木へんに堅い漢字は「樫」!読み方・意味・由来や苗字を解説
「木へんに堅い」と書く漢字は「樫」です。
読み方は「かし」で、シラカシやアラカシなど、主にブナ科コナラ属の常緑樹を表します。
「樫」は日本で作られた国字で、材質の堅い木であることから「木」と「堅」を組み合わせて作られました。
この記事では、「樫」の読み方や意味、漢字の成り立ち、植物としての特徴、名前や苗字での使われ方を解説します。
木へんに堅い漢字は「樫」!読み方と意味
木へんに「堅い」の「堅」を組み合わせた漢字が「樫」です。
はじめに、「樫」の基本情報を確認しておきましょう。
樫
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 部首 | 木部(きへん) |
| 画数 | 16画 |
| 読み方 | かし |
| 意味 | カシと呼ばれる木 |
| 漢字の種類 | 国字・人名用漢字 |
「樫」には一般的な音読みがなく、訓読みの「かし」で読まれます。
「樫」の読み方
「樫」の読み方は「かし」です。
漢字源では、「樫」の読み方として、日本語だけで使われる「かし」が掲載されています。
中国から伝わった漢字ではなく、日本で作られた国字であるため、一般的な音読みはありません。
「樫木」は「かしのき」と読み、「樫の木」と表記されることもあります。
ただし、苗字に使われる場合は、「富樫(とがし)」や「八重樫(やえがし)」のように、「がし」と濁って読むことがあります。
「樫」の意味
「樫」は、主にブナ科コナラ属に含まれる常緑高木の総称です。
シラカシ、アラカシ、アカガシ、ウラジロガシなどがあり、特定の一種類だけを表す名称ではありません。
カシの実はいわゆる「どんぐり」で、材は堅く、粘りや強度にも優れています。
「樫」という漢字も、この木材の堅さを表すために、「木」と「堅」を組み合わせて作られています。
漢字の形と、カシの木が持つ特徴がそのまま結びついている字といえるでしょう。
「樫」の書き順
「樫」は、木へんを先に書き、続いて右側の「堅」を書きます。

木へんは4画で書き、「堅」は上から「臣」「又」「土」の順に書き進めます。
全体では16画です。
右側の「堅」は画数が多いため、木へんをやや細めに書き、左右の幅を整えると、バランスのよい字になります。
※「きへんに○の漢字一覧」で記事を書いています。「堅い」の他にも様々な漢字を用意しています。
「樫」の由来と漢字の成り立ち
「樫」は、「木」と「堅」を組み合わせて作られた会意文字です。
会意文字とは、複数の漢字が持つ意味を組み合わせて、新しい意味を表した漢字をいいます。
漢字源によると、「樫」は「木」と「堅い」という意味を持つ「堅」から成り、材質の堅い木を表しています。
その堅い材を持つ木に、日本語の「かし」という読み方を当てたものです。
「堅」は読み方を示す部分ではないため、「樫」を「けん」とは読みません。
「木」と「堅」の意味を組み合わせて、カシという木を表しているのがポイントです。
「樫」は日本で作られた国字
「樫」は、中国から伝わった漢字ではなく、日本で作られた国字です。
国字は和製漢字とも呼ばれ、日本にある物や日本独自の概念を表すために作られました。
「樫」も、日本語の「かし」を漢字で表すために作られたと考えられています。
中国由来の音読みを持たず、訓読みの「かし」で読まれるのも、国字であることと関係しています。
木へんを使った国字には、「榊(さかき)」「椚(くぬぎ)」「柾(まさき)」などもあります。
いずれも、木の種類や性質と関わりの深い漢字です。
樫(カシ)とはどんな木?

カシは、主にブナ科コナラ属に含まれる常緑高木の総称です。
日本では本州中部以南の暖かい地域に多く、シラカシ、アラカシ、アカガシ、ウラジロガシなどが見られます。
一年を通して緑色の葉をつけ、春から初夏にかけて目立たない小さな花を咲かせます。
秋になると、殻斗と呼ばれる帽子のような部分を持つ実、いわゆる「どんぐり」ができます。
同じブナ科コナラ属でも、一般に常緑性のものを「カシ」、落葉性のものを「ナラ」と呼びます。
ただし、「カシ」は植物学上の一つの種名ではなく、複数の樹木をまとめた呼び名です。
カシの材は重くて堅いうえに粘りがあり、強い力がかかっても折れにくい性質を持っています。
この特徴を生かし、木刀、農具の柄、杖、建築材など、強度が求められるものに利用されてきました。
「樫」は名前に使える?
「樫」は人名用漢字に含まれているため、赤ちゃんの名前に使用できます。
カシは、堅くて丈夫な材を持ち、一年を通して緑の葉をつける木です。
その特徴から、「芯の強い人に育ってほしい」「困難に負けないたくましい人になってほしい」といった願いを込められます。
一方で、「樫」の一般的な読み方は「かし」に限られるため、名前の読みを組み立てにくい漢字です。
名前に使えない漢字ではありませんが、読みやすさや苗字とのバランスを考えて使用する必要があります。
「樫」のつく苗字と読み方
「樫」は、一文字の苗字として使われるほか、ほかの漢字と組み合わせた苗字にも使われています。
同じ表記でも複数の読み方があるため、代表的な読み方を確認しておきましょう。
「樫」一文字の苗字
「樫」一文字の苗字は実在し、主に「かし」や「かたぎ」と読みます。
【名字】樫
【読み】かたぎ、かし
【全国順位】 12,790位
【全国人数】 およそ480人
参考資料 樫|名字由来net
漢字本来の読み方は「かし」ですが、苗字では「かたぎ」という読み方も使われるのが特徴です。
「かたぎ」は、「樫」の材が堅いことに由来する読み方と考えられます。
「樫」のつく主な苗字
「樫」を含む代表的な苗字には、次のようなものがあります。
| 苗字 | 主な読み方 |
|---|---|
| 富樫 | とがし |
| 八重樫 | やえがし |
| 白樫 | しらかし |
| 樫木 | かしき |
| 樫山 | かしやま |
| 樫村 | かしむら |
苗字の中では、「かし」だけでなく、「がし」のように濁って読む場合があります。
また、同じ苗字でも地域や家系によって読み方が異なることがあるため、表に挙げたもの以外の読み方が使われる場合もあります。
最後に
木へんに堅いの樫について述べてきました。
この漢字、画数はかなり多いですが、堅いは「臣」「又」「土」に分解できるので、覚えやすいですよね。
その意味は、まさに堅い木であるカシでした。
しかも、過去にいくつも出てきた国字でしたね。
樫は、特定の植物ではなく、ブナ科コナラ属の常緑高木の総称でした。ですので、日本にある種類を一覧にしてみてきました。
※気づけば木へんの記事も増えてきました









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