橙は名前に良くない漢字?否定的意見と60爺の見解をガッツリ大特集

2024年2月5日

正月から早1ヶ月が過ぎ去り、2月の初旬に、本記事を書いています。

正月といえば、鏡餅を飾りましたか?最近は、お正月でも特別なことはしない家庭が増えておるようですが…。

60爺

私は古い人間なので、お正月は、お飾り、お節、鏡餅等で祝います。

さて、その鏡餅のてっぺんに乗せる果物が「橙(だいだい)」です。最近は、プラスティックのつくりもので代用されたりするのが多いようですね。

この「橙」も名前に使用可能な漢字です。今回は、この「橙」を「名前良くない」シリーズに取り上げます。

他の漢字でやっているように、「橙は名前に良くない」というネガティブな意見を抽出し、その意見に対し60爺の見解を述べていきます。

どうか、最後までご覧くださいますよう、お願いします。

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橙は名前に良くない?

それでは、橙は名前に良くないかを確認します。

橙は名前に良くない漢字なのでしょうか?

橙は名前に使っても全く問題ないですよ!

「橙(だいだい)」は、「代々」につながることから縁起が良いとされる果物です。

冒頭で述べたように、鏡餅のてっぺんに乗せますよね。

「橙(だいだい)」の名前は、木についた果実が落果せずに、長い間木に成り続け、三年分の果実が「代々」実るところから来たと言われているんです。

さて、こんな「橙」なのですが、縁起がいいんだよと言っても、いろいろな人がいるわけで、いくつかのネガティブな意見が存在します。

それでは、どんな意見があるのか見ていきましょう。合わせて、それらの意見に対して60爺の見解をガッツリ大特集しました。

60爺の見解
1画数が多すぎる名前が簡単な方が良いというのは、個人の考え方だと思います
2キラキラネームになる「橙」の読みを自分で作るとキラキラネームになりえます。漢字に対して、自分流の読みを作ってはなりません
3木へんの漢字は良くない木へんは植物につながり「枯れる」「散る」からという個人の勝手な思い込み・好みです。迷信の類ですね
4読めない人がいるままあることです。一度、覚えれば、もう大丈夫

うーむ、これらの意見は、別の漢字でも出てきたものがほとんどのようですが…。

それでは、それぞれの意見に対して詳細にみておきましょう。


画数が多すぎる

この意見は、「澪(16画)」でも出て来ました。「画数が多くて難しい」という意見でした。

子供の時分は、名前が難しいと書くのが大変だからという理由です。確かに、「橙」も16画あって小さい頃は書くのが難しいかもしれません。

ただ、何故、この漢字を使用したのか、その理由を子供にきちんと説明すれば、多少難しくとも、自分の名前に自信・誇りを持ってくれるでしょう。

そして、お子さんが少し成長すれば、「こんな難しい漢字が書けるよ!」と自慢できます。

「難しいからやめろ」という人は、本人の嗜好を他の人に押し付けようとしていると感じます。

60爺

橙は良い漢字だと思います。

キラキラネームになる

橙に限らず、どんな漢字もキラキラネームになる可能性があります。ただ、それは漢字のせいではなく、命名する側が次の過ちを犯すからです。

名前に使う漢字の読みを自分流に作るからです。
いくつかのサイトには、「名前の読みは自由」と謳っていますが、これを、漢字の読みを勝手に作っていいと勘違いしているんですね。

今は、落ち着いているようですが、上述の事例について、今後、役所で受理されない恐れがあります。

①公序良俗に反しない②音訓や漢字の表す意味との関連性―を基準とする案が上がっている。キラキラネームは②に引っかかる。
詳しい内容は、「蒼は名前に良くない漢字?複数の否定的意見に60爺の見解をぶつけます」を見てください。

本来の漢字の持つ読みに沿った名付けなら、キラキラネームにはなりません。

具体的に「橙」でキラキラネームとなりえる例を出してみます。

  • 男の子で、橙介(だいすけ)
  • 女の子で、「橙(ゆず)」

上記の、男の子の「だい」、女の子の「ゆず」は「橙」にはない読みです!
橙は「トウ、だいだい、と」が名付けに可能ですが、「だいだい」の頭2文字だけ取ってくるのは、気持ちはわかりますが反則ですね。
また、橙には「ゆず」の意はありますが、読みにはないんです

個人で「自分流の漢字の読み」を作らないようにしましょう。

60爺

漢字への勝手なルビは、コミックの世界でのみ通用します。

木へんの漢字は良くない

「橙」の部首「木へん」に対して、木へんは植物だから、即ち、「枯れる」「散る」につながり縁起が悪いということですね。

年輩の方で、この意見をおっしゃる場合があります。

うーん、この意見ですが、昔からある考え方ですが、根拠は全くないんです。

以前出た「さんずい」の漢字、こちらは、水だから「水難に会う」等につながるという意見と同様です。それと、草冠も木へんと同じく植物につながるからダメと聞きます。

そもそも、ずーと以前から、木へんの漢字を使った名前を持つ人々がいたわけです。それを考えると、この意見のおかしさが分かります。

60爺は、この意見は、個人の勝手な思い込み、迷信の類だと考えます。

読めない人がいる

橙という漢字ですが、余り見ない漢字なので読めない人が多いので、子供がかわいそうだという意見です。

まあ、あながち見当違いの意見ではないでしょう。ですが、「名前に良くない」というのは言い過ぎのような気がしますね。

読めなかったら、覚えてもらえばいいだけですよね。

難しい漢字といっても「木へんに登る」で覚えてもらえば、もう大丈夫です。

難しい漢字は、そこから会話の始まるきっかけになる場合もあり、悪いことばかりではないんですね。

子供のことを考えて、優しい感じにするのも良いですが、子供って「あっという間に成長しますよ!」

以下に「名前に良くない」シリーズで取り上げた記事の中から、木へんの漢字を抽出しました。気になる漢字がある方は、是非、ご覧ください。

橙を名前に使う時のポイント

この章では、橙を名前に使う時のポイントを述べておきます。

始めに、漢字「橙」の基本情報を見ておきます。

画数16画
音読み、訓読みトウ、だいだい
意味①果樹の名。酸味が強く芳香がある。ユズ。②果樹の名。酸味が強く大型のもの。ダイダイ。
名付けだいだい、と

参考:上級漢和辞典 漢字源 学研

赤ちゃんへの名付けで、「橙」は、「だいだい」「とう」「と」と読ませることのできる漢字です。

まあ、『「だいだい」は名前としてどうなのよ』と思いますので、「とう」及び「と」が実際の選択肢となります。

「と」は止め字として使えるので、名付けの範囲が広がりますね。

「橙」は名前ではどんな思いが込められるのか考えてみました。

  1. 明るさと瑞々しい感性を持つ人に成長して欲しい
  2. いくつになっても繁栄し続ける人に

これらの理由は、1.柑橘類の爽やかさをイメージすることから、2.橙は実が生った状態のまま年を越すことから繁栄の基になることからです。

60爺

この漢字、男の子、女の子ともども使えそうです。

上述した内容ことから、名前の例をいくつか示しておきます。

  • 男の子:勇橙(ゆうと)、疾橙(はやと)、橙馬(とうま)
  • 女の子:橙子(とうこ)、沙橙(さと)、橙夏(とうか)

男の子の名前は全ての読みを止め字の「と」で統一、女の子は「とう」と「と」を採用しています。

「木へんに登ると書いて橙」という記事を過去に掲載しています。上記の情報の他に、書き順や橙がどんな植物葉なのかも解説しています。

最後に

今回は、木へんに登ると書く「橙」が名前に良くないという意見を見てきました。

60爺

ネガティブな意見は4つでした。

橙の名前に対するネガティブな意見ですが、過去に見てきた例と似通った内容が多かったです。

皆さん、良かれと思って言っていますが、時に、一方的な見方になってしまう場合がありますね。

冷静になって、自分の選んだ名付けの漢字に自信を持ちましょう。

※気づけば「〇名前良くない」の記事も増えてきました

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この記事を書いた人

60爺

60路を越え、RaspberryPi と出会い、その関係でブログ開設(2017/2~)となりました。始めてみると、コツコツやるのが性に合ってしまい、漢字の記事から家の補修・将棋・windows10関係・別名・言い方などジャンルを拡大して今に至ってます。まだまだ、元気なので新たな話題を見つけて皆様に提供できればと思っています。「プロフィールはこちら