歌の部首は「欠」|意味から成り立ち・属する漢字まで簡単解説
「歌」の部首は、「欠」です。
「歌」の旁にある「欠」が部首であり、篇にある「哥」や、その中に含まれる「口」は部首ではありません。
この記事では、部首「欠」の持つ意味や、歌の成り立ち、「欠」を持つ漢字の仲間たちまで簡単解説していきます。
どうか、最後まで、ご一緒に、楽しんでいってください。
「歌」の部首は「欠」
「歌」の部首は「欠」です。
「欠」は、「あくび」「かける」「けんづくり」「けつ」と呼ばれる部首です。
「欠」の由来は、「あくびをする」=「口を大きく開けている人」という意味から来ています。
「歌」は、声を出して歌う行為「口を大きく開ける」を表す漢字であるため、この「欠」が意味の中心となっています。
だから、大きく口をあける「歌」の部首は「欠」なのです。
ただ、部首「欠」には、起源が異なる2つの意があり、他に「欠ける」と言った意味も持っています。
「あくびをする」ことが変化し「満足していない」となり、「不足する」ことも表し、「欠ける」と一緒になったと言われています。
この辺りの内容は、次の記事で詳しく述べています。
「歌」という漢字の基本情報と構成

歌という漢字の基本情報と構成を見ておきます。
歌の基本情報
歌の読み方や意味です。
| 画数 | 14画 |
| 音読み | カ |
| 訓読み | うた うた・う |
| 意味 | ①うた・う。声に節をつけてうたう ②うた。節をつけて声を出すうた ③三国六朝時代の民謡 ④姓の一つ |
歌は常用漢字で、日本では、「和歌」の意味も持っています。
歌の構成
「歌」は、「哥(節回しをつける)」と「欠(動作)」からできた形声文字です。
もともと、「哥」は、喉元で音を摩擦させて節回しを作り出す状況を表す図形で、「うたう」を表す漢字でした。
ここに、「欠(大口を開けて行う動作)」を添えたのです。
この組み合わせによって、「歌」=「声を出してうたう」が成立したのです。
「欠」が部首の主な漢字
「欠」を部首に持つ漢字には、次のようなものがあります。
- 次(つぎ):息をつく・続く
- 欲(よく):ほしがる気持ち
- 欧(おう):はく・吐き出す動作
- 欺(ぎ):あざむく(口や言葉に関係)
いずれも、口・息・動作などに関係する意味を持っています。
少しだけ、細かく見てみます。
次(つぎ)
この漢字は、順番に並んでいるモノや、その中での順番を表しています。
本来の意味は、「息をついて休む」が有力です。
欲(よく)
「何かを手に入れたいと強く思う」意を持っています。
本来は、食べ物を口に入れたいと願う意味とする説が有力ということです。
欧(おう)
本来の意味は「大きく口を開けてモノを吐きだす」ことなのです。
ですが、現在では、「欧羅巴(ヨーロッパ)」など、当て字の方で活躍している漢字です。
欺(ぎ)
詐欺や欺瞞で使われるように、偽りを真実と信じ込ませることを表します。
この漢字の裏には、部首「あくび」(大きく口を開ける)があるので、人をだまそうという強い感情があるのでしょう。
まとめ
「歌」の部首は「欠(あくび)」です。
この「欠」、他にも呼び方が複数(かける、けんづくり、けつ)ありますが、最も一般的な読み方が「あくび」と言われています。
この部首、もともと、「欠ける」の意味があった漢字と、「口を大きく開ける」意の漢字が「あくびをする」⇒「満足していない」⇒「不足する」となり、「欠ける」と合流したとのことです。
「欠」を持つ漢字も、皆、これらの意を持っています。
参考
上級漢和辞典 漢字源
部首ときあかし辞典
漢字ときあかし辞典
■思えば、「ある言葉を漢字で書くと」の記事も増えてきました










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