さんずいに各と書いて洛!意味・読み方から苗字での使われ方まで総特集

2023年5月7日

京都のガイドブックを見ていたら、「洛中」とか「洛外」とかいう言葉に出会いました。

60爺

この「洛」という字に惹かれたんですよ!中国では、洛陽という都市があって三国志などに登場しますね。

「洛」は、60爺の進めている漢字シリーズのうち、「さんずいに○○」に該当しますね。読み方が分からなかったり、怪しかったりする漢字の多い中、この漢字は随分と馴染みがある気がします。

詳細については良く知りませんので、さんずいに各の「洛」について、いつも通りに、意味・読み方から名前での使い方まで総特集しましょうかね。

ご一緒に内容を見に行きましょう。

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さんずいに各といえば洛!漢字の読み方や全体像をまずはチェック

最初に、洛の意味と読み方を明確にしましょう。

洛の読み方と意味

画数 :9画
音訓:ラク
意味
①川の名。a.陝西省北部に源を発し、東南流して渭水(イスイ)に注ぐ。洛水。b.陝西省東南部の秦嶺(シンレイ)に源を発し、東流して河南省に入り、洛陽の南側を流れ、黄河に注ぐ。洛陽はこの川の北側にある。洛水。②地名。洛陽のこと。③姓の一つ。
日本語だけの意味・用法
(意味)京都のこと。▷昔、京都を中国の都の洛陽になぞらえていった。

参考:上級漢和辞典 漢字源 学研

「洛」の音読みは「ラク」一択、訓読みはありません。

意味は、川の名と地名、そして姓です。

川の名では、2つの川が洛水と呼ばれているんですね。渭水(イスイ)に注ぐ川と、黄河に注ぐ川があるんですな!

地名では、洛陽をズバリ指すものです!

それでは、洛の書き順をみましょう。

さんずいと各を順に書くだけです!難しい所はありませんね。


もっと詳しく知ろう!洛の漢字としての由来や成り立ち

滉の語源や字源を見ていきます。

語源

「洛」は「落」と同源で、水が上から下って他の水に入ることの命名というそうです。

上述したように、2つの川がありましたね。

  • 陝西省北部に源を発し、東南流して渭水(イスイ)に注ぐ。
  • 陝西省東南部の秦嶺(シンレイ)に源を発し、東流して河南省に入り、黄河に注ぐ。

字源

洛=「各(カク)点々と連なる」+「水(みず)」(形声)。水滴が点々と連なり落ちる情景。洛は落に含まれる。この意匠によって、比較的高い山地から落ちるように下って他の低い川に流入する川を洛と名づけた。陝西省にある。

引用 上級漢和辞典 漢字源 学研

まさに、語源で述べた川のことです。

次の章では、「滉」のつく言葉を見てみましょう。

洛のつく言葉

洛のつく言葉にはどんなモノがあるでしょうか。

熟語読み意味
洛学ラクカ゛ク宋(ソウ)の程(テイコウ)・程頤(テイイ)兄弟の学派。▽このふたりが洛陽の人であることから。
洛京ラクケイ・ラクキョウ⇒{洛師(ラクシ)}①洛陽(ラクヨウ)のこと。▽五代の唐のときの呼び名。②転じて、都。▽「師」は、京師。
洛書ラクショ中国の古伝説で、禹(ウ)王のときに洛水から出てきた神亀(シンキ)の背にあったという文。洪範のもととなった。⇒「河図」
洛誦ラクショウ文書をくり返し読むこと。「副墨之子、聞諸洛誦之孫=副墨の子は、諸を洛誦の孫に聞けり」〔荘子・大宗師〕
洛城ラクシ゛ョウ①洛陽(ラクヨウ)のまち。洛陽城。②《日本語での特別な意味》京都のこと。
洛蜀朔三党ラクショクサクノサントウ宋(ソウ)の哲宗のとき、激しく争った政治上の三つの党派。洛陽(ラクヨウ)の程頤(テイイ)のひきいる洛党、蜀(ショク)の蘇軾(ソショク)のひきいる蜀党、北方の劉摯(リュウシ)のひきいる朔党。
洛神ラクシン⇒{洛女(ラクシ゛ョ)・洛妃(ラクヒ)}洛水(ラクスイ)の女神。妃(フクヒ)のこと。
洛中ラクチュウ①洛陽(ラクヨウ)の市中。②都の中。③《日本語での特別な意味》京都の町の中。
洛党ラクトウ宋(ソウ)代、洛陽(ラクヨウ)の人程頤(テイイ)を中心とした政治上の一党派。→洛蜀朔三党(ラクショクサクノサントウ)
洛学ラクヒ゛ンノカ゛ク程朱の学問のこと。宋(ソウ)の程(テイコウ)・程頤(テイイ)は洛陽(ラクヨウ)の人、朱子は建陽(の地)で学を講じたことから。
洛邑ラクユウ地名。河南省洛陽(ラクヨウ)の古名。周の成王のときつくられ、東周の都となる。「邑(ラクユウ)」とも。▽戦国時代以後、洛陽と呼ぶようになった。
洛陽ラクヨウ①地名。今の河南省洛陽市。周の成王がこの地に王城を築いて東周の都を開いた。のち、後漢・魏(キ゛)・西晋(セイシン)などの都となった。北宋(ホクソウ)では西京と呼び、元(ケ゛ン)代では河南路の、明(ミン)・清(シン)代では河南府の役所が置かれた。長安とならんで、中国史上、最も著名な都。「陽(ラクヨウ)」とも。▽洛水(ラクスイ)の北側(陽)に位置していたところから。②《日本語での特別な意味》平安京の左京のこと。
洛陽伽藍記ラクヨウカ゛ランキ《書名》五巻。北魏(ホクキ゛)の楊衒之(ヨウケ゛ンシ)の著。五四七年ごろに成立。北魏の首都、洛陽にあった一〇〇〇余にのぼる寺院の旧聞、古跡についての案内記。
洛陽紙価貴ラクヨウノシカタカシ《故事》著書が世にもてはやされることのたとえ。▽晋(シン)の左思が「三都賦」をつくったとき人々が争って写したために、洛陽の紙の値が高くなったという故事から。〔晋書・左思〕
60爺

冒頭でも出てきたように、洛中、洛陽は目にしたことがあります。

後の言葉は、中国の古典からですかね。目にしたことはありませんな!

次は、名前に使われるポイントを見ていきます。

名前に使われる際のポイントは

「洛」は人名として使用できる漢字ですが、読みが「ラク」のみですので、名付けとしては選択肢が非常に小さい漢字ですね。

「洛」には、次の願いを込めることが出来ます。

  • 都のように華やかで注目される人となれますように
  • 都に人が集まるように、皆に注目され周りに人が集まってくる人になるように

実際、ネットを探しても、男の子は「洛(らく)」、女の子は「洛奈(らくな)」位しか候補が出てこないんですよ。

60爺

60爺ベスト3は断念します。

今回は、特別に「洛」のつく苗字を見てみます。

ところが、「洛」一文字の苗字はなく、「洛」に他の漢字をつけた苗字も「洛村」があるくらいでした。

【名字】洛村
【読み】らくむら
【全国順位】 87,037位
【全国人数】 およそ10人
参考資料 名字由来net

この苗字は大変珍しいもので、全国樹ニモ8万台、人数も全国でたったの10人しかいないものです。

都道府県別ではどうなっているでしょうか。

都道府県人数
大阪府およそ10人

参考資料 名字由来net

大阪府に10人いるだけです。しかも、旭区に、この10人がいるだけ見たいですな!

最後に

さんずい各といえば洛ですが、この漢字について述べてきました。

この漢字は、中国にある昔の都「洛陽」、そして、京都の「洛中」など、いくつか思いつく言葉が出て来たものの、いつもの生活ではお目にかかる機会が少ない漢字だと思います。

案の定と言いますか、読みは音読みの「ラク」しかなく、意味も「川の名(洛水)」「地名(洛陽)」「姓の一つ」でした。日本語だけの意味にも「京都」を指すとあり、それら以外に使う機会がないのがわかりましたね。

その割には、「洛のつく言葉」が多くありましたが、やはり知っている言葉は少なかったですね~!

次の漢字は、ポピュラーな漢字が出て来るのか、そうでないのか興味津々です。

※気づけばさんずいの記事も増えてきました

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この記事を書いた人

60爺

60路を越え、RaspberryPi と出会い、その関係でブログ開設(2017/2~)となりました。始めてみると、コツコツやるのが性に合ってしまい、漢字の記事から家の補修・将棋・windows10関係・別名・言い方などジャンルを拡大して今に至ってます。まだまだ、元気なので新たな話題を見つけて皆様に提供できればと思っています。「プロフィールはこちら