「琢」の点あり「琢」の出し方|パソコン・スマホ・テプラ対応
「琢」の点が付いた漢字を入力したいのに、「たく」と変換しても出てこないと困ったことはありませんか。
人名などで使われる「琢」は、「琢」の旧字(旧字体)です。
見た目はよく似ていますが、コンピューター上では別の文字として扱われるため、通常の文字変換では入力できない環境も少なくありません。
この記事では、「琢」の出し方をパソコン・スマホ・テプラで実際に検証した結果を紹介します。
また、フォントによって表示が変わる理由についても分かりやすく解説します。
「琢」の点ありとは?正式には「琢」
「琢」の点ありとして知られている文字は「琢」です。
『漢字源』では、「琢」は「琢」の旧字とされています。
現在、一般的に使われているのは「琢」ですが、人名や古い資料などでは「琢」を見かけることがあります。
「琢」と「琢」は、点一つの違いであるため、見た目がよく似ていますが、Unicodeでは別の文字として登録されています。
「琢」と「琢」の違いをまとめると、次のようになります。
| 項目 | 琢 | 琢 |
|---|---|---|
| Unicode | U+7422 | U+FA4A |
| 位置付け(漢字源) | 新字 | 旧字 |
| 通常の文字変換 | ○ | × |
見た目が似ていても、コンピューターでは別の文字として扱われます。
そのため、「琢」は表示できても、「琢」は変換できないという環境が存在します。
パソコンで「琢」を出す方法
Windows 11(MS IME)で実際に確認した結果を紹介します。
「たく」では変換できない
MS IMEで「たく」と入力して文字変換しても、「琢」は候補に表示されませんでした。
通常の文字変換だけでは入力できないようです。
手書き入力でも出せない
MS IMEの手書き入力で「琢」を入力し、異体字の表示も確認しました。

しかし、上記に示すように「琢」は候補に表示されませんでした。
通常の変換だけでなく、手書き入力でも入力することはできませんでした。
Unicodeなら入力できる
WindowsではUnicodeを利用して入力できます。
「琢」のUnicodeはは、上記に示した通り「U+FA4A」です。
エディターやブラウザで、日本語で「FA4A」(「ふぁ4あ」となりますが問題ないです)と入力し、F5キーを押下すれば「琢」を得ることができます。
スマホで「琢」を出す方法
AndroidとiPhoneで入力できるかを確認しました。
Androidの場合
Androidでは、「たく」と入力しても「琢」は変換候補に表示されませんでした。
また、手書き入力でも、「琢」は変換候補に表示されません。
一方、他の場所からコピーした「琢」は、そのまま貼り付けることができました。
通常の文字変換では入力できませんが、コピー&ペーストで利用できます。
iPhoneの場合
iPhoneでも、「たく」と入力しても「琢」は変換候補に表示されません。
ただ、他の場所からコピーした「琢」は、そのまま貼り付けることができました。
iPhoneも、Androidと同様、通常の文字変換はできませんが、コピー&ペーストで利用できます。
テプラで「琢」を出す方法
最上位機種(テプラPRO SR-R980)でも、「琢」は登録されていませんでした。
登録されているのは「琢」のみです。
そのため、テプラ本体だけでは「琢」を入力することはできません。
どうしても「琢」を使用したい場合は、パソコン接続に対応した機種を利用し、実施するしか手がないです。
「琢」が「琢」と同じに見えるのはなぜ?
「琢」を入力しても、「琢」とまったく同じ形に見えることがあります。
これは文字が間違っているのではなく、使用しているフォントが原因です。
フォントによっては、新字と旧字を区別せず、新字のみあるいは旧字のみで表示するものがあります。
一方、新字と旧字を別の字形で表示するフォントもあります。
実際に確認したところ、フォントは次の3つのタイプに分かれました。
| フォントの種類 | 表示例 |
|---|---|
| 両方とも新字として表示するフォント | HG正楷書体-PRO |
| 両方とも旧字として表示するフォント | Microsoft JhengHei UI 、Microsoft JhengHei Light、NSimSun、Malgun Gothic |
| 新字と旧字を区別して表示するフォント | MS明朝、Arial |
このように、点ありの「琢」が表示できないように見えても、実際にはフォントの仕様によって字形が変わっているだけの場合があります。
実際の実行結果を見てください。
左側が新字、右側が旧字のUnicodeを入れたないようですが、フォントによって、上記の表に示した結果が現れています。

そのため、「琢」と「琢」を区別して確認したい場合は、MS明朝やArial、(例にはないですが、)Noto Serif JPのように、新字と旧字を別の字形で表示するフォントを利用すると分かりやすいでしょう。
海の旧字の記事でも、同じようにフォント別で新旧の文字を比べてみました。
まとめ
「琢」の点ありは「琢」という旧字で、Unicodeでは「琢」とは別の文字として登録されています。
WindowsのMS IMEやAndroidでは通常の文字変換では入力できませんでしたが、Unicode入力やコピー&ペーストで利用できます。
また、テプラ本体にも登録されていないため、必要に応じてパソコンとの連携を利用することになります。
さらに、「琢」と「琢」が同じように見える場合でも、文字が間違っているとは限りません。
フォントによって新字と旧字を区別しないものがあるためです。
「琢」を正しく扱いたい場合は、入力方法だけでなく、表示に使用するフォントもあわせて確認すると安心です。
参考資料
上級漢和辞典 漢字源(学研)
■思えば「打ち方・出し方」の記事も増えてきました









60爺



ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません