赤・黄色・緑の国旗はどこ?一覧と意味・見分け方を解説
世界にある国旗を見ていくシリーズ、今回は、赤・黄色・緑の色を持つモノを対象にしました。
今まで見てきた国旗と同様、赤・黄色・緑の3色が使われた国旗も、一見すると似ているものが多く、どの国が該当するのか分かりにくいです。
赤・黄色・緑の3色だけで構成される国旗は、カメルーンやギニア、セネガルなど11か国です。
このほか、ガーナやミャンマー、エチオピアのように、赤・黄色・緑に白・黒・青などを加えた国旗もあります。
この記事では、まず、赤・黄色・緑の3色だけを使った11か国を一覧で紹介し、さらに、ほかの色を含む代表的な国旗、よく似た国旗の見分け方、3色に込められた意味についても見ていきましょう。
赤・黄色・緑の3色を使った国旗一覧
赤・黄色・緑を使った国旗には、この3色だけで構成されたものと、白・黒・青など、ほかの色も含まれるものがあります。
ここでは、まず赤・黄色・緑だけを使った11か国を紹介し、続いて、ほかの色も使われている代表的な国旗を見ていきます。
| 国旗の配色 | 該当する主な国 |
|---|---|
| 赤・黄色・緑の3色だけ | カメルーン、ギニア、グレナダ、コンゴ共和国、セネガル、ブルキナファソ、ベナン、ボリビア、マリ、モーリタニア、リトアニア |
| ほかの色も含む | ガーナ、トーゴ、ミャンマー、エチオピアなど |
赤・黄色・緑だけを使った国旗は11か国ですが、ほかの色も含めると該当する国はさらに増えます。
赤・黄色・緑だけを使った11か国
赤・黄色・緑の3色だけを使った国旗は、全部で11か国あります。
該当する国を、あいうえお順に並べると次のとおりです。
| 国旗 | 国名 | 国旗の特徴 |
|---|---|---|
| カメルーン | 緑・赤・黄の縦三色で、中央に黄色い星がある | |
| ギニア | 赤・黄・緑の縦三色 | |
| グレナダ | 赤い枠の中に黄と緑を配し、複数の星がある | |
| コンゴ共和国 | 緑・黄・赤を斜めに配置 | |
| セネガル | 緑・黄・赤の縦三色で、中央に緑の星がある | |
| ブルキナファソ | 赤と緑の横二色で、中央に黄色い星がある | |
| ベナン | 左側が緑、右側が黄と赤 | |
| ボリビア | 赤・黄・緑の横三色 | |
| マリ | 緑・黄・赤の縦三色 | |
| モーリタニア | 緑地に黄色い月と星、上下に赤い帯がある | |
| リトアニア | 黄・緑・赤の横三色 |
11か国のうち8か国はアフリカにあります。
同じ3色を使っていても、色の並び、縦じまか横じまか、星の有無などに違いがあります。
なお、ボリビアの国旗には、中央に国章を入れた政府用のものもあります。
赤・黄色・緑にほかの色も含まれる国旗
赤・黄色・緑が目立つ国旗の中には、白・黒・青など、ほかの色も使われているものがあります。
代表的な国旗を挙げると、次のとおりです。
| 国旗 | 国名 | 赤・黄色・緑以外の色 |
|---|---|---|
| ガーナ | 中央の星に黒を使用 | |
| トーゴ | 星に白を使用 | |
| ミャンマー | 中央の星に白を使用 | |
| ポルトガル | 中央の紋章に白や青などを使用 | |
| エチオピア | 中央の円形部分に青を使用 |
これらの国旗も赤・黄色・緑を使っていますが、3色だけで構成された11か国には含めていません。
ここで紹介したのは代表例であり、紋章や小さな図柄に使われた色まで含めると、ほかにも該当する国旗があります。
なぜ赤・黄色・緑の国旗が多いのか
赤・黄色・緑だけを使った11か国のうち、8か国はアフリカにあります。
アフリカの国旗にこの3色が多い背景には、エチオピアの国旗が関係しています。
エチオピアは、アフリカの中でも長い独立の歴史を持つ国です。
そのため、緑・黄・赤を使ったエチオピアの国旗は、アフリカの独立を象徴する存在となりました。
20世紀にアフリカ諸国が次々と独立すると、多くの国がエチオピアの国旗に使われていた3色を取り入れました。
こうして広まった緑・黄・赤は、一般に「パンアフリカンカラー」と呼ばれています。
ただし、赤・黄色・緑を使ったすべての国旗が、パンアフリカンカラーに由来するわけではありません。
ボリビアやリトアニアなど、アフリカ以外の国では、それぞれの歴史や自然、国民に対する思いから、この3色が採用されています。
赤・黄色・緑は同じでも、色に込められた意味は国によって異なります。
それぞれの色が何を表しているのか、次の章で詳しく見ていきましょう。
赤・黄色・緑それぞれの意味
赤・黄色・緑は、国旗の中で独立、国土、自然、繁栄などを表す色として使われています。
ただし、同じ色でも、すべての国で同じ意味を持つわけではありません。
一般的には、赤は独立のために流された血や国民の勇気、黄色は太陽や国の豊かさ、緑は大地や農業、希望などを表すことが多くなっています。
実際に込められた意味は、それぞれの国の歴史や文化によって異なります。
国別に見る色の意味一覧
赤・黄色・緑だけを使った11か国について、それぞれの色が表す主な意味を一覧にしました。
| 国名 | 赤の意味 | 黄色の意味 | 緑の意味 |
|---|---|---|---|
| カメルーン | 国の統一 | 太陽、幸福、北部のサバンナ | 希望、南部の森林 |
| ギニア | 独立のための犠牲と労働 | 太陽、大地の富、正義 | 植物、国民の団結 |
| グレナダ | 国民の情熱、勇気、活力 | 知恵、太陽、国民の温かさ | 肥沃な土地、豊かな植物、農業 |
| コンゴ共和国 | 独立のための闘争と結び付けられる | 国民の友情と高潔さ | 農業と森林 |
| セネガル | 国民の犠牲、生命、行動する力 | 富、労働の成果、文化 | 希望、豊穣、イスラム教との結び付き |
| ブルキナファソ | 革命 | 革命を導く光 | 国土の豊かさと希望 |
| ベナン | 祖先の勇気 | 国の富 | 希望と再生 |
| ボリビア | 国を守った英雄たちの血 | 鉱物資源などの国の富 | 自然の豊かさと希望 |
| マリ | 独立のために流された血 | 国の豊かさと鉱物資源 | 肥沃な土地と希望 |
| モーリタニア | 独立のために払われた犠牲 | サハラ砂漠、月と星はイスラム教の象徴 | イスラム教、明るい未来への希望 |
| リトアニア | 大地、勇気、祖国のために流された血 | 太陽、光、繁栄 | 自然の美しさ、自由、希望 |
このように、赤・黄色・緑には似た意味が見られる一方、国ごとに独自の歴史や文化も反映されています。
色だけでなく、星や月などの図柄にも意味が込められている国旗があります。
配置で見分ける赤・黄色・緑の国旗
赤・黄色・緑を使った国旗は、色の並びだけでなく、縦じまか横じまか、星や月があるかに注目すると見分けやすくなります。
特に似ている国旗を中心に、配置ごとの違いを確認してみましょう。
縦三色タイプ
縦三色の国旗は、カメルーン、ギニア、セネガル、マリの4か国です。
色の順番と、中央に星があるかどうかが見分けるポイントになります。
| 国名 | 左からの色 | 星 | 見分けるポイント |
|---|---|---|---|
| 緑・赤・黄 | 黄色い星 | 中央の赤い部分に黄色い星がある | |
| 赤・黄・緑 | なし | 左側が赤で、マリとは色の順番が反対 | |
| 緑・黄・赤 | 緑の星 | 中央の黄色い部分に緑の星がある | |
| 緑・黄・赤 | なし | セネガルと同じ色の並びだが、星がない |
ギニアは赤から始まり、ほかの3か国は緑から始まります。
緑・黄・赤の並びでは、緑の星があるのがセネガル、星がないのがマリです。
カメルーンは中央が赤く、その中に黄色い星があるため見分けられます。
横三色タイプ
横三色の国旗は、ボリビアとリトアニアです。
使われている3色は同じですが、上からの順番が異なります。
| 国名 | 上からの色 | 見分けるポイント |
|---|---|---|
| 赤・黄・緑 | 上が赤、下が緑 | |
| 黄・緑・赤 | 上が黄、下が赤 |
上が赤ならボリビア、上が黄色ならリトアニアと覚えると見分けやすいでしょう。
なお、ボリビアの国旗は、中央に国章が入った政府用の国旗もあります。
その他の配置
グレナダ、コンゴ共和国、ブルキナファソ、ベナン、モーリタニアは、縦三色や横三色とは異なる配置です。
それぞれ形に大きな特徴があるため、比較的見分けやすい国旗です。
| 国名 | 配置 | 見分けるポイント |
|---|---|---|
| 赤い枠の内側を黄と緑に分割 | 複数の星と、左側に描かれたナツメグが特徴 | |
| 緑・黄・赤を斜めに配置 | 黄色い帯が左下から右上へ伸びる | |
| 上が赤、下が緑 | 中央に黄色い星がある | |
| 左が緑、右上が黄、右下が赤 | 縦と横を組み合わせた配置 | |
| 緑地の上下に赤い帯 | 中央に黄色い月と星がある |
斜めに3色を配置したものがコンゴ共和国、左側だけを緑にしたものがベナンです。
黄色い星が中央にある横二色旗はブルキナファソ、黄色い月と星がある緑地の国旗はモーリタニアです。
グレナダは複数の星やナツメグが描かれており、ほかの国旗とは大きくデザインが異なります。
※国旗の色の組み合わせごとに世界の国旗を一覧化した記事を作りました。
まとめ
赤・黄色・緑の国旗は、主にアフリカを中心に見られる特徴的な配色です。
本記事では、3色のみで構成される国旗に限定し、正式名称・あいうえお順で整理しました。
また、色の意味や配置による違いを知ることで、似ている国旗でも見分けやすくなります。
一覧だけでなく背景まで理解することで、国旗への理解はより深まるでしょう。
※世界の国旗の記事群です。











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