宝の旧字は「寶」!「寳」との違い・異体字・書き順・出し方を解説
「宝」の旧字は「寶(たから)」です。
「宝の難しい漢字」「宝の昔の字」などと呼ばれることもありますが、旧字にあたるのが「寶」です。
また、「宝」には「寳」「寚」「珤」という異体字もあり、特に「寶」と「寳」はよく似ています。
この記事では、「寶」の読み方や意味、成り立ち、書き順、「宝」や「寳」との違い、異体字、パソコンやスマホなどでの出し方をわかりやすく解説します。
「宝」の旧字は「寶」

「宝」の旧字は「寶」です。
現在一般的に使われている「宝」は新字体で、「寶」はそのもとになった旧字です。
まずは、「寶」の基本情報を確認しておきましょう。
寶
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 漢字 | 寶 |
| 部首 | 宀(うかんむり) |
| 画数 | 20画 |
| 音読み | ホウ |
| 訓読み | たから |
| 意味 | たから。大切なもの。貴重なもの。 |
| 漢字の種類 | 「宝」の旧字 |
「寶」は現在の日常的な文章ではあまり使われませんが、「宝」の旧字として漢和辞典などに掲載されています。
なお、「宝」には「寳」「寚」「珤」という異体字もあります。
旧字と異体字の違いについては、後ほど詳しく紹介します。
「寶」の書き順
「寶」は20画で書く漢字です。
画数が多く、「宝」よりも複雑な字形をしています。
「寶」の書き順は、以下の画像で確認できます。

「寶」の成り立ち
「寶」は、「宀」「缶」「玉」「貝」を組み合わせてできた会意文字です。
「宀」は家や建物、「缶」は中身を入れる土器、「玉」は宝石、「貝」は古代に貨幣として使われた貝を表します。
これらを組み合わせることで、家の中に財物をたっぷりと包み入れておく情景を表しています。
そこから、「たから」「貴重なもの」という意味を持つようになりました。
「宝」と「寶」の違い
「宝」と「寶」は、読み方や意味が異なる別の漢字ではありません。
「寶」が旧字で、それを簡略化した新字体が「宝」です。
違いを整理すると、次のとおりです。
| 比較 | 宝 | 寶 |
|---|---|---|
| 字体 | 新字体 | 旧字 |
| 画数 | 8画 | 20画 |
「寶」が旧字で、それを簡略化した新字体が「宝」です。
『旧字源』によると、漢字を簡略化する流れの中で「寶」もその対象となり、「玉」と「貝」を取って構造を簡単にした「宝」が常用漢字として定められました。
そのため、現在は通常「宝」を使い、「寶」は旧字として扱われています。
「宝」の異体字は「寳・寚・珤」

「宝」には、旧字の「寶」のほかに、「寳」「寚」「珤」という3つの異体字があります。
『漢字源』では、「寶」を「宝」の旧字、「寳」「寚」「珤」を異体字として掲載しています。
旧字と異体字の関係を整理すると、次のとおりです。
| 区分 | 漢字 |
|---|---|
| 新字体 | 宝 |
| 旧字体 | 寶 |
| 異体字 | 寳 |
| 異体字 | 寚 |
| 異体字 | 珤 |
「寳」「寚」「珤」は、いずれも「宝」の異体字で、旧字ではありません。
特に「寳」は「寶」と字形がよく似ていますが、『漢字源』では異なる位置づけの字体として掲載されています。
旧字体とは別に異体字がある漢字は「宝」だけではありません。
「図」にも旧字体「圖」と異体字があるため、「図の旧字体『圖』と異体字」の記事で詳しく紹介しています。
「寶」と「寳」の違い
「寶」と「寳」はよく似た漢字ですが、『漢字源』では「寶」は「宝」の旧字、「寳」は「宝」の異体字として区別されています。
また、2つの漢字を見比べると、うかんむりの下の字形に違いがあります。

| 比較 | 寶 | 寳 |
|---|---|---|
| 「宝」との関係 | 旧字 | 異体字 |
| 画数 | 20画 | 19画 |
読み方は同じですが、「宝」との関係、画数が異なります。
「宝の旧字」を探している場合は「寶」が該当し、「寳」は旧字ではなく異体字です。
※「カテゴリ:漢字の旧字」の中で、旧字と異体字が共にが存在するのは次の漢字です。
宝の旧字「寶」の出し方
「寶」は、パソコンやスマホでコピーして使うことができます。
以下の「寶」をコピーして、名前の入力欄や文書などに貼り付けてください。
寶
コピーした文字が正しく表示されるかどうかは、使用する機器やフォントによって異なります。
文字変換などで入力したい場合は、以下の機器別の方法を参考にしてください。
パソコンでの出し方
基本的に、文字変換で出せば簡単です。
日本語で「たから」と入力し、変換キーを押してください。

上記のように、変換候補に「寶」(赤枠)があるので、クリックすればOKです。
また、異体字の「寳」(赤矢印)も見えています。
なお、「ほう」でも出すことはできますが、変換候補がたくさん出てくるので、「たから」で実施した方が断然、早いです。
ついでに、Unicode「5BF6」も載せておきますね。
日本語で「5BF6」と打ち、F5キーを押しましょう。

変換候補に「寶」があるのでクリックすれば終わりです。
その他アプリ(Word・Excel)での入力方法も同様の方法で簡単に出せます。
万が一、どっちもうまく行かないということなら、冒頭で示したコピー&ペーストを使用してください。
スマホ(iPhone/Android)
スマホでも、パソコンと同じく、「たから」を入力すれば、変換候補に「寶」が出てきます。

上記のように、「寶」(赤枠)をタップすればOKです。
また、こちらも、異体字の「寳」(赤矢印)も載っています。
うまく出せない時は、冒頭で示したコピー&ペーストを使用してください。
テプラ
テプラも「たから」で変換キーを押すと、「寶」が3番目に出てきます。

テプラでは、変換候補は、この3種類だけ、異体字は出てきません。
まとめ
「宝」の旧字は「寶」です。
「宝」には旧字の「寶」のほか、「寳」「寚」「珤」という3つの異体字があります。
特に「寶」と「寳」はよく似ていますが、『漢字源』では「寶」を旧字、「寳」を異体字として区別しています。
「寶」はコピーできるほか、パソコンやスマホなどでも入力できます。
※思えば、「漢字の旧字」の記事も増えてきたようです。









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