竹冠に前で「箭」!読み方から意味・苗字での使われ方まで総特集

2023年9月21日

吉川英治の「三国志」ですが、昔は良く読んだものです。この中には、当然、戦のシーンが多く、いろいろな武器が登場します。

「・・弓、石火箭などの技術は、彼らのよくするところで・・」という文章があるんですが、太字にした部分が気になりました。

60爺

何と読むのでしょうか?

この後ろの文字である「箭」、竹冠に前と書く漢字です。60爺の続けている漢字記事にピッタリですね。

そこで、今回は、竹冠の漢字(竹冠は初登場です!)、竹冠に前と書く「箭」について、読み方から意味・書き順、そして、苗字での使い方まで総特集しようと思います。

それでは、ご一緒に内容を見に行きましょう~。

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竹冠に前で「箭」!漢字の読み方や全体像をまずはチェック

最初に、竹冠に前で「箭」の意味と読み方を明確にしましょう。

竹冠に前で「箭」の読み方と意味


画数 :15画
音訓:セン や(日本語だけ)やだけ
意味
①{名詞}や。長さや太さをそろえてつくったや。▽もと、中国の函谷関から西の方言。②{名詞}や。水どけいの目盛りを指すや。また、転じて、時刻のこと。③竹の名。イネ科タケ亜科センチク(箭竹)属の多年生常緑竹。四川・湖北などに分布。パンダが好んで食う。たけのこは食用になる。センチク(箭竹)。④姓の一つ。
日本語だけの味・用法
(訓読み)やだけ

参考:上級漢和辞典 漢字源 学研

「箭」の音読みは「セン」で、訓読みは「や」です。日本語だけの訓読みに「やだけ」があります。

意味は4つあります。

60爺

最後に「姓の一つ」があるので、「箭」さんがいるんですよ!

「や」という意味が①、②とあり、武器である「や」と、水どけいの目盛りの「や」です。後者は、自国のことも指します。

①には「弓箭(キュウセン):{弓矢(キュウシ)}弓と矢。」という言葉あります。

③は竹の名称ですね。センチク(箭竹)のことです。

この漢字の書き順を見てみましょうか。

この漢字の書き順は、竹に前と書きます。普通に書けば、間違える箇所はないと思います。


もっと詳しく知ろう!箭の漢字としての由来や成り立ち

箭=「前(セン 揃える)+竹(たけ)」(形声)です。

形声とは、漢字の六書(リクショ)の一つ。発音を表す文字と、意味を表す文字とを組み合わせて、新しい文字を作る方法。

箭と矢の違いを見ておきましょう。

「箭」は「矢」の古い呼び方で、竹製の弓の矢を意味しています。一方、「矢」は、木材や金属などを使って作られるものも含んでいるんですよ。

  • 箭:長さをそろえて切った、や
  • 矢:形がまっすぐである、や

箭のつく言葉

この章では、箭のつく言葉をみていきたいと思います。

箭のつく言葉読み意味
箭幹センカン{箭竿・箭簳}矢の柄。
箭眼センガン{箭窓(センソウ)}矢を射るために城のものみやぐらなどに設けた小さな窓。
箭書センショ矢に結びつけて射て送る文書。矢ぶみ。
箭鏃センゾク矢じり。
箭箙センプク矢をそろえて入れておく筒。えびら。

参考 上級漢和辞典 漢字源 学研、広辞苑

5つの言葉が出て来ましたが、現代では縁のない言葉だと思います。

60爺

皆さんも、これらの言葉を聞いたことはないでしょう。

次の章では、「箭」を使った苗字についてを簡単に述べておきます。

箭を使った苗字について

竹冠に前と書く箭は人名漢字ではありません!このため、名前に使うことが出来ないんですよ~。

名前が付けられないときは苗字ということで、「箭」のつく苗字を見てみます。

最初に、「箭」一文字の苗字があるのか見てみました。しかし、どうやら、この苗字は存在しないようですな。

そこで、「箭」に別の漢字をつけた苗字を探すと、かなりの苗字が見つかりました。その中から、「箭中」さんを紹介します。

【名字】箭中
【読み】やなか
【全国順位】 71,928位
【全国人数】 およそ10人

参考資料 名字由来net

全国人数、およそ10人。順位は71,928位で、かなり下位の方ですな。

主に神奈川県戸塚区、南区に在住されているようです。

その他の苗字をザっと挙げておきます。

板箭(いたや)、一箭(いちや)、勝箭(かつや)、島箭(しまや)、溜箭(たまるや)、俵箭(たわらや)、根箭(ねや)、花箭(はなや)、古箭(ふるや)、箭柏(やがしわ)、箭柄(やがら)、箭川(やがわ)、箭子(やこ)、箭崎(やざき)、箭島(やじま)、箭竹(やたけ)、箭田(やだ,やた)、箭頭(やとう)、箭内(やない)、箭中(やなか)、箭波(やなみ)、箭野(やの)、箭代(やのしろ)、箭筈(やはず)、箭引(やびき)、箭吹(やぶき)、箭本(やもと)

かなりの苗字が出て来ました。読みは「や」ですね。

なお、箭内ですが、「やない」の他にも次の読み方があるんですね。

やうち,やんない,やのうち,やなうち,せんない,せんうち,せんなか,ぜんない,せない

参考資料 名字由来net

最後に

竹冠に前で箭の読み方と意味等について述べてきました。竹冠の漢字は初登場です。

意味は「姓」の他に3つ。武器の「や」、水時計の「や」、それから、パンダも食べるセンチクでした。

60爺

普通は、この箭より矢を使いますね。

この箭を使った言葉、5つほど紹介しましたが、現代にはなじみのないモノでした。

■竹冠の漢字として「竹冠に馬」で記事を書いています

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この記事を書いた人

60爺

60路を越え、RaspberryPi と出会い、その関係でブログ開設(2017/2~)となりました。始めてみると、コツコツやるのが性に合ってしまい、漢字の記事から家の補修・将棋・windows10関係・別名・言い方などジャンルを拡大して今に至ってます。まだまだ、元気なので新たな話題を見つけて皆様に提供できればと思っています。「プロフィールはこちら

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Posted by 60爺