木へんに王の漢字は「枉」!読み方・意味と成り立ちを解説
木へんに「王」と書く漢字は「枉」です。
「枉」は音読みで「オウ」、訓読みで「まがる」「まげる」「まげて」などと読みます。
日常生活ではあまり見かけませんが、「曲がる」「道理を曲げる」「無実の罪」など、複数の意味を持つ漢字です。
この記事では、「枉」の読み方や意味、漢字の成り立ち、使われている言葉などを分かりやすく解説します。
木へんに王の漢字「枉」の読み方と意味
木へんに王と書く「枉」の基本情報は、次のとおりです。
枉
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 部首 | 木(きへん) |
| 画数 | 8画 |
| 音読み | オウ |
| 訓読み | まがる・まげる・まげて・いたずらに |
| 意味 | 曲がる・曲げる・道理を曲げる・無実の罪・わざわざ・むだに |
| 漢字の種類 | 表外漢字・JIS第2水準漢字 |
「枉」は、漢字検定では1級に配当されている難しい漢字です。
「枉」の読み方
「枉」の音読みは「オウ」です。
訓読みでは「まがる」「まげる」「まげて」「いたずらに」などと読みます。
「枉」一字を日常生活で目にする機会は少なく、主に「枉法(おうほう)」や「冤枉(えんおう)」などの言葉に使われます。
「枉」の意味
「枉」の基本となる意味は、「曲がる」「曲げる」です。
木などのまっすぐなものを押し曲げることから、道理や法律、事実などを無理に曲げるという意味にも使われるようになりました。
さらに、事実をゆがめて罪を押しつけることから、「無実の罪」という意味もあります。
このほか、「まげて」「わざわざ」「むだに」といった意味でも使われます。
木へんの漢字ですが、樹木や植物の名前を表す漢字ではありません。
「枉」の書き順
「枉」は、木へんを4画で書いた後、右側の「王」を4画で書きます。

「王」は、上の横線、中央の横線、縦線、下の横線の順に書き、全部で8画です。
※木へんの漢字なのに植物を指さない漢字を集めた記事を作りました。
「枉」の由来と漢字の成り立ち
「枉」は、「木」と「王」を組み合わせた形声文字です。
形声文字とは、意味を表す部分と読みを表す部分を組み合わせて作られた漢字をいいます。
「枉」では、「木」が意味に関わり、「王」が「オウ」という読みを表しています。
「漢字源」では、「王」には丸みを帯びた形をなすイメージがあり、「枉」は木をへこませて曲げる様子を表すとされています。
そこから、「曲がる」「曲げる」という意味が生まれ、さらに「道理や法律を曲げる」「事実をゆがめて罪を押しつける」という意味へ広がりました。
また、「枉」は、すねが曲がることを表す「尩(オウ)」や、くぼんだ水たまりを表す「汚」と同源の漢字とされています。
「枉」のつく言葉
「枉」は日常生活で見かける機会の少ない漢字ですが、いくつかの言葉に使われています。
代表的なものを見てみましょう。
| 言葉 | 読み方 | 意味 |
|---|---|---|
| 枉法 | おうほう | 法律や道理を曲げること |
| 枉駕 | おうが | 本来の道筋を曲げて、わざわざ立ち寄ること。相手の来訪を敬っていう言葉 |
| 冤枉 | えんおう | 事実を曲げて罪を着せること。また、無実の罪 |
いずれの言葉にも、「曲げる」という「枉」の基本的な意味が含まれています。
「枉法」では法律を曲げること、「枉駕」では道筋を曲げて立ち寄ること、「冤枉」では事実を曲げて無実の罪を着せることを表しています。
「枉」は名前に使える?
「枉」は常用漢字にも人名用漢字にも含まれていないため、子どもの名前には使用できません。
戸籍に登録する子どもの名前に使える漢字は、原則として常用漢字と人名用漢字に限られています。
また、「枉」には「曲げる」「道理をゆがめる」「無実の罪」といった意味があります。
名前に使える漢字であったとしても、名付けには取り入れにくい意味を持つ漢字といえるでしょう。
まとめ
木へんに王と書く漢字は「枉」です。
音読みでは「オウ」、訓読みでは「まがる」「まげる」「まげて」などと読みます。
「枉」の基本的な意味は「曲がる」「曲げる」です。
そこから、道理や法律を曲げる、事実をゆがめて罪を着せるという意味にも使われるようになりました。
「枉法」「枉駕」「冤枉」などの言葉にも、「曲げる」という共通した意味が含まれています。
「枉」は日常ではあまり見かけない表外漢字であり、子どもの名前にも使用できません。
木へんの漢字ですが、樹木や植物ではなく、「曲がること」や「道理を曲げること」を表す漢字です。
参考資料
上級漢和辞典 漢字源 改訂第六版(学研)
※気づけば木へんの記事も増えてきました










60爺




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