イカの漢字は「烏賊」!意味と由来をわかりやすく解説

2026年3月23日

イカを漢字で書くと「烏賊」となります。

しかし、「なぜカラス(烏)なのか」「なぜ賊なのか」と疑問に思ったことはないでしょうか。

実はこの漢字には、中国に由来する伝説や、古い漢字表記の変化が関係していると考えられています。

また、イカには「烏賊」以外にも複数の漢字表記があります。

この記事では、イカの漢字の意味・由来から、別表記との違いまでをわかりやすく解説します。

イカの漢字は「烏賊」

漢字「烏賊」と読み方

イカの漢字は「烏賊」と書き、読み方は「いか」です。

「烏」はカラス、「賊」は害するもの・だますものを意味し、「カラスをだます存在」というニュアンスを持つ言葉です。

なお、「烏賊」と書いて「いか」と読むのは、熟字訓(じゅくじくん)と呼ばれる読み方です。

漢字一文字ずつの音や訓ではなく、言葉全体に対して「いか」という読みが当てられています。

なぜイカは「烏賊」と書くのか(由来)

「烏賊」という漢字の由来として有名なのが、中国の古い説話です。

海面に浮かんだイカが死んだふりをしていると、それを見つけたカラスが近づきます。カラスがついばもうとした瞬間、イカは足を伸ばして絡め取る――という話です。

このことから、「カラス(烏)をだます存在(賊)」として「烏賊」と名付けられたとされています。

ここでいう「賊」は、単なる悪者というより、「相手を出し抜く存在」という意味合いで使われています。

ただし、この由来はあくまで伝承の一つです。

漢字の研究では、「烏賊」は中国で使われていた複数のイカ表記や伝説が結びつきながら定着した漢字とも考えられています。

イカの別の漢字表記

イカには「烏賊」以外にも、さまざまな漢字表記があります。

漢字読み特徴・意味
烏賊いか一般的な表記
中国系の古い表記
ゆう中国語では広くイカ類を表す
そくイカの総称として使われることがある
柔魚じゅうぎょ体が柔らかいことに由来
墨魚ぼくぎょ墨を吐く性質に由来
纜魚らんぎょ非常に珍しい文献表記

このように、イカの漢字は「行動」「特徴」「性質」など、さまざまな視点から作られています。

特に「魷」「墨魚」は現在の中国語圏でも見られる表記で、日本語の「烏賊」とは異なる文化的背景があります。

また、「柔魚」はイカの体の柔らかさ、「墨魚」は墨を吐く習性を直接表した漢字であり、「烏賊」のような伝説由来の名前とは性格が異なります。

なぜ「イカ」はカタカナで書かれることが多い?

「烏賊」は難読漢字であり、日常生活では読めない人も少なくありません。

そのため、スーパーの商品名やニュース、一般的な文章では、「イカ」とカタカナで表記されることが多くなっています。

特に生き物の名前は、読みやすさを優先してカタカナ表記されることが多く、「タコ」「クラゲ」なども同様です。

なぜ「烏賊」が一般的なのか

現在、日本で最も一般的に使われているのは「烏賊」です。

これは、古くからの漢和辞典や文献で広く採用されてきたことが大きな理由です。

また、難読ではあるものの、慣用的な表記として定着しています。

他の表記は、古典・中国語・専門資料などで見かけることが多く、日常生活ではほとんど使われません。

タコの漢字との違い

海の生き物には、イカ以外にも独特な漢字表記があります。

例えば、タコは「蛸」や「章魚」と書かれることがあります。

イカの「烏賊」が伝説由来なのに対し、「章魚」は中国語系、「蛸」は日本独自の国字として扱われる点が特徴です。

海の生き物の漢字を比較すると、それぞれの成り立ちや文化的背景の違いが見えてきます。

※タコの漢字については、関連記事でも詳しく解説しています。
たこを漢字で書くと?

まとめ

イカの漢字は「烏賊」と書き、「カラスをだます存在」という中国の伝説に由来するとされています。

また、「烏賊」を「いか」と読むのは熟字訓であり、漢字一文字ごとの読みではなく、言葉全体に読みが当てられています。

さらに、イカには「鰞」「魷」「鰂」「柔魚」「墨魚」など複数の漢字表記があり、それぞれ「特徴」「性質」「中国語での呼び方」など、異なる視点から名付けられています。

普段はカタカナで見ることが多い「イカ」ですが、漢字の由来を知ることで、昔の人がどのようにこの生き物を見ていたのかも感じ取れるでしょう。

※思えば、「○○を漢字で書く」記事も増えてきましたよ

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この記事を書いた人

60爺

60路を越え、RaspberryPi と出会い、その関係でブログ開設(2017/2~)となりました。始めてみると、コツコツやるのが性に合ってしまい、漢字の記事から家の補修・将棋・windows10関係・別名・言い方などジャンルを拡大して今に至ってます。まだまだ、元気なので新たな話題を見つけて皆様に提供できればと思っています。「プロフィールはこちら