赤白赤の国旗はどこ?横・縦に並ぶ5カ国の違いと見分け方
赤・白・赤の順に色が並ぶ国旗を見て、「どこの国の国旗だろう」と迷うことがあります。
図柄のない赤白赤の国旗は、オーストリア・ラトビア・ペルーの3カ国です。
中央に図柄があるものまで含めると、カナダとレバノンも赤白赤に見える国旗に入ります。
帯が横向きか縦向きか、中央に図柄があるかを確認すれば、5カ国を簡単に見分けられます。
この記事では、赤白赤に見える5カ国の国旗について、それぞれの違いや特徴、色と図柄の意味を分かりやすく解説します。
赤白赤の国旗はどこ?該当する5カ国
赤白赤に見える国旗は、オーストリア・ラトビア・ペルー・カナダ・レバノンの5カ国です。
ただし、5カ国すべてが赤白赤の帯だけで構成されているわけではありません。
それぞれの帯の向きと図柄の違いを、一覧で確認してみまましょう。
| 国旗 | 国名 | 色の並び方 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
![]() | オーストリア | 横に赤・白・赤 | 3本の帯が同じ幅 |
![]() | ラトビア | 横に暗い赤・白・暗い赤 | 中央の白い帯が細い |
![]() | ペルー | 縦に赤・白・赤 | 3本の帯が同じ幅 |
![]() | カナダ | 縦に赤・白・赤 | 中央に赤いカエデの葉がある |
![]() | レバノン | 横に赤・白・赤 | 中央に緑色のレバノンスギがある |
図柄のない赤白赤の国旗は、オーストリア・ラトビア・ペルーの3カ国です。
中央に図柄があるものまで含めると、カナダとレバノンも赤白赤に見える国旗に入ります。
詳しい違いは、横向きと縦向きに分けて見ていきましょう。
※なお、赤と白を使った国旗は他にも多く存在します。赤白の国旗一覧はこちらで詳しく解説しています。
横向きの赤白赤の国旗



赤・白・赤の帯が横向きに並ぶ国旗は、オーストリア・ラトビア・レバノンです。
上から赤・白・赤の順に並ぶ点は共通していますが、帯の幅、赤の色合い、中央の図柄に違いがあります。
オーストリアは3本の帯が同じ幅
オーストリアの国旗は、赤・白・赤の3本の横帯を同じ幅で配置しています。
赤は比較的明るく、中央に図柄がないため、均等な幅のシンプルな赤白赤ならオーストリアです。
ラトビアは白い帯が細く赤が暗い
ラトビアの国旗も、上から赤・白・赤の順に並んでいます。
帯の幅は2対1対2で、中央の白い帯が上下の赤い帯より細くなっています。
赤がえび茶色に近い暗い色であることも、オーストリアと見分けるポイントです。
レバノンは中央に緑色の木がある
レバノンの国旗は、赤・白・赤の横帯の中央に、緑色のレバノンスギが描かれています。
中央の白い帯は上下の赤い帯より広く、その幅は2本の赤い帯を合わせた幅と同じです。
緑色の木があるため、オーストリアやラトビアとは簡単に見分けられます。
縦向きの赤白赤の国旗


赤・白・赤の帯が縦向きに並ぶ国旗は、ペルーとカナダです。
どちらも左右が赤、中央が白ですが、中央にカエデの葉があるかどうかで見分けられます。
ペルーは3本の帯が同じ幅
ペルーの国旗は、左から赤・白・赤の順に、3本の縦帯を同じ幅で配置しています。
一般に使われる国旗は中央に図柄がないため、均等な幅のシンプルな縦の赤白赤ならペルーです。
なお、ペルーには中央に国章を描いた旗もあります。
国章の有無だけでなく、左右が赤、中央が白という基本的な配置を確認しましょう。
カナダは中央に赤いカエデの葉がある
カナダの国旗は、左右が赤、中央が白で、白い部分に赤いカエデの葉が描かれています。
中央の白い部分は正方形で、左右の赤い部分を合わせた幅と同じです。
縦向きの赤白赤で、中央にカエデの葉があればカナダ、図柄がなければペルーと見分けられます。
赤白赤の国旗5カ国の特徴と意味
赤白赤に見える5カ国の国旗は、配色こそ似ていますが、それぞれ異なる歴史や象徴を持っています。
なお、国旗の意味には、法律などで定められたものだけでなく、伝説や一般的な解釈として伝わっているものもあります。
オーストリアの国旗
オーストリアの赤白赤は、中世から使われてきた歴史の古い国旗として知られています。
その由来として有名なのが、オーストリア公レオポルト5世にまつわる伝説です。
戦いによって白い衣服が血で赤く染まり、腰の帯を外した部分だけが白く残ったことから、赤白赤の旗が生まれたと伝えられています。
ただし、これは史実として確認された由来ではなく、国旗にまつわる伝説です。
赤と白のそれぞれに、法律上の意味が定められているわけではありません。
ラトビアの国旗 
ラトビアの赤白赤の旗は、13世紀の『リヴォニア韻文年代記』に記録されています。
現在の国旗は、オーストリアと区別しやすい暗い赤を使用しているのが特徴です。
負傷した指導者を白い布で包んだところ、布の両端が血で赤く染まり、中央だけが白く残ったという話も伝わっています。
ただし、これも国旗にまつわる伝説であり、赤と白の公式な意味として定められたものではありません。
ペルーの国旗 
ペルー憲法では、国旗を赤・白・赤の3本の縦帯で構成することが定められています。
赤は独立のために流された血や勇気、白は平和や純潔を表すと一般に解釈されていますが、憲法で各色の意味まで定められているわけではありません。
また、独立運動を率いたホセ・デ・サン=マルティンが赤と白の鳥を見て、国旗の色を決めたという話も知られています。
しかし、これは後世に書かれた物語によって広まったもので、史実として確認された由来ではありません。
カナダの国旗 
カナダの国旗は、中央に11の突起を持つ、図案化された赤いカエデの葉が描かれています。
カエデの葉は19世紀からカナダを表す印として使われており、現在ではカナダの国民とアイデンティティーを象徴しています。
赤と白は、カナダを代表する色として広く定着しています。
現在の国旗は1965年に初めて掲げられ、赤いカエデの葉を持つ国旗として世界中で知られるようになりました。
レバノンの国旗
レバノン憲法では、赤・白・赤の3本の横帯と、中央に描く緑色のレバノンスギについて定められています。
中央の白い帯は、上下の赤い帯を合わせた幅と同じです。
赤は国を守るために流された血、白は平和やレバノン山脈の雪を表すと一般に説明されています。
中央のレバノンスギは、古くからレバノンを象徴してきた木です。
ただし、これらは一般的に伝えられている意味であり、憲法では色やレバノンスギの意味まで定められていません。
※国旗の色の組み合わせごとに世界の国旗を一覧化した記事を作りました。
まとめ
赤白赤の帯だけでできた国旗は、オーストリア・ラトビア・ペルーの3カ国です。
中央に図柄があるものまで含めると、カナダとレバノンも赤白赤に見える国旗に入ります。
横向きで3本の帯が同じ幅ならオーストリア、白い帯が細く赤が暗ければラトビア、中央に緑色の木があればレバノンです。
縦向きで図柄がなければペルー、赤いカエデの葉があればカナダと見分けられます。
見た目が似ていても、国旗が生まれた歴史や色・図柄に込められた意味は国によって異なります。
まずは帯の向きと中央の図柄を確認すると、どこの国旗なのか判断しやすくなるでしょう。
※世界の国旗の記事群です。










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