エクセルでプラスマイナスを表示！初心者向けに手順を交えてご紹介
エクセルで数値データを扱う際、「プラス」と「マイナス」をひと目で区別できるようにしたいと思ったことはありませんか？
特に売上管理や予算管理などでは、増減がすぐにわかる表示が重要です。
この記事では、エクセルで数値のプラスマイナスをわかりやすく表示する方法を、初心者にもわかりやすく手順を示しながらご説明します。
合わせて、色を使ってプラスは青、マイナスは赤といった視覚的な工夫を加えるテクニックもご紹介します。
ちょっとした設定で、作成した表が見た目もぐっと見やすくなり、データ分析や報告資料作成が一層と素晴らしいモノになります。
どうか最後までご覧になって、今日からすぐ使えるテクニックを是非、自分の物にしてください。
エクセルで数字をプラスマイナス表示
エクセルでは、数字のマイナスは「-100」と表示されますが、プラスは「100」になり、通常、「+」符号は表示されません。
これらの数字にプラスだったら「+」、マイナスだったら「-」符号を表示することは可能でしょうか。
エクセルで数値データを扱う際、「プラス」と「マイナス」をひと目で区別できるようにしたい場合、書式設定を行うことで簡単に実現できます。
その手順を紹介しましょう。
ベースは次の表です。
まず、プラスマイナス表示したいセルをまとめて指定しましょう。
右クリックしてプルダウンメニューを表示して「セルの書式設定」をクリックします。
「セルの書式設定」画面で、表示形式タブの「ユーザー定義」をクリックします。
「ユーザー定義」の種類から「#,##0;-#,##0」をクリックします。
種類に「#,##0;-#,##0」が入りますので先頭に「+」を追加し、
をクリックします。
数字にプラスが付加されました。
ご覧のように、プラスの数字には「+」が付加されました。
合わせて3桁区切りで「,」を入れています。
この「,」が要らないのなら、上記の「ユーザー定義」に「+0;-0」と入力してください。
すると、ご覧のように、区切り記号が消えました。
書式設定を変更するだけで、簡単にプラス表示を追加できました。
※エクセルでできないこと・できることをまとめた記事を書いています。
⇒ エクセルで「できない」ことはない？様々な機能のできないを探った
色付けして見やすくするには
この章では、表をもっと見やすくするため、例えば、プラスの数字には青、マイナスの数には赤というように色別に分ける方法をご紹介しましょう。
０の表示を変更
色別の方法を述べる前に、ちょっと寄り道をします。
出来上がった表をよく見ると、0に対して「+」表示がされていますね。
これ、マイナスの付いていない数字には「+」が付加されるため、このような表示になったのです。
気になる方もいらっしゃるかもしれませんので、0だったら「±0」にしてみましょう。
まず、全体のセルをまとめて指定しましょう。
次に、先程と同様にセルの書式設定を出しましょう。
種類に「+#,##0;-#,##0」が入っているので、この式の後ろに「;±0」を追加します。
をクリックすると、先程の「+0」が「±0」に変更されました。
色付けして見やすくする
さて、それでは、それぞれに色付けを行い、表をもっと見やすくしましょう。
設定できる色ですが、「黒」、「緑」、「白」、「青」、「紫」、「黄」、「水」、「赤」の８色です。
指定する際は、[緑]というように角カッコで囲みます。
今回は、プラスの数字には青、マイナスの数には赤、0は緑にしてみましょう。
全体のセルをまとめて指定しましょう。
次に、先程と同様にセルの書式設定を出しましょう。
種類に「+#,##0;-#,##0;±0」が入っているので、それぞれに色を指定して「[青]+#,##0;[赤]-#,##0;[緑]±0」にします。
をクリックすると色付けがなされました。
カーソルを動かすとより見やすくなりますね。
色を変えると段違いに見やすさが上がりますね。
ユーザー定義「+#,##0;-#,##0;±0」について
今回、プラスマイナス表示をするのに、「+#,##0;-#,##0;±0」を使用しました。
この内容について説明して記事を終わりたいと思います。
「+#,##0;-#,##0;±0」をよく見ると「;」で3つに分けられます。
- +#,##0：プラス
- -#,##0：マイナス
- ±0：０
これにより、数字がプラスなら「+#,##0」が適用され、「+」記号のついた3桁区切りの数字が表示されるのです。
数字がマイナスなら「-#,##0」が適用され、「-」記号のついた3桁区切りの数字が表示されます。
０であれば、「±0」が適用され、「±0」が表示されます。
上述した区切り不要の「+0;-0」は「;」で2つに分けられ、この場合は、数字がプラス（0も含む）なら「+0」が適用され、数字がマイナスなら「-0」が適用されるのです。
ユーザー定義の中には、ここで使用した表示形式の他にも、たくさんの形式があります。
興味のある方は試してみるのも面白いでしょう。
最後に
エクセルで数値データを扱う際、数値のプラスマイナスをわかりやすく表示する方法を、初心者にもわかりやすく手順を示しながらご説明しました。
合わせて、色を使ってプラスは青、マイナスは赤といった視覚的な工夫を加えるテクニックも紹介しました。
「セルの書式設定」の「ユーザー定義」の設定から、プラス表示、マイナス表示、ついでに、０の表示をも変えることが出来ました。
今日からすぐ使えるテクニックですので、やり方をマスターしましょう。
■追記：エクセルをテーマに記事をいくつか書いています
60爺
60路を越え、RaspberryPi と出会い、その関係でブログ開設（2017/2～）となりました。始めてみると、コツコツやるのが性に合ってしまい、漢字の記事から家の補修・将棋・windows10関係・別名・言い方などジャンルを拡大して今に至ってます。まだまだ、元気なので新たな話題を見つけて皆様に提供できればと思っています。「プロフィールはこちら」