赤白黒の国旗一覧|どこの国?意味や共通点もわかりやすく解説
赤・白・黒の国旗は、中東や北アフリカを中心に多く見られます。
一見すると似ているこれらの国旗ですが、中央のマークや構成によって、それぞれ意味や背景は大きく異なります。
また、赤白黒に見えても実際には別の色(特に緑)が含まれている場合もあり、正確に整理しないと混同しやすいテーマです。
この記事では、赤白黒の国旗を持つ国を「あいうえお順」で一覧にし、共通点・違い・色の意味まで一度で理解できる形に整理しています。
どうか、最後まで、見て言ってやってください。
赤白黒の国旗一覧
赤・白・黒を使った国旗を持つ国を、あいうえお順で整理した一覧をお届けします。
| 国旗 | 正式名称 | 地域 |
|---|---|---|
| イエメン共和国 | 中東 | |
| イラク共和国 | 中東 | |
| エジプト・アラブ共和国 | 北アフリカ | |
| シリア・アラブ共和国 | 中東 | |
| トリニダード・トバゴ共和国 | カリブ海 |
赤白黒という共通点はありますが、「横三色旗」×1、「横三色+中央要素」×3、「斜め構成」×1となりました。
トリニダード・トバゴ共和国以外の国旗は、色の置き方も一緒で、判断が難しいですね。
※これまでも、3色の国旗について、いくつか追いかけてきました。
なぜ赤白黒の国旗が多いのか
赤・白・黒の国旗が中東や北アフリカに多く見られるのは、共通した歴史的背景によるものです。
これらの国旗には、赤・白・黒を横に並べた構成が多く、さらに中央に国章や星、文字を配置して違いを表現するという共通点があります。
つまり、配色のベースは似ており、中央の要素で各国の個性を示す形になっています。
では、なぜこのような似た配色が広く使われているのでしょうか。
その理由が「汎アラブ色」と呼ばれる考え方です。
汎アラブ色とは、アラブ世界に共通する歴史や連帯を象徴する色の組み合わせで、本来は次の4色で構成されています。
- 赤:闘争・革命・犠牲
- 白:平和・希望
- 黒:歴史・苦難
- 緑:繁栄・大地・イスラム
この4色は、1916年のアラブ反乱をきっかけに広まり、その後、多くのアラブ諸国の国旗に取り入れられました。
その結果、赤・白・黒を基調とした国旗が集中して見られるようになり、似たデザインが多く存在するようになっています。
つまり、赤白黒の国旗の共通点は偶然ではなく、同じ歴史的ルーツから生まれた必然的な特徴と言えます。
赤・白・黒の意味
赤・白・黒は共通した意味を持つことが多いものの、各国の歴史によってニュアンスが異なります。
一般的には、赤は勇気や革命、白は平和や希望、黒は歴史や苦難を象徴する色とされています。
ただし、これは共通的な解釈であり、各国ごとの説明と合わせて理解することが重要です。
対象国ごとの色の意味
対象国の色の意味を整理すると、次の通りです。
| 正式名称 | 赤の意味 | 白の意味 | 黒の意味 |
|---|---|---|---|
| イエメン共和国 | 革命 | 純粋さ | 暗黒の時代 |
| イラク共和国 | 犠牲・闘争 | 理想・希望 | 苦難の歴史 |
| エジプト・アラブ共和国 | 革命・力 | 明るい未来 | 圧政の終焉 |
| シリア・アラブ共和国 | 解放闘争 | 平和 | 歴史 |
| トリニダード・トバゴ共和国 | 勇気・活力 | 純粋・平等 | 大地・強さ |
※各国政府・公的機関および国際的な資料をもとに整理
赤白黒の国旗を持つ国の特徴
赤白黒の国旗は似た構成が多いですが、それぞれの国旗には独自の歴史や意味があります。
ここでは、各国ごとの特徴を整理しながら、見分け方や背景をわかりやすく解説します。
イエメン共和国|もっともシンプルな赤白黒国旗
イエメン共和国の国旗は、赤・白・黒を横に並べただけの非常にシンプルな構成です。
中央に国章や文字が入っていないため、赤白黒の国旗の中では最も見分けやすいタイプと言えます。
現在の国旗は、1990年に北イエメンと南イエメンが統一された際に採用されました。
また、アラブ諸国の国旗に多い「中央のシンボル」が存在しないため、汎アラブ色の基本形に近い国旗として扱われることもあります。
イラク共和国|中央の文字が特徴
イラク共和国の国旗は、赤・白・黒の横三色をベースに、中央へ緑色のアラビア語が入っている点が特徴です。
書かれているのは「アッラーフ・アクバル(神は偉大なり)」という言葉で、イスラム文化との結びつきが強く表れています。
また、現在のデザインになるまでには複数回の変更が行われており、星の数や文字の配置が変わった時期もありました。
そのため、イラクの国旗は「赤白黒国旗の中でも変遷が多い国旗」と言えます。
エジプト・アラブ共和国|中央の鷲が最大の特徴
エジプト・アラブ共和国の国旗は、中央に配置された金色の鷲が最大の特徴です。
この鷲は「サラディンの鷲」と呼ばれ、アラブ世界の統一や力強さを象徴しています。
赤・白・黒の横三色だけを見るとイエメンやイラクと似ていますが、中央の国章があることで比較的見分けやすくなっています。
また、エジプトの国旗は、現在の多くのアラブ諸国の国旗デザインに影響を与えた存在としても知られています。
シリア・アラブ共和国|星が入る国旗
シリア・アラブ共和国の国旗は、赤・白・黒の横三色に加えて、中央へ星が配置されている点が特徴です。
歴史的には緑色の星が2つ入る構成で広く知られており、アラブ諸国の連帯を表す意味があるとされてきました。
近年は国旗デザインや配色の扱いに変化もありますが、「赤白黒の国旗」として認識している人は現在でも多く見られます。
そのため、検索意図としても重要な国旗の一つです。
トリニダード・トバゴ共和国|斜め構成の珍しいデザイン
トリニダード・トバゴ共和国の国旗は、今回紹介している国旗の中でも特に独特なデザインです。
多くの赤白黒国旗が横三色で構成されているのに対し、この国旗は赤地に黒の斜め帯、その両側に白い縁を入れる構成になっています。
また、中東・北アフリカの国旗とは異なり、汎アラブ色との直接的な関係はありません。
色についても、赤は国民の活力、白は平等や海、黒は国民の強さや大地を意味するとされており、アラブ諸国とは異なる背景を持っています。
似ている国旗の違い
赤白黒の国旗は非常に似ているため、見分け方を整理しておくことが重要です。
イエメン:シンプルな三色旗
イラク:中央に文字
エジプト:中央に国章
シリア:中央に星
トリニダード・トバゴ:斜め構成
先程も述べたように、中東の国旗は横三色旗であり、上記に書いたように、旗の中央に描かれた内容に注目することで判定が出来ます。
トリニダード・トバゴ共和国だけは、中東諸国と全く違うデザインなので、判定は簡単です。
※国旗の色の組み合わせごとに世界の国旗を一覧化した記事を作りました。
赤白黒に見えるが違う国旗
汎アラブ色の章で述べたように、赤・白・黒の印象が強いものの、これに「緑」が加えられた国旗が多々あります。
クウェート
スーダン
アラブ首長国連邦(UAE)
ヨルダン
ご覧のように、配色がよく似ていますが、緑が追加されたことで、多彩な種類に見えます。
これらも、汎アラブ色に基づく国旗ですが、「赤白黒のみの国旗」とは区別して理解しましょう。
まとめ
赤・白・黒の国旗は中東・北アフリカに多く見られ、汎アラブ色という共通の歴史背景を持っています。
そのため配色が似ている国旗が多く存在しますが、中央の国章・星・文字の違いによって識別できます。
また、この配色は本来4色(赤・白・黒・緑)で構成される思想の一部であるため、背景まで含めて理解することが重要です。
さらに、トリニダード・トバゴ共和国のように、同じ配色でも全く異なる意味を持つ国旗も存在します。
赤白黒の国旗を正しく理解するには、「配色」「中央の要素」「歴史背景」の3点をセットで捉えることがポイントです。
参考資料
- エジプト大統領府
- トリニダード・トバゴ外務省
- Encyclopaedia Britannica(Arab Revolt Flag)
- Encyclopaedia Britannica(Flag of Iraq)
- 世界の国旗(各国旗の基本情報まとめ)
※世界の国旗の記事群です。











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