木へんに華と書いて樺!意味・読み方から名前での使われ方まで総特集

2023年1月23日

今回取り上げる漢字は、木へんに花と書く「樺」です!

以前、木へんに花の椛で記事を書いたんですが、その中で、この漢字「樺」が出てきてるんですよ。

「樺」、木へんに華ですから、文字通り華やかなイメージを思い浮かべたのですが、そうではないんですね~。

字が華やかなかんじで目立つんですが、「樺」も、ある意味目立ちますな。おそらく、皆さんもご存知だと思います。

そんな木へんに華の「樺」、この漢字について、その読み方や細かい意味及びその書き順、特徴、さらには名前を付ける場合のポイントまで幅広く総特集しちゃいます。

60爺

さあ、ご一緒に見に行きましょう。

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木へんに華といえば樺!漢字の読み方や全体像をまずはチェック

最初に、樺の意味と読み方を明確にしましょう。

樺の読み方と意味

画数 :14画
音訓:- かば
意味
①木の名。カバノキ科カバノキ属の落葉樹高。樹皮は白くて薄く、剥がれやすい。材質は堅く建築や家具などの用材になる。シラカバ。カバノキ。白樺。樺木。
日本語だけの意味
①弓の籐(トウ)を巻いた部分。②色の名。赤みを帯びた黄色。

参考:上級漢和辞典 漢字源

上記にありますが、「樺」の音読みはないんです。訓読みは「かば」です。

意味はひとつしかありません。今まで見てきた「木へんの漢字」で意味が一つしかなかったのは初めてですね。

ここでは明確に「白樺」と出ています。

日本語だけの意味には2つありますね。

まずは、①弓の籐の部分を樺と呼ぶそうですが、恐らくこの部分ですね。

ただ、残念なことに、弓の各部署の名前を紐解いてみたんですが、明確に「樺」ろ書かれている資料を見つけることはできませんでした(涙)。

②については、木へんに花の記事でも述べていますが、こんな色でした。

このふたつの意味は、こんな意味もあるんだくらいに思っておけばいいでしょう。

次は、「樺」の書き順をみてみましょう。

木と華の書き順そのままです。但し、華は10画もあって、書き順がちょっと面倒くさい。

草冠の後、棒を2本引いた(8,9)後、縦棒を2本引き(10,11)、横線を2本引いて(12,13)、最後に長い縦線を引きます(14)。

くれぐれも間違いのないように注意しましょう。


もっと詳しく知ろう!樺の漢字としての由来や成り立ち

杜は、「木」+「華」で成り立っています。

  • 「木」:木が立っている様子を表しており、「樹木」という意味です。
  • 「華」:はなやかに目立つという意味です。

形声文字※で、樹皮の白色が目立つ木を示します。

※形声文字
事物の類型を表す記号(意符)と発音を表す記号(音符)を組み合わせて新しい字を作る。発音とは単語の発音であり、文字の誕生以前に単語は存在した。形声によって作られた漢字を形声文字(けいせいもじ)という。漢字の 90% 以上が形声文字である。

引用 wiki 形声

樺ってどんな植物?

ここでは、白樺について、どんな植物なのか述べていきます。その花言葉と、形態・生態を見ていきましょう。

花言葉

まずは花言葉ですね。

  • 光と豊富:ヨーロッパでシラカバが光と豊饒の象徴であることから。
  • あなたをお待ちします:白樺の木が、リゾート地を訪れると出迎えてくれ、楽しくリフレッシュして帰るときには見送ってくれるところから。
  • 忍耐:シラカバが自生する地は、冬は極寒となりますが、そんな環境のなか辛抱強く寒さに耐える姿から。

光と豊富という花言葉以外の二つは、じっと耐えるイメージがありますな。忍耐で書いたように、厳しい寒さの中で、じっと耐えるところがそうさせたのでしょう。

形態・生態

シラカンバ(白樺、シラカバ)は、カバノキ科カバノキ属の落葉樹の一種で、樹皮が白いことからこの名があります。

形態、生態は次の通りです。

北半球の温帯から亜寒帯地方に多く見られる。
落葉高木の広葉樹で、樹高は10 – 25 (m)。明るい場所を好む典型的な陽樹である。
樹皮は白色で、横筋が多く薄紙のように横向きに剥がれ、枝の落ちた跡が黒く残る。樹皮が白色を保っているのは、樹齢20年からせいぜい30年が限度といわれている。
葉は互生し、長さ4 – 9 cmの三角状広卵形で鋸歯がある。葉脈の数は6 – 8対ある。葉柄は長さ1.5 – 3.5 cm。秋になると黄葉する。
花期は春(4 – 5月)。果期は10月。

引用 wiki シラカンバ

樹皮は細工物に使われたり、油分を多く含んで容易に燃えるので松明としても使われたりします。また、水を通さず長持ちするので北ヨーロッパなどでは屋根葺きの材料に使われるそうです。

日本では、高原を代表する樹木で、長野県の県木に指定されています。世界を見ると、フィンランドでは国の自然を代表するシンボルとして、事実上、国の木として扱われていますね。

名前に使われる際のポイントは

「樺」という漢字は、これも、2004年に認められた人名ですので、比較的歴史が浅いです。

赤ちゃんへの名付けでは、訓読みの一字を使って「か」と読ませることで名づけの幅は広がります。

「樺」は名前ではどんな思いが込められるのか考えてみました。

  • さわやかで清々しい印象:高原リゾートで見かける白樺のイメージから
  • 華やかな印象で女の子向き:字の中に「華」があるところから

漢字がもつイメージを理解して、「樺」の「はなやかさ」を活かした素敵な名前をつけてあげましょう。

華やかなイメージのある「樺」ですが、他の文字と組み合わせた場合は、「読みが伝わりづらい場合が多いのは要注意」だと思います。

子供にとっては、珍しい名前なので一発で覚えてもらえたり、そこから話題が進んだりするするメリットがあると思います!

しかし、名前をちゃんと読んでもらえないのはストレスになるかもしれないので、命名時の気持ちや願いなどをきちんと伝えておくなどの十分なフォローを忘れずに実施しましょう!

「樺」を使った名前

「樺」は、日常でなかなか目にしない漢字なので、「目新しさ」「個性的」な名前を考えられるといえます。そして、良くも悪くも「珍しさ」を感じさせます。

また、漢字のつくりに「華」が含まれることから、女の子向きの漢字だと思います。

そのため、今回のベスト3から、男の子向けのベスト3は省かせていただきます。その代わりといってはなんですが、女の子向けはベスト5まで拡大します。

女の子の名前60爺ベスト5

皆、「樺」を「か」と呼ばせる名前になりました。

  1. 瑠樺 (るか)
  2. 樺凛 (かりん)
  3. 樺恩(かのん)
  4. 萌樺 (もえか)
  5. 亜弥樺(あやか)

ところで木へんに花の椛は?

イントロで述べたんですが、この漢字「樺」が、木へんに花で椛の記事でも出てきたんですよ!

その部分を抜き出してみますね。

色の名と言っているんですが、多くのサイトなどでは「樺(かば)」の木を指すと書いてあります。確かに、パソコンで「かば」を変換すると「椛」が候補に挙がっていますね。「華」を「花」に置き換えたなんて書かれていますね。

引用 木へんに花と書いて椛!意味・読み方から名前での使われ方まで総特集

そして、辞書を引いたんですが、まさに、どんぴしゃりで「白樺」に辿り着きました!

「椛」については、漢字の音読みはなく、訓読みは「もみじ」がメインだったんです。ただ、意味の中に、この「かば」を指していることがわかりました!詳細は、次の記事を参照ください。

最後に

木へんに華の樺ついて述べてきました。

樺の読み方と意味について述べましたが、読み方は、訓読みの「かば」のみでしたね。意味も、日本のみの意味を除くと、「白樺」を指していました。

この漢字のパッと見は、花という文字が目について、まさに華やかな感じです!成り立ちも、その文字を見て「目立つ」となっていました。

その反面、花言葉はじっと耐えるイメージでしたね。

60爺

今回の漢字も調べていて、なかなか楽しかったです。この先も、この漢字のシリーズを継続したいと思いました。

※気づけば木へんの記事も増えてきました

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この記事を書いた人

60爺

60路を越え、RaspberryPi と出会い、その関係でブログ開設(2017/2~)となりました。始めてみると、コツコツやるのが性に合ってしまい、漢字の記事から家の補修・将棋・windows10関係・別名・言い方などジャンルを拡大して今に至ってます。まだまだ、元気なので新たな話題を見つけて皆様に提供できればと思っています。「プロフィールはこちら

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Posted by 60爺