十六夜とは?意味・由来・いつ見えるかをわかりやすく解説

「十六夜(いざよい)」とは、旧暦16日の夜に見える月のことです。

十五夜(満月)の翌日にあたり、少し遅れて昇ってくるのが特徴です。

この記事では、十六夜の意味・由来・見える時間に加え、十五夜・十七夜との違いまでスッキリ整理します。

なお、月の呼び方には他にも種類があり、後半で一覧としてまとめています。

十六夜とは何か

2023年

十六夜とは、旧暦16日の夜に見える月の呼び名です。
読み方は「いざよい」で、熟字訓の一つです。

十五夜(満月)の翌日にあたり、見た目はわずかに欠け始めています。

最大の特徴は、十五夜よりも遅れて昇る月である点です。

十六夜の意味と由来

十六夜という名前は、「いざよう」という古語が由来です。

  • いざよう:ためらう・ぐずぐずする

月は日ごとに少しずつ昇る時間が遅くなります。

そのため十六夜の月は、すぐには現れず、少し間をおいてから昇ります。

この様子が「ためらっているように見える」ことから、十六夜(いざよい)と呼ばれるようになりました。

つまり、十六夜とは、「ためらうように、少し遅れて昇る月」という意味です。

十六夜はいつ見える?

十六夜の月は、十五夜よりも遅れて昇ります。

  • 十五夜:日没ごろに昇る
  • 十六夜:日没後しばらくして昇る(約30分〜1時間後)

月は1日ごとに約50分ずつ昇る時間が遅れるため、この違いが生まれます。

そのため十六夜は、夕方すぐではなく、少し時間が経ってから見える月です。

十五夜・十六夜・十七夜の違い

十五夜・十六夜・十七夜は、月の形と昇る時間が段階的に変化します。

まずは、全体像を表で確認してください。

名称月の状態昇る時間特徴
十五夜満月(完全な丸)日没ごろ最も明るく、すぐ見える
十六夜わずかに欠け始め日没後しばらく少し遅れて昇る
十七夜さらに欠ける夜遅めかなり遅れて昇る

このように、日付が進むにつれて「形」と「時間」の両方が変わっていきます。

特に重要なのは、月が1日ごとに約50分ずつ遅れて昇るという点です。

この時間のズレが、「十六夜=ためらう月」という意味につながっています。

この他にも、月にはさまざまな呼び名があり、次の章の「月の呼び方一覧」でまとめています。

月の呼び方には他にも種類がある

十六夜以外にも、月にはさまざまな呼び名があります。

  • 十五夜
  • 十七夜
  • 立待月
  • 居待月
  • 有明の月

これらは、月の形や見える時間の違いによって名付けられています。

月の呼び方を一覧で整理すると、全体の流れがより分かりやすくなります。

※月の呼び方一覧は別記事でまとめる予定です。

十六夜の風情と文学での使われ方

十六夜は、古くから和歌や文学で好まれてきた言葉です。

たとえば、万葉集にも、「詠み人知らず」で、次のような歌が載っています。

山のはにいさよふ月を出でむかと待ちつつ居るに夜そふけにける

万葉集 7-1071

満月のような完成された美しさではなく、「少し遅れて現れる」「わずかに欠ける」といった移ろいの美しさが表現されてきました。

そのため、十六夜は、単なる天体の名前ではなく、日本的な情緒を表す言葉でもあります。

まとめ

十六夜とは、旧暦16日の夜に見える月で、十五夜の翌日にあたります。

最大の特徴は、すぐには現れず、少し遅れて昇る点にあります。

この様子が「ためらう」という意味の「いざよう」に重ねられ、十六夜という名前が生まれました。

また、十五夜・十七夜と並べて見ることで、月が少しずつ欠けながら、昇る時間も遅れていく流れが自然に理解できます。

十六夜は、単なる月の名称ではなく、日本語の感性や美しさが込められた言葉です。

実際の夜空でその違いを確かめると、より深く味わえるはずです。

※月の名前について、まとめた記事群です。

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この記事を書いた人

60爺

60路を越え、RaspberryPi と出会い、その関係でブログ開設(2017/2~)となりました。始めてみると、コツコツやるのが性に合ってしまい、漢字の記事から家の補修・将棋・windows10関係・別名・言い方などジャンルを拡大して今に至ってます。まだまだ、元気なので新たな話題を見つけて皆様に提供できればと思っています。「プロフィールはこちら