四の難しい漢字は「肆」!読み方・意味・使われ方をわかりやすく解説
「四」といえば、誰もが知っている身近な数字ですが、「四」にはあまり知られていない難しい漢字表記が存在します。
その漢字が、「肆」です。
画数が多く、数字とは結びつきにくいこの漢字は、「これで本当に“四”と読むの?」と驚かれることも少なくありません。
本記事では、四の難しい漢字は何か、「肆」の正しい読み方、どんな意味を持ち、どこで使われるのかを順を追って、わかりやすく解説します。
最後には、表で整理しながら全体を振り返るので、「結局どういう漢字なのか」がすっきり理解できるはずです。
四の難しい漢字は「肆」【結論】

結論から言うと、四の難しい漢字は「肆(し)」です。
この「肆」は、次の理由から、「四の難しい漢字」として挙げられることが多い漢字です。
- 見た目が複雑で数字に見えにくい
- 日常生活ではほとんど使われない
- 学校教育でもほぼ触れられない
「肆」は誤字や当て字ではない
「肆」は珍しいため、「本当に「四」を表す漢字なの?」「当て字や特殊な表現では?」と感じる人も少なくありません。
しかし、「肆」はれっきとした正規の漢字表記で、古くから漢数字の一つとして用いられてきました。
現在でも、次の場面で使われています。
- 書道作品
- 格式を重んじる表現
- 「肆意(しい)」などの熟語
なぜ「四=肆」が知られていないのか
「肆」が広く知られていない理由は明確です。
- 数字は算用数字(4)が主流になった
- 漢数字も「一・二・三・四」までで十分だった
- 実用性が低く、覚える必要がなかった
その結果、「肆」は知識としては存在するが、使う機会のない漢字となりました。
だからこそ、「四の難しい漢字」として調べたときに、多くの人がこの「肆」に行き着くのです。
「肆」の読み方は?音読み・訓読み
「肆」の読み方は、基本的に「し」です。
漢字辞書では音読みとして「シ」が示されており、数字の「四」を表す場合も、この読み方が用いられます。
「肆」は「よん」とは読まない
「四」は「よん」「し」と複数の読み方がありますが、「肆」を「よん」と読むことはありません。
あくまで、次の対応関係になります。
- 四 → よん/し
- 肆 → し
そのため、「肆」を見て「よん」と読もうとすると、誤読になる点には注意が必要です。
読みはあるのか?
「肆」には、漢字としての意味に基づいた訓読みがあります(ほしいまま・つらねる・みせ)が、数字として使う場合に訓読みが用いられることはほぼありません。
現代日本語において「肆」は、次の形使われるケースが大半です。
- 数字を表す漢字
- 熟語の構成要素
熟語ではどう読まれる?
「肆」は、熟語の中でも音読みの「し」で読まれます。
代表的な例として、「肆意(しい)」などがあり、これらを通して、「肆=し」という読み方に触れている人も少なくありません。
読み方が定着しにくい理由
「肆」の読み方が覚えにくい理由として、次の点が挙げられます。
- 日常で数字として使う機会がほとんどない
- 「四」と見た目が大きく異なる
- 熟語での意味と数字のイメージが結びつきにくい
「肆」の意味と由来|なぜ「四」を表す漢字なのか

「肆」という漢字は、もともと数字を表すためだけの文字ではありません。
本来は、動作や状態を示す意味を持つ漢字でした。
「肆」が持つ本来の意味
漢字辞書によると、「肆」には次のような意味があります。
- 思うままに行う
- 並べる、広げる
- 制限なく振る舞う
この意味は、肆意(しい)のような熟語にも受け継がれています。
なぜ「肆」が「四」を表すようになったのか
「肆」が数字の「四」を表す漢字として使われるようになった背景には、漢数字の体系があります。
漢数字には、「一、二、三、四」とは別に、「壹、貳、參、肆」という、画数が多く誤記されにくい表記が存在します。
※この件については、次の記事があります。
このうちの「肆」が、「四」に対応する漢字として用いられました。
漢数字として選ばれた理由
「肆」が採用された最大の理由は、画数が多く、書き換えにくいことです。
「四」は書き換えやすいのに対し、「肆」は構造が複雑で改変が難しいため、金額や数量を正確に示す目的で使われてきました。
「肆」はどこで使われている?実際の使用例
「肆」という漢字は、日常生活で目にする機会は多くありません。
しかし、注意して見ると、特定の分野では今も使われています。
ここでは、「肆」が実際に現れる場面に限定して紹介します。
公的・形式的な表記の中で使われる例
「肆」は、漢数字の一つとして、格式や正確さが重視される文脈で使われてきました。
たとえば、次のような場面です。
- 古い契約書や帳簿
- 金額や数量を厳密に示す文書
- 伝統的な書式を踏襲した文章
現代では算用数字が主流になったため使用頻度は低いものの、歴史的文書や形式重視の表現では、今も確認できます。
書道・デザインで見かける「肆」

「肆」は画数が多く、力強さや重厚感を出しやすい漢字でもあります。
そのため、次に示す視覚的な表現で使われることがあります。
- 書道作品
- 看板や題字
- 意匠的なデザイン文字
数字としての意味を知らなくても、「迫力のある漢字」として選ばれるケースです。
鬼滅の刃でも出てきました。
熟語の中で使われる「肆」
現代日本語で「肆」を目にする最も身近な場面は、既に上述している熟語の一部としてでしょう。
代表的な例には、次のような言葉があります。
- 肆意(しい):自分の思うままに振る舞うこと
- 肆虐(しぎゃく):思うままに暴れ苦しめること
これらの熟語では、「四」という数字の意味は意識されません。
あくまで、「肆」が本来持つ自由・放縦といった意味が使われています。
なぜ「肆」は日常では使われないのか
「肆」が日常生活でほとんど使われなくなった理由は、漢字そのものではなく、数字の扱い方が変化したことにあります。
理由① 算用数字が主流になった
現在、数字を表す際は1・2・3・4 といった算用数字が圧倒的に使われています。
算用数字は、次の点で優れており、漢数字自体の使用頻度が大きく下がりました。
- 誰でもすぐに読める
- 書く手間が少ない
- デジタル環境と相性が良い
理由② 改ざん防止の必要性が低下した
「肆」は、もともと書き換えを防ぐ目的で使われてきました。
しかし、現代では、「印刷物、電子文書、システム管理」が主流となり、手書きによる改ざんを想定する場面はほとんどありません。
こうした環境の変化により、「肆」の役割は自然と終わりを迎えたのです。
「四」の漢字表記まとめ(比較表)
「四」は日常的に使われる数字ですが、実は表記にはいくつかの種類があります。
ここでは、一般的な「四」と、難しい漢字である「肆」を比較しながら整理します。
| 四 | よん/し | 一般的な数字表記 | 会話・文章・学校教育 |
| 肆 | し | 漢数字・意匠的表記 | 公的文書、書道、熟語 |
まず、日常生活で使われるのは圧倒的に「四」です。
新聞、教科書、案内文など、通常の文章で「肆」を見かけることはほとんどありません。
一方、「肆」は漢数字としての「四」を表す漢字であり、下記のような、限定的な場面で使われます。
- 書道作品
- 厳粛さや格式を出したい表現
- 「肆意」「肆虐」などの熟語
なぜ「肆」は難しいと感じるのか
「肆」が難しく感じられる理由は、以下の点にあります。
- 学校教育でほとんど習わない
- 日常的に目にする機会が少ない
- 見た目が複雑で、数字を連想しにくい
そのため、「四の難しい漢字」として調べたときに、多くの人が「肆」に行き着くのです。
まとめ
四の難しい漢字として挙げられるのが、「肆」です。
「肆」は正しい漢字であり、漢数字として「四」を表す役割を持ってきました。
読み方は主に「し」で、「よん」とは読みません。
もともとは改ざん防止などの実用的な理由から使われていましたが、算用数字の普及やデジタル化により、現代の日常生活では使われる場面が限られています。
それでも、「肆」は熟語や書の世界などに残り、知識として知っておくと理解が深まる漢字の一つです。
「四 難しい漢字」「肆 読み方」と疑問に思ったとき、その答えは、この一字に集約されます。
※「その他の漢字」も大所帯になってきました









60爺



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