超簡単!DIYで実施する障子の張り替え。必要な道具とやり方を示す

2018年1月8日

2017年、ぎりぎりになりましたが、障子の張り替えを行いました。毎年行っていますが、天皇誕生日が土曜日となってしまいましたので、泣く泣く最終日曜日に実施しました。

障子も、お陽様に晒していると、いわゆる陽焼けをします。1年経つと、かなり色落ちします。年の最後に障子も綺麗にして、新しい年を迎えましょう。

障子張り替えのやり方は超簡単です。是非、DIY で実施しましょう。そうすれば費用も掛かりません。

必要な道具は、障子紙、障子用のり、カッター及び仮止めシールです。うち、仮止めシールは、障子紙を購入すると、その中に同梱されています。

スポンサーリンク

障子をはずして障子紙をはがす 

まずは、障子をはずさなければ何も始まりません。60爺の和室には、窓に納まった、やや小型の障子と、大型の障子がそれぞれ2枚ずつあります。

昔の日本家屋のように、各部屋に障子があったりすると、障子張り替えだけで1日仕事になりますが、幸いに60爺のところでは2時間程度で終了できます。

さて、障子紙を剥がしましょう。はずした障子を外の壁などに立てかけます。

そして、雑巾を水にぬらして、障子の桟に沿って濡らしていきます。

ところが、ここで、重大事故発生です!やけに水が漏るなと思っていたら、バケツの底に穴が開いています。これでは、水が貯められません。イヤー、参った。バケツは、ずっと外に出しているので、太陽光線にやられてしまったようですね。

めげずに、雑巾をぬらして全体に満遍なく、水をかけていきます。最近では、障子紙をはがす薬が売っているそうですが、60爺は、昔ながらの料金ゼロの水(正確には水道代を払ってますが)でやっていきます。

さて、昨年(2017年)の障子紙ですが、しばらく待って剥がしにかかると、これが面白いようにきれいに剥がすことが出来ました。

ご覧のように、ワン、ツー、スリーの順で、きれいにはがせます。毎年、障子紙を剥がしていますが、今年のようにきれいに剥がせたのは、記憶のある中で初めてです。

1枚目は、きれいに剥がせましたーーー。

さて、2枚目ですが、こちらも順調に剥がせましたね。

小型の障子に取り掛かります。こちらの2枚も、全然問題が起きることなく剥がせました。

すごいです。ご覧のように、障子紙の剥がしは完了です。

剥がしやすいのは障子紙の材質ですかね。今年の障子紙は昨年とは違うので、来年(2018年)は苦労するのかしらん。ちょっと心配ですね。


障子の桟を雑巾で拭く

次は、障子の桟のほこりを取り除きます。1年分のほこりなので結構汚れています。雑巾を使ってきれいにします。力を入れすぎると、桟が折れてしまう恐れがあるので、注意して拭いていきましょう。

1枚の障子で、こんなに汚れています。雑巾に汚れがヘバリツキマス。

2枚目の障子の掃除をする雑巾のbefore,afterはこんな感じです。えらく、汚れているもんですな。

残りの小型の障子の桟を掃除して、障子の桟の掃除は完了です。

障子紙を貼る

さて、障子の桟が乾いたら、いよいよ障子紙を貼っていきます。

用意する道具

用意する道具ですが、まずは障子紙ですな。これがなければ始まりません。障子の大きさにあった障子紙をホームセンターなどで購入しましょう。

障子紙の他の道具ですが、下記にありますように障子用のり、カッター及び仮止めシールです。セロハンテープは、仮止めシールがあるなら不要です。

仮止めシールは障子紙の中に同梱されています。仮止めシールの方が、セロテープに比べて剥がしやすいので使いやすいです。

今年の障子紙の柄はこれにしました。例年は、雲龍や無地が多かったのですが、今年は柄が入っているものを選びました。

障子用のりですが、昨年、一昨年と買いだめしていたら、いっぱいたまってしまいましたので、今年は購入しませんでした。

のりは、内蓋がついていますので、忘れずにはずしましょう。そうしないと使えません^^;

糊を桟に塗る

さて、それでは、障子紙を貼っていきましょう。

始めは、端を合わせて、障子紙をするすると伸ばしていき、まっすぐ張れるだろうと判断した段階で、障子紙の端に仮止めシールを張ります。

この時、仮止めシールをけちらずに貼るのがコツです。端を止めたら、障子紙を丸めて元に戻します。

桟に沿って、のりを付けていきます。最近ののりは、昔と違ってのりの出口に工夫がしてあり、突起を桟の端につけて滑らせることで、のりを満遍なく桟に付着させることができます。

縦横の桟の全てにのりをつけましょう。のりを付け終わったら、障子紙を貼っていきます。

障子紙を貼る

端から順に障子紙を貼りながら、もう一報の端まで障子紙を滑らせつつ、桟に障子紙を貼り付けていきます。

障子紙を下までもっていったら、軽く、手のひらで障子紙を押し付けましょう。端がはがれると面倒なので、得に周到に行ってください。

余分な障子紙を切り取る

のりが乾くのを待って、障子からはみ出た障子紙をカッターで切り離します。

始めに、爪で、障子の桟に沿って切り込みをつけていき、切る位置を決めます。

これに従って、カッターで切っていきます。

まずは、下、横、上部の余分な障子紙を切り離して出来上がりです。2番目の写真にあるように、切込みをしっかりつけてやると、簡単に切り離すことが出来ます。

1枚終わったら、その障子を立てかけておき、同様の手順で残りの障子も貼っていきます。

全部貼り終えたら、それぞれの障子に霧を吹きかけて終わりです。

乾いた時に障子紙がぴんと張ります。

障子張り替え完了

最後に元通りにはめ込んで障子の張り替えは終了です。

不要となった昨年の障子紙やカッターで切り取ったくず紙、包装用のビニールなどをまとめて作業完了です。

作業自体、難しい所はなかったと思います。皆様も、是非、チャレンジしてください。障子が綺麗になると、入ってくる光も綺麗に見えますよ!

2019年用の障子紙の模様

2019年の障子紙ですが、少し、派手なものにしてみました。模様は、「はな」です。

貼り終わったのはこちら。どうですか?かなり目立ちますね。

スポンサーリンク
この記事を書いた人

60爺

60路を越え、RaspberryPi と出会い、その関係でブログ開設(2017/2~)となりました。始めてみると、コツコツやるのが性に合ってしまい、漢字の記事から家の補修・将棋・windows10関係・別名・言い方などジャンルを拡大して今に至ってます。まだまだ、元気なので新たな話題を見つけて皆様に提供できればと思っています。「プロフィールはこちら

家の補修

Posted by 60爺