百日紅の読み方は?「さるすべり」と読む理由や意味をわかりやすく解説
「百日紅」という漢字を見て、「どう読むの?」と思ったことはありませんか。
公園や庭でよく見かける植物ですが、「さるすべり」という少し変わった読み方をするため、難読漢字として紹介されることも多い植物です。
また、「ひゃくじつこう」という読み方を聞いたことがある人もいるでしょう。
この記事では、百日紅の正しい読み方、「さるすべり」と呼ばれる理由、漢字の意味、「ひゃくじつこう」との違いまで、わかりやすく解説します。
百日紅の読み方は「さるすべり」


百日紅は、「さるすべり」とよみます。
夏から秋にかけて長く花を咲かせる植物で、公園や街路樹、庭木としてもよく見かけます。
「百日紅」という字だけを見ると、「ひゃくにちこう」や「ひゃくじつべに」のように読みたくなりますが、一般的な読み方は「さるすべり」です。
「ひゃくじつこう」と読むこともある
百日紅は、「ひゃくじつこう」と読む場合もあります。
こちらは漢字を音読みした読み方です。
辞書では「さるすべり」のほか、「ひゃくじつこう」という読みも確認できます。
ただし、日常会話では「さるすべり」の方が一般的です。
なぜ百日紅を「さるすべり」と読むの?
「百日紅」という漢字から、「さるすべり」という読み方を想像するのは難しいですよね。
これは、「百日紅」という漢字の意味と、「さるすべり」という和名の由来が別だからです。
「百日紅」は花が長く咲くことに由来
「百日紅」という漢字は、花が長い期間咲き続けることに由来するとされています。
百日紅は、夏から秋まで長く花を咲かせる植物です。
実際に100日ぴったり咲くわけではありませんが、「長く咲く花」という意味を込めて、「百日紅」という漢字が使われるようになりました。
中国名に由来する表記とも言われています。
「さるすべり」は木肌が滑らかなことに由来
一方、「さるすべり」という名前は、幹の表面が非常になめらかなことに由来します。
木肌がツルツルしており、「猿でも滑りそうだ」とたとえられたことから、「さるすべり」と呼ばれるようになったとされています。
ただし、実際に猿が登れないわけではありません。
木肌の滑らかさを表現した名前です。
百日紅は熟字訓?
「百日紅」は、この3つの連なった熟字においてのみ「さるすべり」と読まれます。
このように、漢字の音読みとは異なる読み方をするため、熟字訓として扱われます。
熟字訓とは、漢字を一文字ずつ音読み・訓読みするのではなく、熟字全体に対して日本語の読みを当てる読み方を指します。
たとえば、「百合(ゆり)」「山葵(わさび)」「無花果(いちじく)」「長閑(のどか)」「東風(こち)」などが、その代表例です。
百日紅も、「百」「日」「紅」をそのまま読んで「さるすべり」にはならないため、難読漢字として紹介されたりします。
百日紅・猿滑・紫薇の違いは?
サルスベリの漢字表記ですが、今回のテーマである「百日紅」の他に、デジタル大辞泉にも出てきた別表記があります。
- 猿滑
- 紫薇
このうち、日本で最も一般的なのが「百日紅」です。
「猿滑」は、上述した、幹が滑らかなことから付いた和名を、そのまま漢字にした表記です。
一方、「紫薇」は、花木図鑑によると、唐(618〜907年)の時代、首都であった長安の紫薇宮廷に多く植えられたことからついた名前と言われます。
百日紅のような難読漢字をもっと見たい場合は、難読漢字クイズの記事も参考になります。
百日紅と千日紅は別の植物


名前が似ているため、「百日紅」と「千日紅」を混同する人もいます。
しかし、これは別の植物です。
- 百日紅:サルスベリという木
- 千日紅:丸い花を付ける別の植物
名前は似ていますが、種類も見た目も異なります。
百日紅(さるすべり)は庭木として人気がある一方、「植えてはいけない」と言われることもあります。
理由については、こちらの記事で詳しく解説しています。
まとめ
百日紅の読み方は、「さるすべり」です。
また、「ひゃくじつこう」と読む場合もあります。
「百日紅」は花が長く咲くことに由来し、「さるすべり」は木肌が滑らかなことに由来しています。
漢字の意味と和名の由来が異なるため、難読漢字として紹介されることも多い植物です。
読み方だけでなく、名前の由来まで知ると、百日紅という植物をより覚えやすくなります。
参考資料
漢字ペディア「百日紅」
サルスベリ|コトバンク
サルスベリ|Wikipedia
さるすべり|花木図鑑
※気づけば「言い方・呼び方・読み方」の記事も増えてきました











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