畑の地図記号とは?由来・覚え方・他の農地記号との違いまで解説
地図を見ていて、畑がどんな記号で表されているのか気になったことはありませんか。
「畑の地図記号ってどんな形?」「田や果樹園とはどう違うの?」と疑問に思う方も多いでしょう。
畑の地図記号は、作物の生まれた時の状態を簡略化した形で表されています。
いろいろな農地の地図記号が多く存在し、由来や意味を知らないと見分けにくいのが正直なところです。
この記事では、次の内容を、初めての方にもわかりやすく解説します。
- 畑の地図記号の形と意味
- なぜその形になったのかという由来
- テストや日常で役立つ覚え方
- 田・果樹園・茶畑など、他の農地記号との違い
- 最近の地図記号の変化や豆知識
地図記号を正しく理解すれば、地図を見るのがもっと楽しくなりますよ。
畑の地図記号はどんな形?
畑の地図記号は、アルファベットの「V」を平らにしたような形をしています。
この地図記号が、横方向に並んでいるのが特徴です。

畑の地図記号が示す意味
国土地理院によると、畑の地図記号は次のようなものをなどを栽培している土地を表しています。
- 陸稲(りくとう・おかぼ)
- 野菜
- 芝
- パイナップル
- 牧草
つまり、水を張って利用する「田」ではなく、畑作として利用される農地全般を示す記号です。
同じ農地でも、用途によって地図記号が明確に使い分けられている点が特徴といえるでしょう。
※こちらでは、市役所の地図記号について紹介しています。
なぜこの形になったの?
畑の地図記号の形は、植物が発芽したときに現れる「二葉(ふたば)」の姿をもとに作られています。
これは国土地理院が示している、畑の地図記号の正式な由来です。
多くの作物は芽を出すと、左右に二枚の葉を広げます。
アルファベットの「V」を平らにしたような形は、この二葉が開いた様子を簡略化して表したものです。
なぜ「畝(うね)」だと思われがちなのか
一方で、インターネット上では、「畑の地図記号は、畑に作られる畝(うね)や耕作の筋を上から見た形」と説明されていることがあります。
確かに、実際の畑には規則正しく畝が並び、線が連なった記号を見ると、その光景を思い浮かべるのも自然です。
しかし、地図記号は耕作方法や畑の構造を示すものではなく、その土地がどのように利用されているかを表すための記号です。
そのため、畝ではなく、「作物を育てる土地」であることを象徴する植物そのものの姿が採用されています。
このように、畝を連想する説明は理解しやすいものの、正式な由来は「二葉の形」である点を押さえておくとよいでしょう。
忘れない覚え方のコツ
畑の地図記号は、形の意味を知れば自然と覚えられる記号です。
無理に暗記する必要はありません。
ここでは、畑の地図記号の覚え方を3つ紹介します。
- 覚え方①「Vは双葉のV」
- 覚え方②「V=Vegetable(野菜)」
- 覚え方③「芽が出ている=畑」
それぞれの覚え方を説明しますので、自分に合う方法を見つけましょう。
覚え方①「Vは双葉のV」
畑の地図記号は、アルファベットの「V」を平らにした形です。
この「V」を見たら、次のように連想してみてください。
- V字に開く
- 発芽した植物の二葉(ふたば)
- 作物を育てる場所
- 畑
地図記号の形と意味、由来が一直線につながるため、一度理解すれば忘れにくくなります。
覚え方②「V=Vegetable(野菜)」
もう一つの覚え方は、英単語と結びつける方法です。
- V → Vegetable(野菜)
- 野菜を育てる場所 → 畑
畑では野菜を育てることが多いため、「VはVegetableのV」と覚えるのも有効です。
※ これは、正式な由来ではありませんが、テスト対策や記憶の補助として使えます。
覚え方③「芽が出ている=畑」
畑の地図記号は、「すでに木が育っている場所」や「水を張った土地」ではなく、作物が育ち始めている土地を表しています。
「芽が出て二葉が開く → 作物を育てている → 畑」というイメージを持つと、他の農地記号とも混同しにくくなります。
果樹園・田・茶畑などの地図記号との見分け方
農地の地図記号は混同しやすいため、違いをまとめて覚えるのがおすすめです。
| 種類 | 地図記号 | 見分け方のポイント |
|---|---|---|
| 畑 | 双葉・作物の芽 | |
| 田 | 稲をかり取ったあとの形 | |
| 果樹園 | 果実を横から見た形 | |
| 茶畑 | 茶の実を半分に切った時に見える形 |
農地の地図記号は種類が多く混同しやすいですが、「何を育てている土地か」に注目すると見分けやすくなります。
見分け方のポイントに書いた下記の内容を覚えておきましょう。
- 畑:双葉を表す形
- 田:稲を刈り取った後の形
- 果樹園:果実を横から見た形
- 茶畑:茶の実を半分に切った特に見える形
特に、「畑」と「田」はテストでもよく問われるため、上記のように判断できるようにしておくと安心です。
地図記号に関する豆知識
記事を終わる前に、地図記号に関する豆知識をいくつか挙げておきます。
2000年以降に追加された新しい地図記号
地図記号は固定されたものではなく、時代とともに増えています。
例えば、次の地図記号などは、比較的新しく追加された記号なのです。
- 老人ホーム

- 図書館

- 風車

ご覧のように、老人ホームは、家の中に杖をあしらったデザインでわかりやすいですね。
図書館も本を開いた図形で、「図書館法に規定する公立図書館」を表示するそうです。
風車も、その外観を模したもので、老人ホームの地図記号と共に、小中学生から募集した記号です。
都市化に伴う土地利用の変化
近年、日本各地で都市化や宅地化が進み、農地に使われていた土地が住宅地や商業地などに転用されるケースが増えています。
国土地理院の土地利用データでも、農地として分類される面積が住宅地や道路などに変わっていく様子を確認できます。
このため、同じ場所の古い地図と現在の地図を比べると、かつて「畑」として記載されていた部分が別の用途として描かれているように見えることがあります。
まとめ
畑の地図記号は、アルファベットの「V」を平らにした形で、植物の二葉が開く姿をもとに作られた記号です。
この記号は、陸稲や野菜、牧草などを栽培する畑作地を表しています。
由来・形・他の農地記号との違いを理解すれば、地図記号は暗記ではなく、納得して覚えられる知識になります。
地図を見るときは、ぜひ畑の記号にも注目してみてください。
※「地図記号」は2024年に登場したカテゴリです








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