some Pis, the one-wire protocol<br>is enabled (w1-gpio). This will also not work (disable by removing<br>dtoverlay=w1-gpio in /boot/config.txt; or using raspi-config,<br>Interface Options -> 1-Wire)

一部のPisでは、1線プロトコルが有効になっているという報告もあります(w1-gpio)。これも機能しません(/boot/config.txtのdtoverlay = w1-gpioを削除するか、raspi-config、Interface Options – > 1-Wireを使用して無効にします)

これを基に、下記手順で、RaspberryPiの環境を変えたことで解決しました。

sudo raspi-config
7 Advanced Options > AA 1-Wire
disable
rebootを求められるので再起動

python環境設定での単純ミス

さて、次は、pythonのサンプルプログラムの実行です。ところが、次のエラーが発生して立ち往生です。

sudo python3 image-scroller.py -r 16 --led-no-hardware-pulse yes -c 2 -i /home/pi/rpi-rgb-led-matrix/examples-api-use/runtext16.ppm
7, in <module> from .core import RGBMatrix, FrameCanvas, RGBMatrixOptions
ImportError: No module named 'rgbmatrix.core' 

いろいろ触ってみたんですがうまくいかず、再び、先ほどのページをよく読みますと、python3の項で、以下の説明があります。

sudo apt-get update && sudo apt-get install python3-dev python3-pillow -y
make build-python PYTHON=$(which python3)
sudo make install-python PYTHON=$(which python3)

一行目がpython3のインストールなので、読み飛ばしていた(ラズパイは無条件でpython3がインストールされる)んですが、二行目、三行目はmakeについて述べています。

そこで、これらを実行してみたところ、環境設定がなされたようで、先ほどのエラーが解消され、イメージのスクロールもうまく動きました。

pythonサンプルプログラム実行で苦戦

ところが、天気予報を流すと、下半分の色が違っています。

おかしいと思って、ニュースを流してみたら、最初の部分がうまく出ない+記事の部分が天気予報と同様に下半分の色(本当は白なのに水色)が違って表示されます。

散々悩みました。

そこで、現時点で正常に出ている下段の環境を使ってみると問題なく表示できることが分かりました!

ということで、問題はコネクタかジャンパピンということですね。

そこで、正常に出ないコネクタから、下段向けのコネクタにジャンパピンを繋ぎ直しました。

しかし、状態は変わりません。即ち、ジャンパピンが原因と断定できます!

さて、ジャンパピンのチェックをどうしようと考えましたら、一番簡単な方法をひらめきました。LチカならぬLピカです。

早速、こんな回路で、ラズパイの3.3VとGNDをつなげてテストしました。

Lチカの実行画像

1本ずつ試していくと、案の定、断線してるジャンパピンがありました。

下記、左はLEDが点灯、右は点灯しない状態。この黄色いジャンパピンが断線していたんですね。

この黄色いピンを、新しいジャンパピンに交換することで、正常(背景が白になっている)に動きました---!。

まあ、何かやると、いろいろ問題が起きますね。

以上で設定は完了です!

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最後に

新たなラズパイで電光掲示板の設定を行いましたが、案の定、苦戦に陥りました。

まあ、それでも、ひとつずつ確認しながら前に進めました。

最後の最後にへんてこなエラーで、エレェ悩みましたが、原因は、何のことはないジャンパピンの段戦でしたね。

まあ、悩みも楽しみの一つですが、問題が片付きやれやれです。

※気づけば電光掲示板の記事も増えてきました

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この記事を書いた人

60爺

60路を越え、RaspberryPi と出会い、その関係でブログ開設(2017/2~)となりました。始めてみると、コツコツやるのが性に合ってしまい、漢字の記事から家の補修・将棋・windows10関係・別名・言い方などジャンルを拡大して今に至ってます。まだまだ、元気なので新たな話題を見つけて皆様に提供できればと思っています。「プロフィールはこちら

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Posted by 60爺