イギリス国旗の意味とは?ユニオンジャックの由来や斜め線の理由まで解説
イギリス国旗といえば、赤・白・青が複雑に組み合わさった「ユニオンジャック」が有名です。
ただ、中央の十字だけでなく斜め線も入っているため、「なぜこの形なの?」と思ったことがある人も多いのではないでしょうか。
実は、イギリス国旗は単なるデザインではありません。
イングランド、スコットランド、アイルランドを表す要素が組み合わさっており、イギリスの歴史や成り立ちが反映されています。
この記事では、ユニオンジャックの意味、斜め線の正体、ウェールズの旗が入っていない理由、左右非対称と言われる理由までわかりやすく解説します。
イギリス国旗とは?ユニオンジャックの意味

イギリス国旗は、一般的に「ユニオンジャック(Union Jack)」と呼ばれています。
「ユニオン」には「連合」や「結合」という意味があり、複数の旗を組み合わせて作られたことに由来しています。
正式には「ユニオンフラッグ(Union Flag)」とも呼ばれますが、現在では「ユニオンジャック」という呼び名も広く定着しています。
また、「ジャック」という呼び名には諸説ありますが、船で使われる旗を意味したという説が有名です。
イギリス国旗は、複数の国がまとまったことを表す旗なのです。
こちらの記事では、国名が「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」となっています。
イギリス国旗は3つの旗を組み合わせてできている
現在のイギリス国旗は、イングランド、スコットランド、アイルランドを表す要素を重ね合わせて作られています。

ここを理解すると、「なぜ斜め線があるのか」がわかりやすくなります。
イングランド|中央の赤い十字
イギリス国旗の中央にある赤い十字は、イングランドを表しています。
これは、「聖ジョージ十字」と呼ばれる旗で、白地に赤い十字が特徴です。
現在でも、サッカーのイングランド代表などで使われています。
スコットランド|白い斜め十字
青地に白い斜め十字が入った旗は、スコットランドを表しています。
これは、「聖アンドリュー十字」と呼ばれるデザインです。
ユニオンジャックの青い背景と白い斜め線は、このスコットランド旗の要素が元になっています。
アイルランドを表す「聖パトリック十字」
ユニオンジャックの赤い斜め線は、アイルランドを表す「聖パトリック十字」が元になっています。
白地に赤い斜め十字が入ったデザインで、現在のアイルランド共和国国旗とは別のものです。
この赤い斜め線が加わったことで、現在のユニオンジャックはより複雑な形になりました。
なぜイギリス国旗にウェールズの旗は入っていないの?
イギリスは、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドで構成されています。
それなのに、ユニオンジャックにはウェールズ国旗で有名な赤いドラゴンが入っていません。

これは、ユニオンジャックが作られた当時の歴史が関係しています。
当時のウェールズは、すでにイングランド王国の一部として扱われていました。
そのため、独立した旗としてユニオンジャックに組み込まれなかったのです。
つまり、ウェールズが除外されたというより、「イングランド側に含まれていた」という考え方に近いです。
イギリス国旗は左右非対称って本当?
イギリス国旗は、一見すると左右対称に見えます。
しかし、実際には完全な左右対称ではありません。
特に、斜めの赤線と白線の位置を見ると、上下で配置が異なっています。
そのため、ユニオンジャックには正しい上下があります。


イギリス国旗とイングランド国旗の違い
イギリス国旗とイングランド国旗は、同じものではありません。


イギリス全体を表すのがユニオンジャック、イングランドだけを表すのが赤い十字の旗です。
イギリス国旗は、イングランド、スコットランド、アイルランドを表す要素を組み合わせたものになっています。
一方、イングランド国旗は、白地に赤い十字が入ったシンプルな旗です。
サッカーやラグビーでは、「イギリス代表」ではなく「イングランド代表」として出場することがあります。
そのため、スポーツ中継などでイングランド国旗を見かける場面も少なくありません。
ユニオンジャックはどこを見ると覚えやすい?
ユニオンジャックは複雑に見えますが、順番に見ると理解しやすくなります。
最初に中央の赤い十字を見ると、旗の中心がつかみやすくなります。
次に、背景の白い斜め線を見ると、全体の形が整理しやすくなります。
最後に、細い赤い斜め線を見ると、「複数の旗が重なっているデザイン」だと理解しやすくなります。
図解を使う場合は、「中央の赤い十字 → 白い斜め線 → 赤い斜め線」の順で色分けすると、初めて見る人でも覚えやすくなります。
イギリス国旗に似ている旗
イギリス国旗は、ほかの国や地域の旗にも影響を与えています。
特に、左上にユニオンジャックが入っている旗は、イギリスとの歴史的なつながりを示しています。
オーストラリア国旗

オーストラリア国旗の左上には、ユニオンジャックが入っています。
これは、オーストラリアとイギリスの歴史的な関係を示すものです。
ニュージーランド国旗

ニュージーランド国旗にも、左上にユニオンジャックが入っています。
オーストラリア国旗と似ていますが、星の数や色に違いがあります。
混同されやすい国旗としても有名です。
ハワイ州旗

ハワイ州旗にも、左上にユニオンジャックが使われています。
アメリカの州旗にイギリス国旗が入っている珍しい例として知られています。
まとめ
イギリス国旗「ユニオンジャック」は、イングランド、スコットランド、アイルランドを表す要素を組み合わせた国旗です。
中央の赤い十字、白い斜め線、赤い斜め線には、それぞれ意味があります。
また、ウェールズの旗が入っていない理由や、左右非対称になっている理由を知ると、イギリスの歴史や成り立ちも見えてきます。
複雑に見える国旗ですが、元になった3つの旗を知ることで、デザインの意味が理解しやすくなります。
参考資料
Union Jack|The Royal Family
UK flag protocol|The Flag Institute
Union Flag: FAQs|College of Arms
※世界の国旗の記事群です。









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