木へんに冬と書いて柊!読み方から意味・名前での使われ方まで総特集

2023年1月7日

木へんに冬と書く漢字は、「柊(ひいらぎ)」です。

漢字自体は簡単ですが、読み方が難しく、「何と読むの?」「どんな意味があるの?」と疑問に思う人も多い漢字の一つでしょう。

「柊」はヒイラギという常緑樹を表す漢字で、節分の魔除けに使われるほか、人名にも用いられています。

この記事では、「柊」の音読み・訓読みから意味や由来、漢字の成り立ち、植物としての特徴、書き順、名前での使われ方まで分かりやすく解説します。

木へんに冬とは?漢字「柊」の読み方と意味

木へんに冬と書く漢字は「柊(ひいらぎ)」で、 主に植物名として使われる難読漢字です。

まずは読み方と基本的な意味から確認していきましょう。

柊の読み方と意味

画数 :9画
音訓:シュウ(日本語だけ)ひいらぎ
意味
①「柊楑(シュウキ)」とは、つち。さいづち。
②「柊葉(シュウヨウ)」とは、草の名。ちまきを包むのに用いる。中国南部に産する。
日本語だけの意味・用法
(意味)ヒイラギ科ヒイラギ属の常緑高木。ヒイラギ。

参考:上級漢和辞典 漢字源 学研

紹介したとおり、「柊」の音読みは「シュウ」、訓読みは日本語のみ「ひいらぎ」です。

意味の①「柊揆(シュウキ)」ですが、「つち」を指しているんですね。

小型で木製のまるいこぶ状の握りがある、ものをたたく道具とあります。

日本だと「槌」に当たりますな。「木へんに追う」で記事を書いていますね。

②「柊葉(シュウヨウ)」は、クズウコン科の多年草で、葉が大きく、食物を包んでおくと長持ちする。

中国では、粽を巻くのに用いるようです。

日本語だけの意味で「ひいらぎ」があります。

この樹木ですが、葉は堅く、つやがあり、ふちは切れこみがあって、とげのようになっています。

柊(ひいらぎ)の木と葉|節分に使われる常緑樹

材は細工物などに用いられています。

また、節分の夜、この枝と鰯の頭を門戸に挿すと悪鬼を払うといわれています。

あと、クリスマスの装飾に使うホリー(holly)を柊と言っているさいとがありますが、大間違いです。

あちらは、「セイヨウヒイラギ」といって、モチノキ科の植物で、柊とは別種の植物です。

木へんに冬「柊」の書き順と書き方

木へんに冬の「柊」の書き順は次の通りです。

木へんに冬「柊」の書き順

書き順で気を付けるところはありませんな。

木と冬の書き方そのままです!

さすがに、間違えることはないと思います。

※「きへんに○の漢字一覧」で記事を書いています。「冬」の他にも様々な漢字を用意しています。

※「木へんの難読漢字・難しいランキング30」に「柊」はランキングされました。
木へんの難読漢字・難しいランキング30!読み方含めクイズ形式で紹介

漢字「柊」の由来や成り立ち

漢字「柊」には、冬の季節や木の性質に由来した意味が込められています。

ここでは、木へんに冬と書く理由や、漢字の成り立ちを分かりやすく解説します。

柊の由来

「古事記」には「比々羅木」と表記されていることから、ヒヒラギのギは「木」の意味します。

また、古くヒヒク・ヒヒラクという動詞があって、ひりひり痛むの意味でした。

つまり、ヒヒはひりひりするさま、ラは接尾語と考えられることから、ヒイラギは、葉に触れるとひりひり痛むことから命名されたのです。

また、痛みがうずくという意味の『疼木』という当て字が使われたという説もあります。

柊の漢字の成り立ち

「漢字源」によると、「柊」は「木」+「冬」で成り立つ形声文字です。

「冬」には「いっぱい蓄える」というイメージがあり、そこから「いっぱい詰まる」というイメージへと展開しました。

「柊」は、この「冬」のイメージに「木」を組み合わせ、中身が詰まった重い木を表した漢字です。

つまり、「木へんに冬」と書くからといって、季節の「冬」に由来してできた漢字ではありません。

なお、「漢字源」では、椎(つち)の別名を「柊葵」といい、限定符号を「木」に変えて「柊楑」としたと説明されています。

柊(ひいらぎ)とはどんな木?植物としての特徴

木へんに冬の柊(ひいらぎ)の花

柊(ひいらぎ)は、冬でも葉を落とさない常緑樹で、 節分など日本の風習とも深く関わっている植物です。

漢字の意味とあわせて、植物としての特徴を見ていきましょう。

花言葉

  • 用心深さ:ヒイラギに近づいても、葉っぱのトゲが邪魔で、むやみに近づくことができないことから名付けられた花言葉です。
  • 保護・あなたを守る:ヒイラギは昔より魔除けとしても使われてきたことから、この花言葉がつけられました。
  • 先見の明:ヒイラギの葉は年数が経つにつれて、葉のトゲがなくなり丸みを帯びた葉になっていきます。この将来は別の形に変化する性質が、先のことを見通す見識を意味する「先見の明」につながったと思われます。
  • 歓迎:ヒイラギの花は、キンモクセイに似た甘い香りがします。この芳香が全てを歓迎していることから名付けられた名称です。

柊の葉っぱのトゲや、魔除けとして用いられたさま、老木になるにつれて葉のトゲが無くなる形態及び香りの強い花など、ヒイラギの特性から名付けられた花言葉がいっぱいです。

形態・生態

ヒイラギは、モクセイ科モクセイ属の常緑樹です。

葉は厚く、縁に鋭いトゲがあるのが大きな特徴ですが、成長して老木になるとトゲの少ない葉や、縁が滑らかな葉も見られるようになります。

11~12月ごろには、葉の付け根に香りのある小さな白い花を咲かせます。

なお、クリスマスの飾りに使われる赤い実の「セイヨウヒイラギ(ホリー)」はモチノキ科の植物で、日本のヒイラギとは別の植物です。

「柊」は名前に使っても大丈夫?名付けでの意味

木へんに冬と書く「柊」は「ひいらぎ」「しゅう」と読む、赤ちゃんへの名付けでも人気の漢字です。

ここでは、名前に使う場合の意味や注意点を解説します。

まず、「柊」は名前ではどんな思いが込められるのか考えてみました。

  • 先を見据えた賢さを願う:柊の花言葉にある「用心深さ」「先見の明」から、物事を慎重に進める賢さを願う
  • 大切な人を守る強さを願う:古来より魔除けの木として人々を守ってきた柊なので、降りかかる危険や不運から身を守ることができるようにという願いが込められる。また、家族や友人など大切な人を守れる強さを願う。
  • 健康な将来を願う:柊は比較的寿命が長く、幹は強くしなやかな木材として重宝されていることから、子どもの健康な将来を願う。

ただ、この漢字一文字なららまだしも、他の文字と組み合わせた場合は、「読みが伝わりづらい場合が多いのは注意点」ですね。

子供にとっては、珍しい名前なので一発で覚えてもらえたり、そこから話題が進んだりするするメリットがあると思います!

逆に、名前をちゃんと読んでもらえないのはストレスになるかもしれないので、命名時の気持ちや願いなどをきちんと伝えておくなどの十分なフォローを忘れずに実施しましょう!

木へんに花の「椛」も女の子の名前にいいですね。

木へんに土の「杜」も選択肢に入れませんか?

「柊」を使った名前

「柊」は、男の子・女の子のどちらの名前にも使われる漢字です。

字の中に「冬」が含まれ、ヒイラギも冬に白い花を咲かせることから、特に冬生まれの子どもの名前として選ばれることがあります。

一文字で「柊(しゅう)」とするほか、「柊真(とうま)」「柊翔(しゅうと)」「柊吾(とうご)」など、ほかの漢字と組み合わせた名前にも使われています。

「柊」から冬の季節感を感じられることも、名付けに使われる理由の一つといえるでしょう。

うーん、ただ、「柊」の読みには、残念ながら「しゅう」しかありません。
つくりが冬なので「とう」と読ませたり、「し」「ひ」と読ませるのはキラキラネームの可能性がなきにしもあらずですね。

60爺

自分で子供に付けるなら、どんな名前にするか例を3つほど出します。

キラキラネームの可能性があるにもかかわらず、男の子で「とう」、女の子で「し」「ひ」と読む名前を選んでしまった~!

男の子の名前の例

花言葉にあった賢さや強さを、その名前に託しました。

  1. 柊(しゅう):危険を退ける賢さと強運を持ち、病気をしない健康な身体を願います。
  2. 柊斗(しゅうと):おおらかで心の広い人になってくれますよう
  3. 柊馬(とうま):芯が強く、行動力のある人になりますよう。

女の子の名前の例

女の子も、男の時と同様ですね。賢さと強さを願います。

  1. 柊音(しおん):賢さと人の心に明りを灯すような人になってもらいたい。
  2. 柊乃(しの):賢く凛とした雰囲気を持った人になってくれますように。
  3. 結柊(ゆうひ):人との結びつきを大切にする謙虚な美しさを持った人になりますよう。

柊は名前に良くないなんて意見があるようなので、どんな内容か洗い出すとともに、それらに対して60爺の見解を述べてみました。

他にも、名前が良くないという噂に困ってる漢字がいます。
木へんの漢字としては、多数あるのですが、ここ最近(2024/2/2)書いたのは「木へんに京」の「椋」ですね。

木へんに春・夏・秋・冬の漢字一覧【季節を表す漢字】

「木へんに冬」の漢字が「柊(ひいらぎ)」であるように、 木へんに季節を表す漢字は、それぞれ意味や由来を持っています。

ここでは代表的な漢字を簡単に紹介します。

  • 木へんに春「椿(つばき)」:冬から春にかけて花を咲かせることから名付けられた漢字。 詳しくはこちら
  • 木へんに夏「榎(えのき)」:夏に葉が生い茂る様子を表した漢字。 詳しくはこちら
  • 木へんに秋「楸(ひさぎ)」:秋に紅葉する様子が印象的な木。 詳しくはこちら

60爺は、椿、榎は読めましたが、楸は読むことが出来ませんでした。

まとめ

「木へんに冬」と書く漢字は「柊(ひいらぎ)」です。

冬でも葉を落とさず、鋭い葉を持つ植物の特徴から、 古くより魔除けや邪気払いの象徴として親しまれてきました。

音読みとして「シュウ」が記載される場合もありますが、 日常的な用法や植物名としては「ひいらぎ」と読むのが通常です。

また、漢字の由来や植物としての特徴を踏まえたうえで書き順を確認すると、「木へんに冬」という字形の意味も、より理解しやすくなります。

参考資料
上級漢和辞典 漢字源 改訂第六版(学研)

※気づけば木へんの記事も増えてきました

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この記事を書いた人

60爺

60路を越え、RaspberryPi と出会い、その関係でブログ開設(2017/2~)となりました。始めてみると、コツコツやるのが性に合ってしまい、漢字の記事から家の補修・将棋・windows10関係・別名・言い方などジャンルを拡大して今に至ってます。まだまだ、元気なので新たな話題を見つけて皆様に提供できればと思っています。「プロフィールはこちら

木へんの漢字

Posted by 60爺