木へんに困るの漢字は「梱」!読み方・意味と成り立ちを解説
木へんに「困る」と書く漢字を見て、何と読むのか気になった方も多いでしょう。
この漢字は「梱」で、音読みでは「コン」と読みます。
荷造りを意味する「梱包」や、一つの包みに別の品物を一緒に入れる「同梱」などで目にする漢字です。
ただし、「梱」には荷物を包むという意味だけでなく、門の内外を仕切る横木や、竹・柳で編んだ入れ物を表す意味もあります。
本記事では、木へんに困ると書く「梱」の読み方と意味、漢字の成り立ちや使われている言葉を分かりやすく紹介します。
木へんに困るの漢字は「梱」!読み方と意味
木へんに「困る」と書く漢字は「梱」です。
まずは、「梱」の基本情報を確認しましょう。
梱
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 部首 | 木(きへん) |
| 画数 | 11画 |
| 音読み | コン |
| 訓読み | しきみ、こうり、こう・る、こ・る |
| 意味 | 門の内外を仕切る横木、棒や薪をそろえて縛ったもの、縛る、竹や柳で編んだ入れ物 |
| 漢字の種類 | 常用漢字外 |
「梱」は一般に「コン」と読み、「梱包」「同梱」「開梱」などの言葉に使われています。
「梱」の読み方
「梱」の音読みは「コン」です。
「梱包(こんぽう)」「同梱(どうこん)」「開梱(かいこん)」など、現在使われる言葉では音読みの「コン」が中心です。
訓読みには「しきみ」「こうり」「こうる」「こる」があります。
「こうり」「こり」は、竹や柳などで編んだ箱形の入れ物を表す読み方です。
また、「こうる」「こる」と読む場合は、物を縄などで縛ってまとめることを表します。
「梱」の意味
「梱」には、もともと門の内側と外側を区切る横木という意味があります。
出入り口に設けられた仕切りの木で、敷居に近いものを表しました。
そこから、棒や薪などをそろえて縛ったものや、物を縛ってひとまとめにするという意味でも使われるようになりました。

日本では、竹や柳などで編んだ入れ物を「こうり」「こり」と読む用法もあります。

現在よく目にするのは「梱包」「同梱」「開梱」などで、荷物を包んでまとめることや、荷物を一緒に入れることに関係して使われています。
植物の「樒(しきみ)」とは意味が異なるので注意しましょう。
「梱」の書き順
「梱」は全部で11画です。

左側の「木」を書いてから、右側の「困」を書きます。
「困」の中にある「木」を先に書き、最後に外側の囲いを閉じる横線を書きましょう。
以上のように、梱は木へんの漢字なのに植物を指さない漢字ですが、木へんの漢字なのに植物を指さない漢字を集めた記事を作りました。
「梱」の由来と漢字の成り立ち
「梱」は、「木」と「困」を組み合わせた形声文字です。
「困」は「コン」という音を表すとともに、周囲を囲って中に閉じ込めるという意味を持ちます。
これに「木」を組み合わせ、出入りを押さえて内部に閉じ込める仕切りの木を表しました。
この仕切りの木が「しきみ」で、門の内側と外側を区切る横木を指します。
その後、物をひとまとめにして縛るという意味でも使われるようになり、現在の「梱包」や「同梱」などの言葉につながっています。
「梱」のつく言葉
「梱」は、現在では荷物を包んだり、まとめたりする言葉に多く使われています。
代表的な言葉を見ていきましょう。
| 言葉 | 読み方 | 意味 |
|---|---|---|
| 梱包 | こんぽう | 品物を包んだり箱に入れたりして、運べる状態にすること |
| 同梱 | どうこん | 一つの包みや箱の中に、別の品物を一緒に入れること |
| 開梱 | かいこん | 梱包された荷物を開けること |
いずれも、荷物の発送や受け取りの場面でよく使われる言葉です。
「梱包」の読み方と意味
「梱包」は「こんぽう」と読みます。
品物を紙や緩衝材で包んだり、箱に入れて固定したりして、運搬できる状態にすることです。
配送中の衝撃や汚れから品物を守る目的もあります。
「梱包する」「梱包材」のように使われます。
「梱包」は「捆包」とも書きますが、現在は一般に「梱包」の表記が使われています。
「同梱」の読み方と意味
「同梱」は「どうこん」と読みます。
一つの箱や包みの中に、複数の品物を一緒に入れることです。
商品に説明書や付属品が入っている場合のほか、複数の商品を一つの荷物として発送する場合にも使われます。
「開梱」の読み方と意味
「開梱」は「かいこん」と読みます。
梱包された箱や包みを開け、中の品物を取り出すことです。
「荷ほどき」とほぼ同じ意味ですが、商品の配送や搬入などでは「開梱」という表現がよく使われます。
「梱(こり)」は綿糸を数える単位
「梱」は「こり」と読み、綿糸などを荷造りしたものを数える単位として使われます。
綿糸の場合、一梱は約400ポンドで、およそ181キログラムに相当します。
「梱」は荷物をまとめたものを表す漢字であることから、そのまとまりを数える単位にも使われるようになりました。
「梱」は名前に使える?
「梱」は常用漢字にも人名用漢字にも含まれていないため、子どもの名前には使用できません。
「梱包」や「同梱」のように、荷物を包んだりまとめたりする言葉を連想しやすいことから、名付けに向いた意味を持つ漢字ともいいにくいでしょう。
また、「梱」一文字の苗字や、「梱」を含む苗字についても確認できませんでした。
「梱」は日常生活で見かける機会のある漢字ですが、主に荷物の梱包や配送に関係する言葉で使われています。
まとめ
木へんに「困る」と書く漢字は「梱」です。
音読みでは「コン」、訓読みでは「しきみ」「こうり」「こり」「こうる」などと読みます。
もともとは門の内側と外側を区切る仕切りの木を表し、そこから物をそろえて縛ることや、ひとまとめにすることも意味するようになりました。
現在では、「梱包」「同梱」「開梱」など、荷物を包んだり開いたりする場面で使われています。
「梱」は常用漢字・人名用漢字ではないため、子どもの名前には使用できません。
木へんの漢字ですが、樹木や植物ではなく、木で作られた仕切りや物をまとめることに関係する漢字です。
参考資料
上級漢和辞典 漢字源 改訂第六版(学研)
数え方の辞典(小学館)
※気づけば木へんの記事も増えてきました










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