将棋ヒューリック杯棋聖戦の序列と賞金及び方式と永世位について

2018年5月7日

1962年に開始された将棋のタイトル戦です。前身の棋戦は早指し王位決定戦です。

初代棋聖は、大山康晴が塚田正夫を3-1で下し、タイトルを獲得しています。その後、七連覇しています。

この棋聖戦ですが、タイトル戦には珍しく、1994年の65期まで年2回春・秋にタイトル戦がありました。

タイトルの序列は将棋八大タイトルの第八位となります。

主催は産業経済新聞社です。2018年4月からはヒューリック株式会社が特別協賛に入り、正式名称をヒューリック杯棋聖戦と称しています。

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参加棋士と賞金

参加棋士

参加棋士ですが、日本将棋連盟の棋聖戦棋戦概要を見ると、参加棋士は女流棋士二名と全棋士です。

賞金

賞金ですが、残念ながら公開されていません。そこで・・・。

60爺

ようやく、自分なりの将棋八大タイトルの賞金額一覧を作成しました。

やっぱり、タイトル戦ですし、序列が8位とは言え1,000万円以下はないと考えました。

賞金額は1,100万円です!

根拠は次の記事です!

この数字と、タイトルの序列(賞金でランク付けされていると言われています)から、王位が2,000万円、王座が1,400万円、王将が1,200万円と当たりをつけました。そうなると、必然的に棋王は1,300万円になりますね。

王将より序列が下の棋聖を1,100万円とすれば、先程の文春の記事であった「王位+叡王+棋聖=4,600万円」から叡王が1,500万円となります。

引用 将棋八大タイトルの賞金額はいくら?各サイトをめぐってとりまとめた

詳細は、次の記事を参照してください。


棋聖戦の方式

それでは、ヒューリック杯棋聖戦の挑戦者になるまでの方式を説明します。

どのタイトル戦もそうですが、予選と本戦があります。そして、この予選及び本戦に各棋戦の特色があるのです。

以下の図をご覧ください。

棋聖戦の予選は、一次予選と二次予選があります。

そして、本選として、二次予選の突破者とシード棋士が決勝トーナメントで挑戦権を争います。

決勝トーナメントの優勝者が挑戦者となって棋聖と五番勝負を行います。

一次予選

一次予選は、シード者以外の順位戦C級1組以下の棋士と、女流棋士2人によりトーナメント形式で行われます。8人が二次予選に進みます。

なお、シード者以外の順位戦C級1組以下の棋士であっても、前期の戦績によっては二次予選からの出場となる場合があります(棋聖戦五番勝負出場経験者、前期決勝トーナメント進出者は、C級1組以下であっても二次予選からの出場となります)。

一次予選を突破するには、三勝ないしは四勝が必要です。90期の一次予選には、109名の 棋士が八つの椅子を争いました。

持ち時間は1時間(チェスクロック使用)です。

二次予選

二次予選は、一次予選の勝ち抜き者8人と、シード者以外の棋士によりトーナメント形式で行われます。81期よりシード人数が変動することになり、勝ち抜け枠は毎年変動するようになりました。

90期は、47名の1次予選免除者と一次予選突破者の八名の55名が8つの決勝トーナメントの切符を目指して戦っています。二勝ないしは三勝で決勝トーナメント進出です。

持ち時間は3時間です。

決勝トーナメント

さて、決勝トーナメントは、16名の棋士が争い、優勝者が棋聖戦五番勝負の挑戦者となります。

棋聖戦は、一次予選、二次予選、そして、決勝トーナメントと、全てがトーナメント戦ですので一発勝負です。即ち、挑戦者になるまで一番も負けられないのです。

シード棋士であれば、決勝トーナメントからの出場ですので四番勝つだけで挑戦者になれますが、一次予選からだと最低でも九連勝が必要です。

運が悪いと、11連勝しなければ挑戦者になれません。しかし逆に言えば、棋士であれば、11連勝すればタイトル挑戦者になれるのです。

なお、棋聖戦の決勝トーナメントのシード棋士は、92期からは、前期挑戦者決定トーナメントベスト4以上(前期棋聖が敗れた場合を含む)、タイトル保持者となりました(91期までは永世棋聖資格者(現役では羽生善治、佐藤康光)が入っていました)。

第89期は、タイトル保持者が二名(今年は、久保王将、渡辺棋王) 、永世棋聖資格者の佐藤九段を含めて7名でした。

持ち時間は4時間です。

五番勝負

棋聖保持者と挑戦者が、例年6月から8月にかけて五番勝負を行い、先に三番勝った棋士が棋聖になります。

棋聖戦は1日制で実施されます。棋王戦、王座戦、叡王戦と同様です。

持ち時間は4時間です。

2020年、17歳の藤井聡太七段が、一次予選(3連勝)、二次予選(3連勝)、決勝トーナメント(4連勝)と勝ち上がり、五番勝負を3勝1敗で棋聖位を奪取したことは記憶に新しいです。

ここ10年間のタイトル保持者

この章を終わる前に、ここ10年の棋聖位のタイトル保持者を見ておきましょう。

西暦タイトル保持者防衛/奪取
852014年羽生善治防衛
862015年羽生善治防衛
872016年羽生善治防衛
882017年羽生善治防衛
892018年豊島将之奪取
902019年渡辺明奪取
912020年藤井聡太奪取
922021年藤井聡太防衛
932022年藤井聡太防衛
942023年藤井聡太防衛

10年前は羽生善治九段が、まだまだ頑張っていたんですな。

89年からは、タイトル保持者が3年連続で変わり、現在は藤井聡太八冠が4年連続防衛で永世棋聖獲得に王手をかけてます。

永世棋聖

永世称号である永世棋聖(獲得至難!将棋七大タイトルの永世位の称号名と獲得条件)は、棋聖位を通算5期以上保持した棋士に与えられます。

2019年1月現在、永世棋聖は大山康晴・中原誠・米長邦雄の3名です。また、永世棋聖の資格を持つ棋士は羽生善治佐藤康光の2名がいます。

基本的に永世位は現役引退後に称するものですが、米長は順位戦フリークラス転出時に現役で永世棋聖を呼称しました。また、中原も60歳になった年度に現役で永世棋聖を呼称しました。

参考サイト
wiki棋聖戦 (将棋)

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この記事を書いた人

60爺

60路を越え、RaspberryPi と出会い、その関係でブログ開設(2017/2~)となりました。始めてみると、コツコツやるのが性に合ってしまい、漢字の記事から家の補修・将棋・windows10関係・別名・言い方などジャンルを拡大して今に至ってます。まだまだ、元気なので新たな話題を見つけて皆様に提供できればと思っています。

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Posted by 60爺