さんずいに丁と書いて汀！意味・読み方から苗字での使われ方まで総特集
youtubeでたまたま見かけたんですが、懐かしい音楽、「思い出の渚」です！
ワイルドワンズの大ヒット曲。「君を見つけた、あの渚で･･･♪」懐かしい！まあ、懐メロの部類ですかね･･･^^;
この「渚」という漢字、さんずいに○○にピッタリだと思って変換していたんですが、そこで、「汀」という漢字を見つけたんですよ！
両方とも同じ読みです！「汀」は「渚」と同じく、さんずいに丁と書く、さんずいシリーズの漢字ですね。
「渚」はよく見る漢字ですが「汀」って見たことがない！、そこで、急遽、さんずいに丁の「汀」について、意味・読み方から名前での使い方まで総特集していくことに変更です。
この漢字について、ご一緒に見ていってください。
さんずいに丁といえば汀！漢字の読み方や全体像をまずはチェック
最初に、洸の意味と読み方を明確にしましょう。
汀の読み方と意味
汀
画数 ：5画
音訓：テイ みぎわ たい・らか（日本語）なぎさ
意味
①みぎわ。水がうち寄せるたいらな砂地。なぎさ。②たい・らか。水面のたいらなさま。
日本語だけの意味・用法
なぎさ。
（名付）なぎさ みぎわ
参考：上級漢和辞典 漢字源 学研
「汀」の音読みは「テイ」、訓読みは「みぎわ」「たい・らか」のふたつです。
意味は2つ、「なぎさ」と、水面が「平」なさまを表しています。
日本語では「渚」とも書きます。こちらの漢字はなじみがあります。
冒頭で述べた懐メロの「思い出の渚」の「渚」ですね。
次に、汀の書き順を示しておきます。
これは簡単！さんずいと丁の順に書きます！
もっと詳しく知ろう！汀の漢字としての由来や成り立ち
汀の由来や成り立ちを見ていきます。
汀＝「丁（テイ・T形をなす。平面に直角に当たる）」＋「水（みず）」（形声）。波がT形に打ち寄せる平地を示す。
引用 上級漢和辞典 漢字源 学研
丁は、その漢字の形（T）そのものの意味を持っているんですな。そもそも、丁は釘から発想された語で、Tの形のイメージがあるんだそうです！
このイメージを持つ漢字に、丁・打・頂・釘があります。
次の章では、「汀」のつく言葉を見てみましょう。
汀のつく言葉
汀のつく言葉にはどんなモノがあるでしょうか。想像がつきません！
| 汀のつく言葉 | 読み | 意味 |
|---|---|---|
| 汀曲 | テイキョク | 波うちぎわの入りこんで曲がっている所。 |
| 汀沙 | テイサ・テイシャ | 水ぎわの砂原。浜。 |
| 汀洲 | テイシュウ | ①水ぎわと、なかす。②水中に土砂がつもってできた低いなかす。 |
| 汀渚 | テイショ | ①水ぎわ。なぎさ。②なかす。 |
| 汀線 | テイセン | 《日本語での特別な意味》海・湖などの水面と陸地との境の線。 |
| 汀草 | テイソウ | 水ぎわに生えている草。 |
| 汀濘 | テイネイ | ①水ぎわのどろ。②小さい流れ。 |
| 汀蘭 | テイラン | 水ぎわに生えた蘭(ラン)。 |
ほとんどが「水ぎわ」に関わる言葉ですな（当たり前のことを言ってスイマセン）。
ここに上がった数々の言葉、悲しいですが一つも知らんのですよ！ちょっとショックかも･･････。
気を取り直して、名前に使われるポイントを見ていきます。
名前に使われる際のポイントは
「汀」なんですが、1990年4月から名前として使えるようになりました。上述していますが、名付けでは、「なぎさ」「みぎわ」と読ませることが出来ます。
「汀」は、海をイメージし、波打ち際の落ち着いた雰囲気があるので、次のような願いをに込めることができるでしょう。
- 穏やかで落ち着きのある子になってほしい
- 落ち着いた中にも力強さを秘めた人になってほしい
ただ、実際に名前を付けようとすると、候補となる名前がそんなに見つからないんですよね！
- 男の子：汀（なぎさ、みぎわ）、汀路（ていじ）、汀斗（ていと）
- 女の子：汀（なぎさ、みぎわ）、汀華（ていか）、汀子（ていこ）、汀奈（ていな）
今回は、名前の候補を上げることで、ベスト3は中止です。
最後に
さんずい丁といえば汀ですが、この漢字について述べてきました。
日本では、「なぎさ」というと「渚」を挙げる人が多いのではないでしょうか。上述したように年配の人なら「思い出の渚」とかですね。
この漢字は、もともとは釘がベースだったとは思いもよらないことでした。Tの形のイメージがあり、同じイメージを持つ漢字に、丁・打・頂・釘がありましたね。
名付けにも使える漢字でしたが、候補が余りなく、例をあげるだけにとどめ、ベスト3は中止としました。
漢字を見ていると勉強になりますな！
※気づけばさんずいの記事も増えてきました
60爺
60路を越え、RaspberryPi と出会い、その関係でブログ開設（2017/2～）となりました。始めてみると、コツコツやるのが性に合ってしまい、漢字の記事から家の補修・将棋・windows10関係・別名・言い方などジャンルを拡大して今に至ってます。まだまだ、元気なので新たな話題を見つけて皆様に提供できればと思っています。「プロフィールはこちら」