Ubuntu 20.04 LTS デスクトップで固定IPアドレスを設定する方法

2021年9月28日

Ubuntu を windows を使わなくなったノートパソコンにインストールし、SSH を利用できるようにしたことは以前の記事でご紹介しました。

Ubuntu は、デフォルトで DHCPサーバから取得した IPアドレスが自動設定されます。そのため、再起動すると別の IPアドレスに変わることがあります。

そのため、SSH で接続する際に問題となる場合があります。たとえば、SSHクライアントに Ubuntu の IPアドレスを接続先として設定している場合、Ubuntuを起動する度に IPアドレスが変わると接続できないことになります。

これを回避するため Ubuntuデスクトップに「固定IPアドレス(静的IPアドレス)」を設定しましょう。

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Ubuntuデスクトップに固定IPアドレス設定手順

この記事では、無線(Wi-Fi)でネットワーク接続している場合の解説を行います。

UbuntuデスクトップではGUIで編集できます。

raspberryPi で IPアドレスの変更を行った際は、コマンドで環境ファイルを変更しました。

ネットワーク設定を開く

「トップバー」の一番右にある「▼」をクリックすると、下記のようなメニューが開きます。このメニューから、「設定」のアイコンをクリックします。

恐らく、左側の設定カテゴリーの「Wi-Fi」が設定された設定画面が開くはずです。そうでない場合は、設定カテゴリーの「Wi-Fi」をクリックしましょう。

次に、接続中のネットワークに表示されている歯車アイコンをクリックして、設定ダイアログを開きます。


ネットワーク設定の確認と変更

設定ダイアログが開くと、割り当てられた IPv4アドレスや IPv6アドレス、デフォルトルートや DNSサーバーのアドレスなどが表示されます。

ここで、「IPv4」タブをクリックします。設定画面が表示されます。

次に、「IPv4メソッド」を「手動」に切り替えます。

アドレスにある、アドレス、ネットマスク及びゲートウェイ、そして、DNSなどを設定できます。

それぞれの入力例です。

  • アドレス   192.168.XXX.120
  • ネットマスク 255.255.255.0
  • ゲートウェイ 192.168.XXX.1
  • DNS     192.168.XXX.110,192.168.XXX.1

このアドレスが固定IPアドレスです。このアドレスには、家庭内の他のPCなどに設定されていないアドレスを入力しなければなりません(DHCPサーバが割当てるアドレスと、他のPCなどに設定した固定IPアドレス以外)。

60爺の環境はルーターがゲートウェイ・DHCPサーバを兼ねています。ルーターのプライベートアドレスが「192.168.XXX.1」となっています。XXXの部分は、60爺が設定を変えたものです。

また、DHCPサーバが割当てるアドレスの範囲は、ルーターによって異なります。ルーターのWeb設定ページで確認してください。

設定後「適用」をクリックして入力内容を保存します。

ネットワークへの再接続

この時点では、変更したネットワーク設定は有効になっていません。有効にするためには、ネットワークに再接続する必要があります。

Wi-Fiの場合、一旦 Wi-Fi を切ってから、再接続するといいでしょう。

Wi-Fiを切る

Wi-Fiを再接続

最後に

Ubuntuデスクトップに「固定IPアドレス(静的IPアドレス)」を設定する手順を示しました。

Ubuntuデスクトップでは、GUIを用いて設定できるのでわかりやすかったと思います。

皆様も挑戦なさってください。

Ubuntu をインストール後、色々いじっています。他の記事もご覧になってください。

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この記事を書いた人

60爺

60路を越え、RaspberryPi と出会い、その関係でブログ開設(2017/2~)となりました。始めてみると、コツコツやるのが性に合ってしまい、漢字の記事から家の補修・将棋・windows10関係・別名・言い方などジャンルを拡大して今に至ってます。まだまだ、元気なので新たな話題を見つけて皆様に提供できればと思っています。「プロフィールはこちら

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Posted by 60爺