しめすへんに右で祐!読み方から意味・名前での使われ方まで総特集

2023年9月8日

東急東横線で渋谷の次の駅である「祐天寺」をご存知ですか?随分、おしゃれな街に変貌したようです。

60爺

私は、現役時代を通じて、この駅で下車したことはありません。

今回、「祐天寺」の何に注目したいのかと言えば、最初の漢字である「祐」なんですよ。しめすへんに右と書く漢字ですネ。

今回の記事では、しめすへんの漢字として初めて登場した、しめすへんに右と書いた「祐」について、読み方から意味・書き順、そして、名前での使い方まで総特集していきます。

それでは、ご一緒に内容を見にいきましょう。

スポンサーリンク

しめすへんに右で祐!漢字の読み方や全体像をまずはチェック

最初に、祐の意味と読み方や全体像をチェックしましょう。

祐の読み方と意味

画数 :9画
音訓:ユウ たす・ける たす・け(日本語だけ)じょう
意味
たすける(たすく)。たすけ。外からかばってたすける。また、そのこと。
日本語だけの意味・用法
じょう。四等官で、神祇官(シ゛ンキ゛カン)の第三位。
(名付)さち、すけ、たすく、ち、ひろ、まさ、ます、むら、よし

参考:上級漢和辞典 漢字源 学研

「祐」の音読みは「ユウ」で、訓読みは「たす・ける」「たす・け」の2つですね。日本語だけの訓読みに「じょう」があります。

意味は上述の通りです。同義語に「佑」、類義語に「保」があります。

この意を持つ言葉に次の三つの言葉があります。

  • 保祐(ホユウ):=保佑、保右。保護して助ける。▽「佑」は、かばう。
  • 神祐(シンユウ):神の保護
  • 天祐(テンユウ):=天佑。天の助け。神助。

この漢字の書き順を見てみましょうか。

しめすへん(ネ)を書いてから右を書きます。右は、ノが最初ですよ。そこだけ注意しましょう。


もっと詳しく知ろう!祐の漢字としての由来や成り立ち

祐の字源です。

祐=「右(ユウ かばって助ける)」+「示(神)」(形声)。神が福を下して、かばい助けることを示す。佑と全く同じ。

引用 上級漢和辞典 漢字源 学研

形声とは、漢字の六書(リクショ)の一つ。発音を表す文字と、意味を表す文字とを組み合わせて、新しい文字を作る方法。

祐のつく言葉

この章では、祐のつく言葉をみていきたいと思います。

祐のつく言葉読み意味
嘉祐カユウけっこうなたすけ。幸福。
神祐シンユウ神の保護
天祐テンユウ⇒天佑。天の助け。神助。
福祐フクユウ神のたすけと恵み。
保祐ホユウ⇒保佑、保右。保護して助ける。▽「佑」は、かばう。
冥祐メイユウ⇒冥佑。神仏のたすけ。
祐助ユウシ゛ョ天や神仏がたすけること。また、そのたすけ。
祐筆ユウヒツ《日本語での特別な意味》=右筆。①昔、身分の高い人のそばに仕え、書類を書くことをつかさどった人。②武家の職名。文書・記録のことをつかさどった。③文章のじょうずな人。

参考:学研漢和大字典

60爺

今回の言葉も、そこそこ出て来ました。

漢和辞典に載っている言葉は、やはり難しいですな。

天祐、祐筆はわかりまっせ。前者は天の助け、後者は時代小説なんかにも出て来ますよね。

次の章では、「祐」を使った名前での使われ方をみておきます。

名前での使われ方は

この「祐」ですが、上述したとおり、意味に「神の助け」、「助ける」を持つ漢字です。良い意味を持っているうえに、読みが豊富であることから、名前に人気の漢字なんですよ

今述べた漢字の意味から、まずは、幸運や強運というイメージが浮かびます。また、優しい雰囲気や頼り甲斐のあるイメージも浮かびますね。

それでは、こんなイメージを持つ「祐」にはどんな思いをを込められるでしょうか。

  • 幸運に恵まれた健やかな人になってほしい
  • 神のご加護で周囲を明るくできる人になってほしい
  • 人を助けられるような優しい心を持った人になってほしい
  • 他人に手を差し伸べることのできる器の大きい人になってほしい

」を使った名前

男の子の名前60爺ベスト3

  1. 涼祐(りょうすけ)
  2. 祐真(ゆうま)
  3. 祐哉(まさや)

読みは全部変えてみました。1が「すけ」で、2が「ゆう」、3が「まさ」です。

女の子の名前60爺ベスト3

  1. 祐(さち)
  2. 千祐(ちひろ)
  3. 祐花(ちか)

女の子も、音の子と同様、読みを全部変えてみました。1が「さち」で、2が「ひろ」、3が「ち」です。

読み方がたくさんあるので、いろいろな名前を付けられると思います。

最後に

しめすへんに右の「祐」をみてきました。

この漢字の意味は、「たすける(たすく)。たすけ。外からかばってたすける。また、そのこと。」とあり、神さまが助けてくれるんですよ!

この意味に関する言葉がほとんどでしたね。「天祐」なんていう言葉は聞いたことがあるかと思います。

この漢字、名付けとしての読みが多数あるので、色々な名前を考えられると思いますよ。

スポンサーリンク
この記事を書いた人

60爺

60路を越え、RaspberryPi と出会い、その関係でブログ開設(2017/2~)となりました。始めてみると、コツコツやるのが性に合ってしまい、漢字の記事から家の補修・将棋・windows10関係・別名・言い方などジャンルを拡大して今に至ってます。まだまだ、元気なので新たな話題を見つけて皆様に提供できればと思っています。「プロフィールはこちら

漢字

Posted by 60爺