一粒万倍日にすると良いこと・やってはいけないこと!意味や過ごし方も解説
一粒万倍日は、新しいことを始めるのに縁起が良いとされる日です。
仕事や貯金、財布の使い始めなどに良いとされる一方、借金や借り物など、避けた方がよいこともあります。
この記事では、『高島暦』の記述をもとに、一粒万倍日の意味や読み方、すると良いこと、やってはいけないことをわかりやすく解説します。
一粒万倍日とは?読み方と意味
一粒万倍日は「いちりゅうまんばいび」または「いちりゅうまんばいにち」と読み、新しいことを始めるのに縁起が良いとされる日です。
『高島暦』では、一粒の籾(もみ)をまいておけば、やがて万倍もの籾を実らせる稲穂になるという意味から、わずかなものでも時が来れば大きく増えることのたとえとされています。
この考え方から、一粒万倍日は、物事の成功を願って新しいことを始める「事始め」に用いられてきました。
特に、新規事業の開始や金銭に関すること、物の収納などに良いとされています。
ただし、一粒万倍日は良いことだけが増える日という意味ではありません。
借金や借り物をすると、後になって苦労の種が大きくなるとも考えられています。
つまり、一粒万倍日は、良いことも悪いことも、後になって大きくなるという意味を持つ日なのです。
一粒万倍日にすると良いこと
一粒万倍日は、これから大きく育てたいことを始めるのに良いとされています。
『高島暦』では、特に新規事業の開始や金銭に関すること、物の収納などが挙げられています。
ここでは、昔からの考え方に加え、現代の生活で縁起が良いとされる行動も紹介します。
新しい仕事や事業を始める
一粒万倍日は、新しい仕事や事業を始めるのに良い日とされています。
小さく始めたことが、やがて大きな成果につながるという一粒万倍日の意味に合っているためです。
開業・開店や新しい仕事への挑戦、副業の開始などが考えられます。
また、資格取得に向けた勉強や、新しい技術を身につけるための学習を始める日としてもよいでしょう。
大きな事業でなくても、将来の目標に向けて最初の一歩を踏み出すことに意味があります。
貯金や資産形成を始める
『高島暦』では、一粒万倍日は金銭に関することに良いとされています。
そのため、将来に向けてお金を蓄える行動を始める日としても縁起が良いと考えられます。
例えば、次のような行動です。
- 新しく貯金を始める
- 毎月の積立を始める
- 貯金用の口座を開設する
- 将来に向けた資産形成を始める
ただし、一粒万倍日に始めたからといって、必ずお金が増えるわけではありません。
縁起の良い日をきっかけに、無理のない貯蓄計画を立てることが大切です。
財布を使い始める
一粒万倍日は、新しい財布を使い始める日としても人気があります。
財布はお金を入れる物なので、一粒万倍日の「小さなものが大きく増える」という意味に結び付けて、金運を願う習慣があります。
すでに新しい財布を購入している場合は、一粒万倍日まで保管しておき、その日から使い始めるのもよいでしょう。
なお、財布の新調や使い始めは、一粒万倍日の意味を現代の生活に当てはめた縁起担ぎの一つです。
物を収納する
『高島暦』では、一粒万倍日は物を収納することにも良いとされています。
一粒の籾が万倍に増えるという意味から、物を納め、蓄えることにも縁起が良いと考えられています。
大切な物を保管するなど、物を収納する機会に当てはめるとよいでしょう。
結婚・入籍する
一粒万倍日は、結婚や入籍にも縁起が良いとされています。
結婚は二人で新しい生活を始める大きな節目であり、幸せが末永く続くことを願う意味で、一粒万倍日を選ぶ人もいます。
結婚式や入籍日を決める際には、大安や天赦日など、ほかの吉日と重なる日を選ぶ考え方もあります。
ただし、結婚や入籍に適した日かどうかは、二人の都合や家族の意向も大切です。
縁起だけにこだわらず、納得できる日を選ぶとよいでしょう。
特別な予定がない日の過ごし方
一粒万倍日だからといって、必ず大きなことを始める必要はありません。
特別な予定がない場合でも、以前から読みたかった本を読み始めたり、毎日の運動を始めたりするなど、小さな行動を起こす日にできます。
将来の目標を決め、その実現に向けて最初の一歩を踏み出すのもよいでしょう。
一粒万倍日にやってはいけないこと
『高島暦』では、一粒万倍日に借金や借り物をすることは避けるべきとされています。
ここでは、その考え方をもとに、一粒万倍日に控えた方がよいとされる行動を紹介します。
借金や借り物をする
一粒万倍日に避けるべきこととして、代表的なのが借金や借り物です。
『高島暦』では、この日に人から物を借りたり借金をしたりすると、後になって苦労の種が大きくなるとされています。
そのため、新たな借り入れや、人から物を借りることは避けた方がよいと考えられています。
なお、借金をすることと、すでにある借金を返済することは異なります。
借金の返済や借りた物を返すことまで、避ける必要はないでしょう。
無駄遣いや衝動買いをする
一粒万倍日は、無駄遣いや衝動買いも控えた方がよいと考えられています。
お金の使い方が乱れると、その後も無駄な出費が重なることを連想させるためです。
特に、必要のない物を借金して購入することは、借金を避けるという一粒万倍日の考え方にも反します。
ただし、買い物そのものが悪いわけではありません。
人と争ったり悪口を言ったりする
一粒万倍日は、人との争いや悪口も避けた方がよいといわれています。
小さな争いが大きなトラブルに発展したり、悪口が人間関係の悪化につながったりすることを連想させるためです。
ただし、これは『高島暦』に明記された禁止事項ではなく、良いことも悪いことも大きくなるという意味から広げた考え方です。
この日に限らず、周囲の人との良好な関係を大切にすることが望ましいでしょう。
一粒万倍日にお金を下ろす・買い物をするのは良い?
一粒万倍日は金銭に関することに良いとされていますが、お金を下ろしたり、買い物をしたりすることについては、迷う方もいるでしょう。
ここでは、それぞれの行動をどう考えればよいのか解説します。
お金を下ろすのは良い?
一粒万倍日に銀行やATMからお金を下ろすことは、避ける必要はありません。
国立国会図書館の「日本の暦」では、一粒万倍日に良いこととして「出金」が挙げられています。
現代の銀行やATMから預金を引き出す行為も、これに当てはめて考えることができます。
また、自分の預金を下ろすことと、借金をすることは異なります。
生活費などを引き出すのであれば、借金が増えることを心配する必要はありません。
ただし、カードローンなどで新たにお金を借りる場合は、借金を避けるという一粒万倍日の考え方に当てはまります。
買い物をするのは良い?
一粒万倍日に買い物をすること自体は、悪いことではありません。
例えば、新しい仕事に必要な道具や、これから長く使う物を購入することは、将来につながる行動として縁起が良いと考えられます。
一方、借金を伴う買い物は、一粒万倍日に避けるべきとされる行動に当てはまります。
そのため、買い物をするかどうかは、購入する目的や支払い方法も考えて判断するとよいでしょう。
一粒万倍日と天赦日が重なる日は?
一粒万倍日と天赦日が重なる日は、特に縁起が良い日として注目されています。
天赦日(てんしゃにち・てんしゃび)は、暦の上で万事にわたって吉とされる日です。
一粒万倍日が物事を始めるのに良い日とされるのに対し、天赦日はさまざまなことに吉とされる日という違いがあります。
この二つが重なる日は、開業や結婚・入籍、財布の使い始めなど、新しいことを始める日として選ばれています。
ただし、天赦日と重なったからといって、必ず成功するわけではありません。
縁起の良い日を、新しい一歩を踏み出すきっかけとして考えるとよいでしょう。
一粒万倍日と大安・仏滅が重なる日は?
一粒万倍日は、大安や仏滅と重なることもあります。
大安・仏滅は六曜の一つで、一粒万倍日とは異なる基準で決められています。
大安は万事に吉とされる日なので、一粒万倍日と重なる日は、特に縁起が良い日として選ばれることがあります。
一方、仏滅は万事に凶とされる日です。
一粒万倍日と仏滅が重なった場合、どちらを重視するかについて、統一された決まりはありません。
六曜と一粒万倍日は別々の暦注なので、それぞれの意味を理解したうえで、日取りを決めるとよいでしょう。
仏滅の意味や避けた方がよいことについては、「仏滅にやってはいけないこと」の記事で詳しく解説しています。
まとめ
一粒万倍日は、一粒の籾が万倍にも実るという意味から、物事を始めるのに縁起が良いとされる日です。
『高島暦』では、新規事業の開始や金銭に関すること、物の収納などに良いとされる一方、借金や借り物は避けるべきとされています。
新しい仕事や貯金、財布の使い始めなど、将来につながる行動を始めるきっかけとして、一粒万倍日を活用してみてはいかがでしょうか。







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