木へんに京と書いて椋!読み方から意味・名前での使われ方まで総特集

2023年1月21日

「木へんに京」と書く漢字は「椋」です。

音読みでは「リョウ」、訓読みでは「むく」と読み、主にムクノキなどの樹木を表します。

「椋」は人名用漢字で、名前に使えるほか、「小椋(おぐら)」や「椋木(むくのき)」などの苗字にも使われています。

この記事では、「椋」の読み方と意味、漢字の成り立ち、書き順、植物としての特徴、名前や苗字での使われ方を分かりやすく解説します。

木へんに京の漢字は「椋」!読み方と意味

最初に、椋の意味と読み方を明確にしましょう。

椋の読み方と意味

項目内容
部首木部(きへん)
画数12画
音読みリョウ
訓読みむく(日本語だけ)
意味クマノミズキやムクノキを表す

漢字源によると、「椋」の音読みは「リョウ」、訓読みはありません。

但し、日本語のみ、「むく」という読みがあります。

60爺

先程も言いましたが、この漢字、何度も見たことはありますが、いざ、読もうとしたら、「あれっ」ってなっちゃいました。

意味は、クマノミズキという植物のことなんですね。

調べると、樹高は8〜12mとありますので、かなりの大木です。

和名は、三重県熊野に産するミズキの意味とのことです。

クマノミズキには「椋子木」という別名があります。

別名に「涼木」とありますが、これは、漢字の成り立ち(下記)に関わるものですね。「棶」はまさしく「クマノミズキ」のことで間違いありません。

日本語だけの意味ではムクノキを言うんですね。

ムクノキの画像
ムクノキ

「漢字源」にはありませんでしたが、「携帯 新漢和中辞典(三省堂)」には「鳥の名、椋鳥(むくどり)」も載っていました。

ムクドリの画像
ムクドリ

ムクノキは、ムクドリがこの木ノ実を好んで食べると言われたところから名付けられたといいますが、どうやら俗説のようです。

他にも、「ちしゃ。チシャの木。」を指すなんて資料もありました。

椋の書き順

次は、書き順を示しておきます。

椋の書き順の画像

木と京の書き順そのままです!京の書き順は皆さん問題ないですよね。

万が一、不安のある方は、順番に従ってご確認のほどを^^;

※「きへんに○の漢字一覧」で記事を書いています。「京」の他にも様々な漢字を用意しています。

「椋」の由来や漢字の成り立ち

椋は、「木」+「京」で構成される形声文字です。

漢字源によると、「京」は、涼(リョウ・涼しい)の略体で、まさしく涼しいという意味です。

ここから、「椋」は、枝葉が陰をなして夏に涼を取ることからクマノミズキを涼木と称し、椋の字が作られたそうです。

先程の画像で見たクマノミズキ、さすがに大きく、枝葉が陰をなして夏に涼を取るには最適なのですね。

「椋」はなぜ「むく」と読む?

新明解語源辞典では、「椋」の語源は不明だと出ています。

「改訂増補牧野新日本植物図鑑」に面白い説が出ています。

  • 樹皮が剥がれる⇒「剥く」⇒ムクノキ
  • ざらざらした葉で物をみがく ⇒ みがく=古語「むく」から
  • 「茂(も)く」で茂る樹の意

その他にも、ムクドリが実を好むのでムクノキになったなんて説もあるようです。

椋ってどんな植物?

ムクノキは東アジアに分布し、単に「ムク(椋)」、「ムクエノキ(椋榎)」と呼ばれます。

葉の表面は細かい剛毛が生え、紙やすりのようにざらついているので、乾燥させると紙やすりのようになりため、古来から木材や象牙、べっ甲などを研磨する用途で使われていたようです。

また、ムクノキの幹は固く丈夫で加工しやすいので、古来から木材として、農具の柄の部分や餅つき用の杵、建築や造船等に使われてきました。

ムクノキの果実は甘みがあるため、ムクドリなどの小鳥の好物であり、上述の通り、ムクドリが実を好むのでムクノキになったという説があるんです。

「椋」は名前に使える?

この漢字は、人名用漢字で、「りょう」という人気の響きを持ちますので、名付けで使いやすい漢字ですね。

「椋」の字から受ける印象は、木へんのどっしりとした印象と「京」の雅なイメージがあります。また、クマノミズキにしても、ムクノキにしても、早く大きく成長するのが特徴ですから、以下の思いを込められます。

  • 素直で穏やかな性格で社会に貢献する
  • 真っ直ぐな成長を願って
  • すくすくと健康に育つこと

「椋」という文字も、子供にとっては、珍しい名前なので一発で覚えてもらえたり、そこから話題が進んだりするするメリットがあると思います!

しかし、名前をちゃんと読んでもらえないのはストレスになるかもしれないので、命名時の気持ちや願いなどをきちんと伝えておくなどの十分なフォローを忘れずに実施しましょう!

「椋」を使った名前

「椋」という漢字ですが、名付けでは、「りょう」「く」「くら」「むく」と読ますことができます。

まあ、「むく」は読み的に60爺はあまり好かんので、ベスト3に採用することはないですね。

  • 男の子の名前の例:椋星(りょうせい)、椋馬(りょうま)、椋太(りょうた)
  • 女の子の名前の例:実椋(みくら)、椋那(りょうな)、椋羅(くらら)

この椋を名前に使うと良くないという噂を聞きましたので、その内容を確認して、60爺の見解を述べた記事を書いています。

木へんに京の苗字は?

椋のつく名前を見ましたが、木へんに京の椋は苗字として存在するでしょうか?

冒頭で、「小椋佳」を出していますので、当然、いろいろな苗字があると思いますので確認します。

始めに「椋」一文字で探してみます。

【名字】椋
【読み】むく,むくのき,もくのき,おぐら,むぐら
【全国順位】 12,103位
【全国人数】 およそ530人

参考:名字由来net

ありました。しかも、読みがいっぱい!5種類の読みがあるんですな。

順位は、12,000番台、人数は500人強いらっしゃいますね。

小椋という苗字の読み方

椋を使用した苗字で有名なのは「小椋」でしょう。

【名字】小椋
【読み】おぐら,こむく,おむら,こむら,おむく,おりょう,こぐら,こぐれ,こりょう
【全国順位】 786位
【全国人数】 およそ24,400人

参考:名字由来net

「小椋」という苗字は、一般的に「おぐら」と読みます。

歌手・作詞家の小椋佳(おぐら けい)さんや、バドミントン選手として活躍した小椋久美子(おぐら くみこ)さんの苗字としても知られています。

「椋」一字では「むく」と読みますが、「小椋」では「おむく」ではなく「おぐら」と読むのが一般的です。

なお、「小椋」には「こむく」「おむら」「こぐら」などの読み方もありますが、いずれも少数で、まずは「おぐら」と覚えておけばよいでしょう。

「椋」を使った苗字一覧

「椋」を使った苗字には、「小椋」以外にもさまざまなものがあります。

主な苗字と読み方を見てみましょう。

苗字主な読み方
むく・むくのき・おぐら
小椋おぐら
巨椋おぐら
大椋おおむく
高椋たかむく
椋木むくのき・むくぎ・くらき
椋井むくい
椋田むくだ・むくた
椋梨むくなし
椋野むくの
椋原むくはら
椋本むくもと
椋山むくやま

「椋」を使った苗字では、「むく」と読むものが多く見られます。

一方で、「小椋」や「巨椋」のように「おぐら」と読む苗字もあります。

同じ漢字を使っていても読み方が異なるため、初めて見る苗字は本人に確認するのが確実です。

なお、ここで紹介したものは代表例であり、このほかにも「椋」を使った珍しい苗字があります。

「巨椋」も「おぐら」と読む

「小椋」と同じく、「巨椋」という苗字も「おぐら」と読みます。

「巨椋」は珍しい苗字ですが、この表記は京都府南部にかつて存在した「巨椋池(おぐらいけ)」の名前にも使われています。

巨椋池は、現在の京都市伏見区、宇治市、久御山町にまたがる広大な池でした。

しかし、1933年(昭和8年)から1941年(昭和16年)にかけて行われた干拓工事によって姿を消し、その一部は水田になりました。

現在も「巨椋」という地名や巨椋インターチェンジなどに、その名が残っています。

「巨椋池」を知っていると、「巨椋」という苗字を「おぐら」と読むことも覚えやすいでしょう。

※京がつくりにつく漢字で記事を2つ書いています。

まとめ

木へんに京で椋ですが、この漢字について、それぞれ調べてみました。

最初に、椋の読み方と意味について述べてきました。今回の漢字は、木へんだけに樹木を指しましたね。そして、いつも通り、何故か2つの樹木クマノミズキとムクノキでした。

両者とも高木で、漢字の由来となる「木陰で凉を取る」のイメージにピッタリでしたね。

ムクノキの花言葉が見つけられませんでした!クマノミズキも見つかるには見つかったんですが、「耐久力」なぞという、およそ、花言葉には似合わないものでしたね~。

今回も、いろいろ勉強できて良かったです。次回も、頑張っていくゾ。

※気づけば木へんの記事も増えてきました

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この記事を書いた人

60爺

60路を越え、RaspberryPi と出会い、その関係でブログ開設(2017/2~)となりました。始めてみると、コツコツやるのが性に合ってしまい、漢字の記事から家の補修・将棋・windows10関係・別名・言い方などジャンルを拡大して今に至ってます。まだまだ、元気なので新たな話題を見つけて皆様に提供できればと思っています。「プロフィールはこちら

木へんの漢字

Posted by 60爺