しゃっくりを漢字で書くと?「噦り」「吃逆」の意味まで徹底解説
「しゃっくり」を漢字で書けますか?
普段はひらがなで書くことが多いため、突然聞かれると困ってしまいますよね。
実は、しゃっくりには「噦り」や「吃逆」など、かなり難しい漢字表記があります。
しかも、単なる当て字ではなく、「しゃっくりが起きる様子」を表した意味のある漢字です。
この記事では、しゃっくりの漢字表記から、それぞれの意味や違い、なぜこんな難しい字になったのかまでわかりやすく解説します。
しゃっくりを漢字で書くと?
しゃっくりの主な漢字表記は、次の2つです。
| 表記 | 読み方 | 特徴 |
|---|---|---|
| 噦り | しゃっくり | 昔から使われる和風の表記 |
| 吃逆 | きつぎゃく | 漢語・医学用語寄りの表現 |
現在の日本では、「しゃっくり」とひらがなで書くのが一般的です。
そのため、「噦り」や「吃逆」は日常生活で見る機会はほとんどありません。
ただし、辞書や古い文献、医学関係の文章などでは使われることがあります。
※しゃっくりと似ている生理現象である「おなら」「ゲップ」「あくび」の漢字表記は、こちらの記事で紹介しています。
「噦り」と「吃逆」は何が違う?
「噦り」と「吃逆」は、どちらもしゃっくりを表します。
ただし、使われ方には少し違いがあります。
「噦り」は昔ながらの表記
「噦り(しゃっくり)」は、熟字訓的に使われる表記です。
「噦」という字には、次のような意味があります。
- のどが詰まる
- 声が引きつる
- しゃくり上げる
しゃっくりの「ヒック」という独特の動きや音を表した漢字と考えられています。
ただし、現在では、かなり難読漢字に分類されるため、日常生活ではほぼ使われません。
「吃逆」は医学用語として使われることがある
「吃逆」は「きつぎゃく」と読みます。
こちらは漢語的な表現で、医学分野でも使われることがあります。
「吃」には、次のような意味があります。
- つかえる
- どもる
また、「逆」は逆流するような動きを表しています。
つまり、呼吸が逆流するような不自然な動きを表した言葉と考えられています。
なぜ「しゃっくり」はこんな難しい漢字なの?
しゃっくりの漢字が難しい理由は、昔の人が「音」や「動き」を細かく漢字で表そうとしていたためです。
しゃっくりは、「ヒック」という独特の音が突然出る不思議な現象ですよね。
昔の人は、その様子を単なる音ではなく、「息が引っかかる」「不自然に動く」といった感覚も含めて表現しようとしました。
その結果、「噦」や「吃逆」のような難しい漢字が使われるようになったのです。
現在ではほとんど使われませんが、昔の人の細かな表現感覚が残っている言葉とも言えます。
「吃逆」という漢字は何を意味している?
「吃逆」という言葉は、しゃっくりの特徴をそのまま表した漢語です。
しゃっくりは、横隔膜が急にけいれんすることで起こります。
すると、急に空気が吸い込まれ、その直後に声帯が閉じるため、「ヒック」という音が出ます。
昔の人は、この不自然な動きを「息がつかえる」「呼吸が逆流する」ように感じたのでしょう。
そのため、次のような意味を持つ漢字が使われるようになったと考えられています。
- 「吃」=つかえる
- 「逆」=逆向き・不自然な動き
単なる難読漢字ではなく、現象そのものを表した言葉だったのです。
「しゃっくり」という言葉の由来は?
現在は「しゃっくり」という言い方が一般的ですが、昔は「しゃくり」や「さくり」と呼ばれることもありました。
これは、「しゃっくり」という言葉が時代とともに少しずつ変化してきたためと考えられています。
また、「しゃくり上げる」という言葉のように、のどや呼吸が引きつるような動きと関係しているという説もあります。
つまり、「しゃっくり」は単なる音の言葉ではなく、昔の人が体の動きを表現した言葉だったのです。
現代では漢字で書くことはある?
現在では、「しゃっくり」を漢字で書く機会はほとんどありません。
一般的には、ひらがな表記が使われます。
ただし、次のような資料の中では、「噦り」や「吃逆」を見ることがあります。
- 辞書
- 古い文学作品
- 医学用語
- 漢字クイズ
- 難読漢字紹介
特に「吃逆」は、医学関係の文章で見かけることがあります。
一方、「噦り」はかなり古風な表現で、現代では難読漢字として扱われることが多いです。
※身近にある漢字をテーマにしたクイズを厳選し、楽しみながら漢字への理解を深められる内容をお届けしています。
まとめ
しゃっくりの漢字には、「噦り」や「吃逆」があります。
「噦り」は昔ながらの和風表記で、「吃逆」は医学用語寄りの漢語表現です。
どちらも単なる当て字ではなく、しゃっくりの特徴を漢字で表しています。
現在はひらがなで書くのが一般的ですが、意味を知ると、昔の人の表現の細かさや漢字の奥深さが見えてきますね。
参考資料
漢字ペディア「噦」
漢字ペディア「噦り」
コトバンク「噦り」
コトバンク「吃逆」
■思えば、「ある言葉を漢字で書くと」の記事も増えてきました










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