折田翔吾五段フリークラス脱出なるか?C級2組昇級への条件をご紹介

2023年4月21日

将棋の折田翔吾五段ですが、話題の編入から既に4年が経過しました。この間、既定の勝ち星を挙げて4段から5段へ昇段していますね。

ただ、未だフリークラス脱出とはいかず、順位戦への参画はできていません。

現在は好調を維持しており、過去10局を9勝1敗の好成績を挙げています。このままの調子を維持できれば、晴れて、C2への昇級条件を満たすことが出来そうです。

この記事では、折田翔吾五段がC2へ上がるための昇級条件を見て、これからの対局も注視していきたいと思います。

折田翔吾五段 C級2組に昇格 おめでとうございます!

しばしの間、ご一緒に記事を見ていきましょう。

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C2昇級条件について

さて最初に、フリークラスの棋士が順位戦C級2組に復帰する条件を見ておきましょう。

フリークラスの棋士が順位戦C級2組に復帰する条件

フリークラスからC級2組への昇級規定は以下のうち一つを満たした場合です。 (※「年間」は4月1日から翌年3月31日までを指します)

  1. 年間対局の成績で、「参加棋戦数+8」勝以上の成績を挙げ、なおかつ勝率6割以上。(例・2005年度で、日本シリーズ・新人王戦の出場権のない棋士の場合は17勝)。
  2. 良い所取りで、30局以上の勝率が6割5分以上
  3. 年間対局数が「(参加棋戦+1)×3」局以上。ただし、同じ棋戦で同一年度に2度(当期と次期)対局のある場合も1棋戦として数える。(例・2005年度で、日本シリーズ・新人王戦の出場権のない棋士の場合は30局)。
  4. 全棋士参加棋戦優勝、タイトル戦(朝日オープン将棋選手権含む)挑戦。
引用 フリークラスからC級2組への昇級規定

上記の復帰規定に該当する成績を取れずに、編入後10年間(4月1日付転入・昇段の場合は満10年、10月1日付昇段の場合は10年6ヶ月)経過、もしくは満60歳の誕生日を迎えた年度が終了した場合は引退となります。

この脱出条件は、かなり厳しい制度なんですね。というのも、C級2組を陥落してから復帰した棋士は、次の2人しかいないんですよ。

  1. 伊藤博文七段(2001年に復帰)
  2. 島本亮五段(2015年に復帰)

ただ、奨励会から次点2回で挙がってきた棋士や、編入試験を通った棋士は、条件をクリアしてC級2組に上がっています。


折田翔吾五段の成績

折田翔吾五段の過去の成績を確認してみましょう。公式戦の勝敗です。

年度対局数勝数負数勝率
2023年度2201.000
2022年度2616100.615
2021年度2815130.536
2020年度211290.571
total7145320.584

2020~2022年度の3年間の成績ですが、2022年度は勝率6割を超えましたが、総じて、余りパッとしない成績ですね。

2022年度は勝率6割を超えているので、先程の昇級既定の1には該当しないのか確認しましょう。2022年の全成績を一覧にしました。

日付勝敗参加棋戦棋戦数
23/3/24王将戦
23/3/9棋王戦2
23/3/3竜王戦3
23/2/24NHK杯4
23/2/16王将戦1
23/2/3棋王戦2
23/1/17王将戦1
23/1/13棋王戦2
22/12/27竜王戦3
22/11/18王座戦5
22/11/2王座戦5
22/10/20王座戦5
22/10/6竜王戦3
22/9/20竜王戦3
22/9/7竜王戦3
22/8/25銀河戦6
22/8/25銀河戦6
22/8/15王位戦7
22/7/28朝日杯8
22/7/28朝日杯8
22/7/19青流戦9
22/7/7叡王戦10
22/6/23竜王戦2
22/5/27青流戦8
22/5/19棋聖戦11
22/5/19棋聖戦11

棋戦数は、同じ棋戦には同じ番号を振っています。ここから、折田五段は11の棋戦に参加したことがわかります。先ほどの規定を再掲します。

年間対局の成績で、「参加棋戦数+8」勝以上の成績を挙げ、なおかつ勝率6割以上。

すると、「参加棋戦数+8」勝以上の条件は19勝となり3勝足りないということになります。このため、折田五段のC級2組昇級は成らないのです。

ただ、現時点(23/4/20)では、最近の対局にも勝利して直近10局を9勝1敗として絶好調です。

折田翔吾五段のC2昇級条件

冒頭でも言ったように、折田翔吾五段がC級2組へ昇級する条件を掲げてみましょう。

先程の「C級2組への昇級規定」の2番が一番の近道です。それは、「良い所取りで、30局以上の勝率が6割5分以上」というモノです。

これ、何を言ってるかと言えば、「過去30局で20勝すればいい」と言ってるんですよ。そうすると、勝率が6割6分7厘になるので、条件達成です。

19勝だと6割3分3厘で、わずかに届かないんです。ですから、30局20勝が必須条件なんですね!

現在、絶好調の折田翔吾五段の2022年度からの勝敗を並べてみました。

折田翔吾五段の昨年度からの星取表(23/4/30現在)
○●○○●●○●●○●○●○○○●●○○○○●○○○|○○

【凡例】
○勝、●負
|年度(左が2022年度、右が2023年度)

あと2連勝!実現し、C級2組昇格!

折田翔吾五段、2021年度の最後に3連敗してるんです。このため、「良い所取り」を考えた場合、2021年度の成績は除外せざるを得ません。

2022年度頭(上記勝敗表の左端)から現在(23/4/30)までの成績は19勝10敗です。ということは、次の対局に勝てばC級2組昇級条件20勝10敗になり条件クリアなんです!

これが最も早いC級2組昇級ですな!頑張ってほしい。

5/10第73期王将戦一次予選決勝で、藤原直哉七段との対局に勝利し、条件をクリアしました!

見事に2連勝し、C級2組昇格です。おめでとうございます。

フリークラスから、C級2組への昇格は折田五段で11人目です。「ようやく抜け出せて、うれしく思っている」とほっとした表情を見せたそうですが、10年フリークラスにいると引退ですから当然ですね。

なお、順位戦の参加は、来年度の第83期順位戦からです。

29局か30局に負けた場合

ちょっと条件は悪くなるモノの悲観している暇はありません。

この場合、上記勝敗表の左から3番目の○からリスタートすればいいんです。その場合、29局目に敗れた場合は、17勝10敗となりますので3連勝すればいいんです。⇒見事勝利し、この条件クリアです!

30局目に敗れた場合は、18勝10敗となりますので、再び2連勝すればいいんです。

そうすれば、どちらの場合も、C級2組昇級条件20勝10敗になり条件クリアです。

C級2組になると給料はどうなる

さて、フリークラスからC級2組に昇級すると給料はどうなるでしょうか?

C級2組に昇級すると順位戦に参加する資格を得たことになります。順位戦(C級2組)は1年間で10局を指しますので、それだけで対局料が大幅増加するんですね。

年収を見てみましょう。

クラス年収
名人1,714万円
A級1,200万円
B級1組852万円
B級2組600万円
C級1組432万円
C級2組312万円
フリークラス96万円

フリークラス96万円⇒C級2組312万円と、200万円以上の増加となるんですよ!これは大きい。

さらに、好成績を上げれば、クラスも上がっていき、クラスに応じた給料がもらえる訳ですから、強くなるとウハウハです!

是非、折田五段も昇級を成し遂げてください。

最後に

折田翔吾五段のC級2組昇級条件が何かを見てきました。

現在、好調を維持しており、C級2組昇級条件をクリアできそうな位置にいますね。

ただ、相手もいることですし、そう簡単でないのはわかるんですが、是非クリアしてもらいたい。

直近の対局日程が分かれば随時お知らせしますよ!

■思えば、将棋の記事も増えてきましたね!

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この記事を書いた人

60爺

60路を越え、RaspberryPi と出会い、その関係でブログ開設(2017/2~)となりました。始めてみると、コツコツやるのが性に合ってしまい、漢字の記事から家の補修・将棋・windows10関係・別名・言い方などジャンルを拡大して今に至ってます。まだまだ、元気なので新たな話題を見つけて皆様に提供できればと思っています。「プロフィールはこちら

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