さんずいに夕と書いて汐!読み方から意味・名前での使われ方まで総特集

2023年4月2日

今日は習い事があって久々にバスに乗りました。JR線の駅に向かうためなんですが、終点の一つ前に「汐留」というバス停があります。

この「汐」なんですが、部首とその他に分けると、さんずいに夕となりますね。木へんや草冠の漢字について記事にしていますが、さんずいの漢字は未だ記事にしておりません。

60爺

今回は、さんずいとしては初となる「さんずいに夕と書く汐」を題材にします。

今回は、さんずいに夕の汐について、他の木へんや草冠の漢字と同様、読み方から意味・名前での使い方まで総特集したいと思います。

それでは、ご一緒に特集内容を見に参りましょう。レッツゴー!

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さんずいに夕といえば汐!漢字の読み方や全体像をまずはチェック

最初に、汐の意味と読み方を明確にしましょう。

汐の読み方と意味

画数 :6画
音訓:セキ ゆうしお うしお(日本語だけ)しお(名付)きよ・しお
意味
ゆうしお(ゆふしほ)。うしお(うしほ)。夕方におこるしおの干満。また、広く潮汐現象のこと。
日本語だけの意味・用法
しお(しほ)。海の水。潮。

参考:上級漢和辞典 漢字源 学研

上記のとおり、「汐」の音読みは「セキ」で、訓読みは「ゆうしお」「うしお」です。日本語だけの訓読みとして「しお」があります。日本での名付で「きよ」「しお」があるんです。

意味は、「夕方におこるしおの干満」です。朝方におこるしおの干満は潮というんですよ。雑学として覚えておきましょうね。

日本語だけの意味として「海の水」「潮」を差します。

さて、次は、汐の書き順を見てみましょうか。

この漢字の書き順は簡単ですね。さんずいを書いてから夕を書きます!共に、3画ですので、書き順を間違えることはないと思います。

もっと詳しく知ろう!汐の漢字としての由来や成り立ち

汐の漢字としての由来と成り立ちを知っておきましょう。

汐=「夕(セキ)ゆうがた」+「水(みず)」(形声※)。古代漢語では海水の干満の現象や海水の流れを潮という。一日二回起こる現象を区別するときは、朝方の満しおを潮といい、夕方の満しおを汐という。

引用 上級漢和辞典 漢字源 学研

形声※
漢字の六書(リクショ)の一つ。発音を表す文字と、意味を表す文字とを組み合わせて、新しい文字を作る方法。

一日に二回起こる干満の現象を区別するために、漢字を分けているなんて、さすが4,000年の歴史を誇る中国、やることが細かいと思いませんか?


汐の意味をもっと詳しく

汐の意味について意味は分かったのですが、辞書を駆使して、もう少し詳しく見ていきましょう。

大きな辞典(広辞苑・大辞林・大辞泉・日本国語大辞典)の「しお」の意味を覗いてみます。すると、「潮の干満」、「海水」の他に3つの意味を持つことがわかりました。

  1. 何か物事を行うのに丁度良い時期
  2. 愛嬌
  3. 江戸時代、大坂新町遊里の下級遊女の階級

1番目は、「何か物事を行うのに丁度良い時期」を表しています。「それを汐(しお)に席を外す」というように使います。

2番目は「愛嬌」の意ですね。愛嬌とは次の意です。

あい‐きょう【愛敬】‥キヤウ
①⇒あいぎょう。
②(「愛嬌」とも書く)
㋐女性や子供などが、にこやかでかわいらしいこと。また、こっけいでほほえましいこと。「―のある娘」
㋑人に好かれるような愛想や世辞。また、催しごとや物を売るときに添えるもの。座興。おまけ。「―をふりまく」

引用 広辞苑

「愛嬌」の意味の中には、「汐」を示す痕跡がありませんね。実は、「汐」が愛嬌の意味で使われるのは、昔の浄瑠璃や俳句等の中にあるような使われ方なんですね。

「尼崎とは海近く何故にそなたは―がない/浄瑠璃・五十年忌(下)」

最後の意味である「江戸時代、大坂新町遊里の下級遊女の階級」は、階級の中に「汐」があったということです。階級として、太夫・天神・鹿恋(かこい)に続く4番目でした。

詳しく調べてみると、いろいろな意味を持っているんですね。

次の章では、「汐」を名前に使う場合のポイントを簡単に述べておきます。

名前に使われる際のポイントは

草冠に末と書く「汐」は、赤ちゃんへの名付けで、音読みの「セキ」、訓読みは「ゆうしお」「うしお」、名付けとして「きよ」「しお」と読ませることができます。

また、「汐」は名前ではどんな思いが込められるのか考えてみました。

  • 夕方の満しおから、落ち着いた感じの人になってほしい
  • 汐の漢字のイメージから、穏やかで柔らかい感覚の人になってほしい
60爺

どちらかというと、女の子の名づけに合った漢字だと思います!

「汐」を使った名前

男の子の名前60爺ベスト3

  1. 汐飛(きよと)
  2. 汐(うしお)
  3. 汐晴(きよはる)

読みは、1,3番目で「きよ」です。2番目は汐一文字で「うしお」としました。

女の子の名前60爺ベスト3

  1. 汐凪(しおな)
  2. 汐寧(しおね)
  3. 舞汐(ましお)

読みは全て「しお」です。この漢字、汐は女の子に向いた漢字かと思います!

汐が名前に良くないという噂を聞きました。そこで、どんな噂なのかを確認するとともに、60爺の見解をぶつけました。次の記事をご覧ください。

最後に

さんずいに夕で汐の読み方と意味について述べてきました。

読み方は、音読み「セキ」で、訓読みは「ゆうしお」「うしお」、名付けとして「きよ」「しお」と読ませることができます。書き順は、さんずいと夕ですので、間違える人は、まず、いないと思われます。

意味は、夕方に起こる潮の干満を指していました。ただ、「しお」という意味をもっと掘り下げてみたところ、さらに三つ意味があることがわかりました。

60爺

「物事をするのに丁度良い時期」の意である「しお」については聞いたことがあります。

さんずいの漢字を始めて調べましたが、ここでも勉強になりました。さらに、邁進します。

※気づけばさんずいの記事も増えてきました

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この記事を書いた人

60爺

60路を越え、RaspberryPi と出会い、その関係でブログ開設(2017/2~)となりました。始めてみると、コツコツやるのが性に合ってしまい、漢字の記事から家の補修・将棋・windows10関係・別名・言い方などジャンルを拡大して今に至ってます。まだまだ、元気なので新たな話題を見つけて皆様に提供できればと思っています。「プロフィールはこちら