さんずいに告と書いて浩!読み方から意味・名前での使われ方まで総特集

2023年8月6日

かつての同期の一人に「斎藤浩」という者がいました。同期の中に、「斉藤隆」という同じ斎藤姓がいたので、彼らを呼ぶのに「浩」と「隆」と名前の方を使っていたのを思い出しました。

さて、この「浩」という漢字に気が付きました。

60爺

漢字シリーズのうち、「さんずいに○○」に含まれる文字ですね。

これは「さんずいに告」で「浩」という漢字ですね。このところ、シリーズものをお休みしていたので、久しぶりに記事にしたいと考えます。

それでは、さんずいに告の浩について、読み方から意味・名前での使い方まで総特集したいと思います。

どうか、ご一緒に最後までご覧になってくださいませ。

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さんずいに告といえば浩!漢字の読み方や全体像をまずはチェック

最初に、浩の意味と読み方を明確にしましょう。

浩の読み方と意味

画数 :10画
音訓:コウ ひろ・い おお・きい おお・い
意味
①水が勢いよく広がるさま。また、水が豊かで、ひろびろとしているさま。②ひろ・い(ひろ・シ)。広大なさま。③おおきい(おほ・イナリ)。堂々としていておおきい。④おお・い(おほ・シ)。数量がおおく盛んなさま。ゆたか。⑤姓の一つ。
日本語だけの意味・用法
(名付け)いさむ・おおい・きよし・はる・ひろ・ひろし・ゆたか・よう

参考:上級漢和辞典 漢字源 学研

「浩」の音読みは「コウ」、訓読みは「ひろ・い」「おお・きい」「おお・い」の3つです。

意味は5つあります。⑤は姓の一つですから、中国には「浩」さんがいるんですね。

①には「浩浩(コウコウ)」という言葉があります。①広々としているさま。②水が豊かに流れているさま。③道が長く続いているさま。 ④光の輝くさま。の4つの意があります。

②には、「浩博(コウハク)」:「とても多い。豊富である。」という意を持つ言葉がありますね。

③には「浩然(コウセ゛ン)」という言葉があります。この言葉には、①広くて大きいさま。②ゆったりしたさま。③水がどんどん流れて行くさま。転じて、帰心が盛んにおこり、止めがたいこと。と3つの意があるんですねえ。

また、②の類語に「豪」、③の類語に「厚」があります。

さて、次は、浩の書き順を見てみましょうか。

この漢字は、さんずいを書いてから告を書きますね。まあ、簡単な書き順ですので問題は無いと思います。


もっと詳しく知ろう!浩の漢字としての由来や成り立ち

浩の漢字としての由来と成り立ちを知っておきましょう。

浩=「告(コク・枠をはみ出る)」+「水(みず)」(形声)。告は「(枠をはみ出ないように)きつく縛る」というイメージから「枠をはみ出る」というイメージに転化。氾や濫と似たイメージ転化のパターン。浩は洪水があふれて枠をはみ出る情景。この意匠によって、水があふれんばかりに勢いよく広がることを表す。

引用 上級漢和辞典 漢字源 学研

形声※
漢字の六書(リクショ)の一つ。発音を表す文字と、意味を表す文字とを組み合わせて、新しい文字を作る方法。

上述の意の①を示すわけですな。そこから、②~④の「ひろ・い」や「おおきい」や「おお・い」に展開したんですね!

次の章では、浩のつく言葉を挙げてみます。

浩のつく言葉

浩のつく言葉を並べてみました。

浩のつく言葉読み意味
浩笑コウショウ大いに笑うこと。
浩穣コウシ゛ョウ①民が多いこと。②書物や資料などが多いこと。
浩然コウセ゛ン①広くて大きいさま。②ゆったりしたさま。③水がどんどん流れて行くさま。転じて、帰心が盛んにおこり、止めがたいこと。④物事が豊かでゆきわたっているさま。
浩然之気コウセ゛ンノキ{浩気(コウキ)}《故事》天地の間に充満している至大至剛(シタ゛イシコ゛ウ)の気(非常に大きく強い気)のこと。自分の行動が正しくて天地に恥じるところがなければ、この気が身中にみちて、何ものにも屈しない大らかな道徳的勇気となる。
浩嘆コウタン⇒浩歎。深いため息をつく。大いに嘆く。
浩蕩コウトウ①広く大きなさま。②おおざっぱなさま。③うれいの大きく広がるさま。④心のきままなさま。
浩繁コウハン多くて、ごったがえすさま。「舟車輻輳、人庶浩繁=舟車輻輳して、人庶浩繁なり」〔旧唐書・斉澣〕
浩渺コウヒ゛ョウ⇒浩緲。広々とはるかなさま。
コウヒ゛ョウ水の広々としているさま。▽「淼」は、はるかかなたまで続く水。
浩漫コウマン①大きく、どこまでも広がる。②非常に多いこと。
浩洋コウヨウ{浩漾(コウヨウ)・浩瀁(コウヨウ)}水が広々とたゆたうさま。

今回の「浩」のつく言葉では、聞いたモノはないですな。だいたい、浩が「水が勢いよく広がるさま」だったり「水が豊かで、ひろびろとしている」意味があるとは初めて知りましたから^^;

ちょっと情けないですかね・・・。

次の章では、「浩」を名前に使う場合のポイントを簡単に述べておきます。

名前に使われる際のポイントは

さんずいに告と書く「浩」は、赤ちゃんへの名付けで、音読みの「コウ」の他、名付けで「いさむ」「おおい」「きよし」「はる」「ひろ」「ひろし」「ゆたか」「よう」とたくさんの読みがあります。

60爺

ただ、どちらかというと、男の子の名づけに合った漢字だと思います!

「浩」は「水が勢いよく広がるさま。また、水が豊かで、ひろびろとしている」意味があるので、これを願いに込めることができるでしょう。

  • スケールの大きい広い心を持つ人になりますよう
  • のびのびとした豊かな人生を送れる人になりますよう
  • 将来性や明るい未来が広がる人になりますよう

「渉」を使った名前

男の子の名前60爺ベスト3

  1. 浩(いさむ、ひろし、ゆたか)
  2. 浩輔(こうすけ)
  3. 隆浩(たかひろ)

トップに「浩」一文字を持ってきました。いろいろな読みがありますが、好みの読みで名付けしてみるのもいいかと考えます。

2は「こう」、3では「ひろ」という読みの名前を挙げました。

女の子の名前60爺ベスト3

  1. 浩奈(はるな)
  2. 浩美(ひろみ)
  3. 浩歌(はるか)

女の子は、1,3で「はる」を、2で「ひろ」のついた名前を挙げています。上述したように、女の子には、ちょっと使いづらい漢字ですネ。

最後に

さんずいに告で浩について述べてきました。

「水が勢いよく広がるさま。また、水が豊かで、ひろびろとしている」意味をもっています。

この文字を使用した言葉はたくさん挙がりましたが、知識のない60爺には知らない言葉ばかりで、その知識のなさにがっかりしてしまいました。

名付けとしては、男の子向けの漢字でしたね~。

※気づけばさんずいの記事も増えてきました

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この記事を書いた人

60爺

60路を越え、RaspberryPi と出会い、その関係でブログ開設(2017/2~)となりました。始めてみると、コツコツやるのが性に合ってしまい、漢字の記事から家の補修・将棋・windows10関係・別名・言い方などジャンルを拡大して今に至ってます。まだまだ、元気なので新たな話題を見つけて皆様に提供できればと思っています。「プロフィールはこちら