草冠に利の漢字は「莉」!読み方・意味・成り立ちを解説

2023年5月9日

「草冠に利」と書く漢字を見て、何と読むのか迷ったことはないでしょうか。

この漢字は「莉」で、一般には「リ」と読みます。

私もジャスミンティーの漢字表記である「茉莉花」を見て、「茉」だけでなく「莉」も草冠の漢字だと改めて気づきました。

「莉」は単独で使われることが少ない一方、名前ではよく見かける漢字です。

この記事では、「莉」の読み方と意味、成り立ち、名前での使われ方などを順番に見ていきます。

スポンサーリンク

草冠に利の漢字「莉」の読み方と意味

「草冠に利」と書く漢字は「莉」です。

まずは、「莉」の基本情報を確認しましょう。

項目内容
部首艸部(くさかんむり)
画数10画
音読みリ
訓読みなし
意味「茉莉」に使われ、アラビアジャスミンを表す。また、中国の姓の一つ
漢字の種類形声文字・人名用漢字

「莉」は単独で使われる機会が少なく、主に「茉莉」や「茉莉花」という言葉の中で見かける漢字です。

「莉」の読み方

「莉」の音読みは「リ」で、訓読みはありません。

「茉莉」は「まつり」、「茉莉花」は「まつりか」と読みます。

名前でも「莉奈(りな)」「莉子(りこ)」「愛莉(あいり)」など、「リ」という読み方で広く使われています。

「莉」の意味

「莉」は、主に「茉莉」という植物名に使われる漢字です。

「茉莉」とは、モクセイ科ソケイ属の常緑低木であるアラビアジャスミンを指します。

アラビアジャスミン
アラビアジャスミン

白く香りのよい花を咲かせ、その花はジャスミン茶の香り付けにも利用されます。

「莉」の一文字だけで幅広い意味を表すのではなく、基本的には「茉」と組み合わせた「茉莉」で植物を表すと考えると分かりやすいでしょう。

また、漢和辞典には、中国の姓の一つという意味も載っています。

「莉」の書き順

「莉」は全部で10画の漢字です。

莉の書き順

最初に3画で草冠を書き、その下に7画で「利」を書きます。

「利」は、左側の「禾」を先に書いてから、右側のりっとう「刂」を書く順番です。

草冠と「利」の間が空きすぎないようにし、「利」を草冠の中央に収めると、全体の形が整います。

スポンサーリンク

「莉」の漢字の成り立ち

「莉」は、意味を表す部分と音を表す部分を組み合わせた形声文字です。

草冠のもとになった「艸」が植物に関係することを表し、「利」が「リ」という音を表しています。

「利」には「利益」や「便利」などの意味がありますが、「莉」は「艸」と「利」の意味を組み合わせてできた漢字ではありません。

「利」は、主に読み方を示す役割を担っています。

「莉」は、サンスクリット語の「mallikā(マッリカー)」を漢字で表した「茉莉」に使われるようになったとされます。

「mallikā」は香りのよい花を咲かせる植物の名で、中国ではその音に漢字を当てて表記しました。

その後、「茉」と「莉」を組み合わせた「茉莉」という表記が定着し、アラビアジャスミンを表すようになったのです。

※草冠に〇で構成される漢字の記事の中で紹介しています。

「莉」のつく言葉

「莉」は、単独で使われることが少ない漢字です。

一般的な言葉では、主に「茉」と組み合わせて使われます。

ここでは、「莉」のつく代表的な言葉を見ていきましょう。

茉莉(まつり)

「茉莉」は、モクセイ科ソケイ属の常緑低木であるアラビアジャスミンを指す言葉です。

白く香りのよい花を咲かせ、その花は茶の香り付けなどに利用されます。

「莉」は、この「茉莉」という言葉に使われる漢字として知られています。

ジャスミンの漢字表記について記事を書いています。

茉莉花(まつりか)

「茉莉花」は、アラビアジャスミンの別名です。

「茉莉」に「花」を加えた言葉で、植物そのものや、その白く芳香のある花を表します。

一般には「マツリカ」と片仮名で表記されることもあります。

茉莉のもう一方の漢字「茉」については、こちらで解説しています。こちらも、是非、ご覧ください。

茉莉花茶(ジャスミンちゃ)

「茉莉花茶」は、茶葉に茉莉花の香りを移して作るお茶です。

日本では、一般に「ジャスミン茶」と呼ばれています。

「茉莉花そのものを煮出したお茶」ではなく、主に緑茶などの茶葉へ花の香りを付けた花茶の一種です。

スポンサーリンク

「莉」は名前に使える?

「莉」は人名用漢字に含まれているため、赤ちゃんの名前に使用できます。

名前では主に「リ」と読み、「莉子(りこ)」「莉奈(りな)」「莉乃(りの)」「莉央(りお)」「愛莉(あいり)」などに使われています。

女の子の名前で多く見かけますが、「海莉(かいり)」など、組み合わせによっては男の子の名前にも使用できます。

「莉」は、もともと「茉莉」という植物名に使われる漢字です。

辞書上、「莉」の一文字に「かわいらしい」「清らか」といった意味があるわけではありません。

しかし、茉莉が白く香りのよい花を咲かせることから、名付けでは「清らかで愛らしい人に」「周囲を和ませる人に」といった願いを込めることができます。

一音で「リ」と読めるため、名前の先頭にも末尾にも組み合わせやすい漢字です。

まとめ

草冠に利と書く漢字は「莉」です。

一般には音読みで「リ」と読み、訓読みはありません。

画数は10画で、植物に関係することを表す「艸」と、音を表す「利」を組み合わせた形声文字です。

「莉」は単独で使われることが少なく、主にアラビアジャスミンを表す「茉莉」や「茉莉花」という言葉に使われます。

また、「莉」は人名用漢字なので名前にも使用でき、「莉子」「莉奈」「愛莉」など、「リ」の読みで広く使われています。

「草冠に利」の漢字を見かけたら、「茉莉花の莉」と覚えておくと、読み方と意味を思い出しやすいでしょう。

※気づけば草冠の漢字の記事も増えてきました

スポンサーリンク
この記事を書いた人

60爺

60路を越え、RaspberryPi と出会い、その関係でブログ開設(2017/2~)となりました。始めてみると、コツコツやるのが性に合ってしまい、漢字の記事から家の補修・将棋・windows10関係・別名・言い方などジャンルを拡大して今に至ってます。まだまだ、元気なので新たな話題を見つけて皆様に提供できればと思っています。「プロフィールはこちら」

草冠の漢字

Posted by 60爺