地図記号「茶畑」とは?意味・由来・覚え方までわかりやすく解説

地図記号の中でも、「茶畑」は見た目がシンプルなわりに「これ何の記号?」と迷いやすいものの一つです。

特に、似た形の記号もあるため、正しく理解していないとテストや地図の読み取りで混乱しがちです。

結論から言うと、茶畑の地図記号は「茶の実を半分に切ったときの形」をもとにしたものです。

この記事では、その意味や由来、覚え方に加えて、間違えやすい「畑」や「果樹園」との違いまでわかりやすく解説します。

地図記号をしっかり理解して、迷わず読み取れるようにしていきましょう。

地図記号「茶畑」とは?形と意味を簡単に解説

茶畑の地図記号

茶畑の地図記号の形

茶畑の地図記号は、「黒い丸が3つ並んだ形」で表されます。

この丸は単独で使われるのではなく、地図上では一定の間隔で繰り返し配置され、広がりのある農地として表現されます。

何を表している記号なのか

この記号は、茶(お茶の葉)を栽培している土地、つまり茶畑を示しています。

国土地理院の定義でも、「茶を栽培している農地を表す記号」として定められています。

なぜこの形?茶畑の地図記号の由来

茶の実の画像
茶の実

茶畑の地図記号は、実は非常に具体的なモチーフから作られています。

それが、「茶の実を半分に切ったときに見える断面」です。

茶の実の内部は複数の部屋に分かれており、種子が並んで見える構造をしています。

その見た目をシンプルに表したものが、3つの点の記号です。

国土地理院の「地図記号:茶畑」に、実際の「茶の実」の写真が出ているので、是非、ご確認ください。

なぜ、地図記号がこの形になったのか理解できますよ。

実際の畑の見た目をそのまま描くのではなく、意味を象徴する形に置き換えている点が、地図記号の特徴といえるでしょう。

ちなみに、明治13年(1880年)に整備が始まった2万分の1迅速測図では、茶畑の形は次のような形でした。

茶畑の地図記号の登場時の形

これは、三つに枝分かれした先に実が付いたような形ですね。

ただ、明治17年(1884年)から整備が始まった地形図から、現在使われている地図記号が登場したそうです。

地図記号「茶畑」の覚え方(テスト対策)

「お茶の実が3つ」と覚える

茶畑の地図記号は、茶の実を割ったときの中身がもとになっています。

実際の茶の実の中には、複数の種が並んで入っており、その様子をシンプルに表したものが、点が並ぶ記号です。

そのため、「お茶の実の中に種が並んでいる」とイメージすると、由来と結びついて覚えやすくなります。

「点が並ぶ=茶畑」とイメージする

もう一つのポイントは「並び」です。

地図上では、この点が繰り返し並んで配置されることで、広がりのある茶畑を表しています。

「点が並んでいる農地=茶畑」と覚えておくと、他の地図記号とも区別しやすくなります。

畑・果樹園との違い

茶畑は、「畑」や「果樹園」と同じ農地を表す地図記号ですが、記号の見た目自体はそれぞれ明確に異なります。

そのため、形が似ているというよりは、「どの農地を指しているのか」で混同されやすい点に注意が必要です。

畑との違い

畑の地図記号

畑の地図記号は、植物の「双葉(ふたば)」をイメージした形で、野菜や穀物など一般的な作物を育てる農地を表します。

※畑の地図記号について、既に記事をアップしています。

茶畑は「茶の栽培」に特化した農地です。

果樹園との違い

果樹園の地図記号

果樹園の地図記号は、リンゴやナシなどの果実を横から見た形がもとになっており、木になる果物を育てる農地を示します。

※果樹園の地図記号についても記事を書きました。

茶畑とは、栽培する植物の性質(低木の茶 vs 果実のなる樹木)が異なるため、別の記号として表されています。

覚えておきたいポイント

地図記号では、「農地」という大きな分類は同じでも、作物の違いによって細かく記号が分けられています。

そのため、「形が似ているかどうか」ではなく、「何を栽培している土地か」で判断するのが正しい理解です。

「史跡・名勝・天然記念物」との違い

史跡の地図記号

特に注意したいのが、「史跡・名勝・天然記念物」の地図記号です。

一見、茶畑と全く同じデザインなので、「あれれ」と戸惑ってしまうでしょう。

これについては、国土地理院も、「Q3.1:地図記号(茶畑と史跡・名勝・天然記念物)の違いは何ですか?」というQAが載せて、違いを解説しています。

見分け方は次の通りです。

  • 茶畑は小さい点が等間隔で並ぶ
  • 史跡は点が大きく、単独で使われる

見比べてみると、確かに「史跡」の地図記号は点が大きいです。

茶畑は、等間隔で並べられており、史跡は単独で使われていますね。

まとめ

茶畑の地図記号は、見た目はシンプルですが、しっかりとした意味と由来があります。

茶の実を半分に切ったときの形をもとにしたデザインであり、農地の中でも「茶を栽培する場所」を表す専用の記号です。

覚える際は「お茶の実が3つ並んでいる」とイメージすると分かりやすく、畑や果樹園との違いも整理しておくことで、混同を防ぐことができます。

地図記号は丸暗記するよりも、意味や由来とセットで理解することで、確実に定着します。

参考
地図記号「茶畑」|国土地理院
地図記号のひみつ 中公新書クラレ

※「地図記号」は2024年に登場したカテゴリです

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この記事を書いた人

60爺

60路を越え、RaspberryPi と出会い、その関係でブログ開設(2017/2~)となりました。始めてみると、コツコツやるのが性に合ってしまい、漢字の記事から家の補修・将棋・windows10関係・別名・言い方などジャンルを拡大して今に至ってます。まだまだ、元気なので新たな話題を見つけて皆様に提供できればと思っています。「プロフィールはこちら

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Posted by 60爺